夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

インターネット

読者が賢くなると、マスコミがバカに見えてくる(マス消滅元年・3)

前項「マスから個人への動きは世界規模で起こっている(マス消滅元年・2) 」の最後に、新聞を比較する話を書いた。かつては、新聞を何紙も取る読者は、専門家を除いて大変少なかった。だが、インターネットによって、新聞の比較ができるようになった。すると…

マスから個人への動きは世界規模で起こっている(マス消滅元年・2)

トフラーの「富の未来」を使っての記述を続ける。2011年は「マス消滅元年」になるかで、ブログの性格上、主にマスメディアの問題を取り上げてきた。しかし、この「マスから個人への動き」は、私たち世界中の全ての人々に関係している。これは、SF映画の大パ…

ネット時代の「学び」とは(「学び」について考える・2)

かつて老人を尊敬したのは 頭が煮詰まって、何も考えられないことがある。たまたま、アルビン・トフラーの「富の未来」を読むと、常識に凝り固まった自分の頭をハンマーで殴られた気分になる。例えば、こんな箇所だ。 その昔、社会がそれほど変化しなかった…

日本は龍馬を待っている

明日11月28日は、NHK大河ドラマの「龍馬伝」の最終回で、龍馬暗殺が描かれる。僕は、この作品の熱心な視聴者ではないので、坂本龍馬を演じた福山雅治氏が現代人に「龍馬伝」で何を伝えたいと思ったかを調べてみた。ホームページの「龍馬伝」の中で、福山雅治…

政治とネットは相性が悪い

集団の意思と個人の心ネットは速すぎて政治は遅すぎる。いつも、ネットに流出してから政治が追いかける。政治とマスメディアは対決の構図を描いていて、あまり気にしていなかったが、ネットメディアが登場して、初めて両者が集団の意思であることに気がつい…

ネットメディアが国家を翻弄する意味を考える

小沢氏がニコニコ動画に出る理由前項「マスコミがネットを引用する時代がやってきた」で最近の事象の2つを取り上げた。マスコミで批判ばかりされている小沢氏は、ネットではかなりの支持率を得ているということで、ニコニコ動画に登場した。民主党が公開を渋…

マスコミがネットを引用する時代がやってきた

このごろのワイドショーを見ていると、マスコミが今まで下に見ていたネット関連のニュースが登場している。これは水面下で大変なことが起きている証拠ではないのか。マスコミで批判ばかりされている小沢氏は、ネットではかなりの支持率を得ているということ…

1億総キュレーター時代にはセレンディピティが重要になる

1億総キュレーター時代IT media Newsにこんな記事が載っていた。目指せ“1億総キュレーター” 「NAVERまとめ」リニューアル、まとめた人に報酬も 島村部長は「“1億総クリエイター時代”などと言われるが、コンテンツをゼロから作って発信するのは難しい」と指摘…

インターネットでバカになる人、リコウになる人

ダイヤモンド・オンラインで「iPad、グーグル、ツイッターでヒトは本当に馬鹿になりつつあるのか〜米国の著名テクノロジー思想家ニコラス・カーが語る“ネット脳”の恐ろしさ」というやたらに長いタイトルのインタビュー記事を読んだ。何でも、ニコラス・カー…

なぜ、日本にジャーナリズムは根付かなかったのか

前項「ジャーナリズムの試練」で最後に佐々木氏の僕はこれから先の時代は、マスメディアも大企業もない世界になっていくんじゃないかとイメージしています。(まぐスベインタビュー)という言葉を引用した。どのようにしてマスメディアは消滅していくか、そし…

孫氏の理想と夏野氏の悲嘆(孫正義VS池田信夫「光の道」対談(夏野剛司会)を読む)

なぜ、孫vs 池田が孫vs 夏野に? ソフトバンクの孫正義氏の「光の道」対談シリーズ第二弾、前回のITジャーナリストの佐々木俊尚氏に続き、経済学者の池田信夫氏だった。なお、佐々木氏との対談については、ジョブズ氏と孫氏の2015年・クラウド革命の違いはど…

マス・メディアはいかにして恐竜に成り果てたか

インターネットは恐竜を滅ぼした隕石である ソニーの出井元会長は、1999年のCOMDEXのスピーチ(当時出井社長)で インターネットは、恐竜を滅ぼした隕石のように、産業界の姿を変える。新ビジネスが出てくる一方で、適応できない会社は滅ぶだろう。さらにブロ…

