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素人だから言えることもある

インターネット

全てをオープンにすれば人間は幸せになる?

フェイスブックで検索サービス 朝日新聞で、こんな記事があった。フェイスブックに新検索サービス 10億人の略歴対象 【デトロイト=畑中徹】世界最大の交流サイトを運営する米フェイスブックは15日、利用者が投稿したコンテンツを簡単に検索できるサービ…

伊藤穰一氏インタビュー補足情報

メディアラボ所長就任について伊藤穣一氏:私の経歴を見れば、私はまるで、まったく落ち着きがなく、何事にも集中できない人間のように見えるでしょう。MITメディアラボは、このような「すべてに関する興味」を組織化して相互関連性を持たせ、「境界線から、…

抜き書き「“混とん”に飛びこめ!MITメディアラボ所長 伊藤穰一」

10月3日に「クローズアップ現代」で“混とん”に飛びこめ!MITメディアラボ所長 伊藤穰一という番組が放送された。佐々木俊尚氏が、ネット上のあらゆるブログの中から選び出して紹介する人を「キュレーター」としているが、ここに登場する伊藤穰一氏は、異…

組織は理屈、ネットは感情(ネットによって加速される公私混同・4)

あらゆる組織は理屈で出来ている 人間と人間が集まって組織を作る。会社組織にしても国家体制にしても、組織内部の上下関係は、組織外には通用しない。それは組織が理屈で出来ている証拠である。たとえば、男は理屈で動くが、女は感情で動くでも、こう書いて…

ネットによって加速される公私混同・2

尖閣諸島の国有化や竹島問題により、アジア近辺のデモが過激化している。一方、中国政府が自国の領土を主張している限り、国内デモを取り締まることはできない。もし、取り締まれば、自己矛盾となり、政府批判の暴動となってしまうからだ。そして、中国国内…

ネットによって加速される公私混同

かつて、公と私は区別されるものだった。公共の場所に行くには、それなりの服を着て礼儀が重んじられた。テレビがなかったころ、映画館が唯一の娯楽であったが、人々は映画館に行くために着飾っていったものだ。映画のスターは、庶民とはかけ離れていた。テ…

ショールーミングの先にあるもの

朝日新聞8月24日の記事で、ショールーミングという言葉を初めて知った。〈ショールーミング〉 消費者が店舗に出かけて商品を検討したあと、購入せずにネット通販で購入する行動で、米国での造語。実際の店舗がショールームのように利用されるため、こう呼ば…

ネットの処刑人

マンハッタンの処刑人と正義の女神BSのD-lifeで、「クリミナル・マインド」の第一シリーズ放送されている。昨日、放送されたのは「マンハッタンの処刑人」。EP17 マンハッタンの処刑人マンハッタンで猟奇連続殺人事件が発生。犠牲者はいずれも目隠しをされ、…

マジョリティ憑依によるいじめの断罪

いじめっ子をいじめるというマジョリティ憑依大津の中二自殺事件、ネットではすでに名前が特定されている。これなどは、教室の中の閉鎖的ないじめが一挙に公開処刑と化してしまったことになる。マジョリティ憑依に関しては、「マジョリティ憑依」が多すぎる…

抜き書き「“忘れられる権利”はネット社会を変えるか?」

6月26日NHKクローズアップ現代で「“忘れられる権利”はネット社会を変えるか?」という番組を見た。ネットのプライバシー問題は、グーグルのストリートビュー問題を取り上げた[みんなの回答]ストリート・ビューとプライバシーの終焉やツィッターのヘイト・ス…

「ネットもやる」から「ネットに開放する」発想を(ホームサーバの戦い・第113章)

3本にわたって、「ようやくテレビはネットの重要性に気付いた」というタイトルで、NHKスペシャルの書き起こしをしてきたわけだが、この3本を読み比べると、NHKの考え方と識者の考え方の違いが明らかになった。もちろん、ネットがいかに重要であるかは、NHK本…

ようやくテレビはネットの重要性に気付いた(3)(ホームサーバの戦い・第112章)

第二部 新しい時代のテレビ放送中谷キャスター 中村さん、この時代に放送局はどんな存在であるべきなんでしょうか。 中村 あのこれまでテレビ局は、テレビの番組を作ってきました。ネットの企業は、パソコン向けのコンテンツを作ってきました。ケータイの会…

ようやくテレビはネットの重要性に気付いた(2)(ホームサーバの戦い・第111章)

広がるスマートテレビ〜テレビはどこへ向かうのか〜今回は放送記念日特集「広がるスマートテレビ〜テレビはどこへ向かうのか〜」の中からリポート部分を省きスタジオの対談部分を書き起こす。今回は前半の第一部第一部 スマートテレビの可能性中谷日出キャス…

ようやくテレビはネットの重要性に気付いた(1)(ホームサーバの戦い・第110章)

放送記念日に放送された2つのスペシャル3月22日はNHKの放送記念日である。NHKで2つのスペシャル番組が放送された。一つは、地上デジタルのNHK総合「放送記念日特集 NHKと東日本大震災〜より多くの命を守るために〜」とBS1で放送された「放送記念日特集「…

インターネット時代に「日本の自殺」を読む(タブレットがテレビになる時・2)

「日本の自殺」と「日本沈没」37年前、月刊誌文藝春秋にて「日本の自殺」というものが発表された。その「日本の自殺」についての一端を、日経新聞でパンとサーカスがはびこる「日本の自殺」と題して書かれたものを、僕は「宇宙戦争」と「日本の自殺」として…

ソーシャルメディアの「透明性」とは何か

前項「フェイスブックとグーグル」で、マーク・ザッカーバーグ氏がこんなことを言っている。「世界がますます透明な方向へと動いていくことは、次の10年、20年に起きる変革のほとんどを後押しするトレンドになるだろう。」(デビッド・カークパトリック 著/滑…

大企業が崩壊した後(インターネットは何を破壊し、何を作るか・3)

佐々木氏が語る「二極化」とノマドインターネットは何を破壊し、何を作るか、インターネットはパンドラの匣か(インターネットは何を破壊し、何を作るか・2)で、インターネットによって大企業が崩壊する傾向について考えたが、その後の世界について佐々木俊…

インターネットはパンドラの匣か(インターネットは何を破壊し、何を作るか・2)

WOWOWのドラマシリーズ「パンドラ3」が終わった。解説によると、日本の自殺者数は毎年3万人以上、自殺率は先進国の中で群を抜いて高い。その状況を憂いた一人の研究者が、自殺を防止する画期的な治療法の治験に成功した。しかし、その治療が思わぬ騒動…

インターネットは何を破壊し、何を作るか

最近、気になった記事がある。それは、シリコンバレーのわれわれは雇用を殺し, 富める者を肥大させているのか?よく考えてみよう。テク企業の製品の多くは、スケールと効率を提供することによって成功している。言い換えるとそれは、より少ないもの(less)で…

情報難民を作ってきた日本人の空気

何が正しいかわからない前項「脱原発がなぜ脱福島になってしまうのか」で、福島の花火騒動を取り上げたが、それについて、主催者側の反省の記事があった。会談後、インタビューで中止を判断した是非を繰り返し問われた萩野市長は、何度も答えに詰まり、最後…

薬は毒の一部であることを忘れていないか

映画「宇宙戦争」から(ネタバレあり)録りためていたビデオからスピルバーグの「宇宙戦争」を見た。圧倒的な火星人の猛攻の前に地球人たちはなすすべを知らない。結論として、彼らを倒したのは人間の武器や策略ではなく、太古に造物主が創造した微生物であっ…

希望のない国から希望の国へ

マスコミはなぜ不安をあおるのか僕は「メディアが不安をあおる理由」で、「リスクのモノサシ」(中谷内一也著・NHKブックス)の言葉を引用している。マスメディアの報道スタイルのうち、人々の不安を高める原因の一つとしてあげられるのが、幅広いリスク評価の…

ニコ生とクロ現とチューヤンとコント55号

クロ現とニコ生のコラボ昨日の3月10日、NHKのクローズアップ現代「テレビはいらない?!〜急成長するインターネット放送〜」が放送された。解説によると、およそ2000万人の会員を誇るニコニコ動画やUstreamなど、インターネット放送が急成長をとげてい…

リビア政変でbit.lyが使えなくなる?そしてインターネットの真実

bit.lyは5つのDNSサーバによって運営されている現在、カダフィ大佐と反政府組織との抗争で石油高騰が伝えられているが、ネットにも大きな影響がありそうだ。bit.lyは、このブログのURLを短縮するために活用されている。特に、ツィッターでは、bit.lyがなけ…

中東の反政府デモは、「現実がひっくり返る年」の始まり

独裁政権の特徴はメディアを握ることCNNによれば、北アフリカのチュニジアに端を発し、エジプトのムバラク政権を崩壊させて中東に広がった反政府デモはリビアにも飛び火した。イランやバーレーン、アルジェリア、ヨルダン、シリア、イエメンでも、国民の不満…

朝日新聞は、今、何を考えているか・4(ホームサーバの戦い・第82章)

これは、「朝日新聞は、今、何を考えているか」シリーズの第4弾である。(朝日新聞は、今、何を考えているか 朝日新聞は、今、何を考えているか・2 朝日新聞は、今、何を考えているか・3 )朝日新聞も有料電子版を計画東洋経済オンラインにこんな記事があった…

なぜ、ロケーションフリーは生産完了になったか

1月18日、最高裁は、日本のテレビ番組をインターネット経由で海外でも視聴可能にしたサービスは著作権法違反だとして、NHKと在京民放5社が、サービスを運営する「永野商店」(東京)に対し、事業差し止めなどを求めた訴訟の上告審判決が18日、最高裁第…

タブレットの次の世界を考える

ハリー・ポッターの魔法新聞フレキシブルディスプレイという技術を知っているだろうか。これは、フィルム状で、タブレットの表面なんかに貼るものだが、これが単体で画面が映るようになれば、映画「ハリー・ポッター」に登場する魔法界の新聞に似てくる。つ…

大予想「現実がひっくり返る年」

「予想」をさかさまに読めば、「ウソよ」となる。したがって、「大予想」とは、「大きなウソよ」ということだ。年頭の予想がほとんど当たらないのは、「予想」の中に「ウソ」が混じっているからである。冗談はともかく、今年は、今までの現実と思っていたこ…

これから事件の半分はネットがらみになる(マス消滅元年・7)

ネットは秘密を隠せない今年後半の事件は、ウィキリークスや尖閣諸島衝突のビデオネット流出問題や前項「テレビコメンテーターと言う不思議な商売」で取り上げたツィッターがらみの事件が連続している。これらの事件を象徴しているのは、「ネットは秘密を隠…