CJIC2009から想像するネット家電の未来(ホームサーバの戦い・第35章)

Twitterが講義ノート 衆議院選投票日の前日、CNET Japan主催のCNET Japan Innovation Conference 2009「ネットサービスで変革する情報機器・家電の世界」に出席した。面白いのは、逐次流される編集部のTwitterが単なるつぶやきを越えて、講義ノートになって…

ニュースをコンテンツとして売る!

times peopleの試み 「皆、気がついてしまった。インターネットでは、ニュースは誰も儲からないことを。」で考えたことは、オリジナリティのない警察発表や政府発表のようなストレートニュースは、一斉に各社同じニュースを流すので、有料化は不可能というこ…

皆、気がついてしまった。インターネットでは、ニュースは誰も儲からないことを。

ニュースメディアはただの伝達機関である。 コンテンツの権利は、クリエイターにある。それならニュースの権利は、新聞やテレビのニュースメディアにあるか? そんなことはない。ニュースメディアはただの伝達機関である。メディアの歴史を見ればわかる。聖書…

正義を振りかざすもの

映画「誰も守ってくれない」を見てきた。監督は、「踊る大捜査線」の君塚良一監督。プログラムの冒頭に、監督のメッセージがあった。いつから人間は、他者の痛みを感じないようになってしまったのでしょう。人の痛みを自分のことのように感じられなくて、人…

デジタル・ネイティブたちの未来

NHKスペシャル「デジタルネイティブ〜次代を変える若者たち〜」(予告)を見た。解説によると子どものころから、インターネットを「水」や「空気」のように使いこなしてきた「デジタルネイティブ」とも言うべき若者たちが登場している。「13歳でイ ンターネ…

インターネットと人類の縮退

ウェブの知識を世界中に ウェブの生みの親T・バーナーズ・リー氏、World Wide Web Foundationを立ち上げという記事があった。 ウェブの考案者であるTim Berners-Lee氏は米国時間9月14日、開発途上国にウェブを普及させ、オープン性を維持しようする取り組み…

私たちは、インターネットで引き起こされたパラダイムシフトの真っ只中にいる

2本のクローズアップ現代 8月26日のNHKクローズアップ現代「グローバル・インフレ”の衝撃〜転換する世界経済 日本は〜」を見た。解説にはこうある。 去年8月のサブプライム・ショックから1年、世界経済は危機に直面している。住宅バブルの崩壊が引き超…

家電・コンピュータ業界がコンテンツの囲い込みを急ぐわけ

メーカーのコンテンツ争いCES で、映画などのコンテンツをめぐって提携が続いている。 松下電器=Googleインターネット対応プラズマテレビに、動画共有サイト「YouTube」とウェブアルバム「Picasa」にアクセスできる機能を搭載することを発表した。 アップル=…

ネットは犯罪の温床? 韓国のインターネット実名制が意味するもの

韓国では、6月28日から「インターネット実名制」が導入される。 悪質な書き込みの抑止力となるか、インターネット実名制を導入 「インターネット実名制」とも呼ばれるこの制度のもと、大手インターネット企業は、ユーザIDの記録を強いられることになる。 さ…

インターネットに棲む人たちの病

「インターネット依存症」という言葉を知っているだろうか。これはアルコール依存症や麻薬と同じように、それなしではいられない病だ。「インターネット依存症」という名のサイトがある。 ネット関連事件のページにこんな言葉が書かれていた。ネット依存の問…

「消費者は天国、労働者は地獄」、格差社会とインターネット

パラサイトシングルや格差社会などの言葉で有名な山田昌弘・東京学芸大学教授の講演「格差社会」の生みの親が解決策提案?現代は消費者は天国 労働者は地獄が載っていた。 社会構造の変化に「消費者の欲求充足の変化」をあげる。近年から消費者の消費の仕方や…

リンクで逮捕・怖い話

気になる事件が起こった。それは 児童ポルノサイトのURL紹介で、全国初の逮捕者大阪府警少年課は、有料制会員サイトを立ち上げ、女児の裸の画像を公開する他のWebサイトのURLを掲載したとして、大阪市阿倍野区の自営業男性(46歳)と京都府久御山町の会社員…

グーグル包囲網がネットとテレビの融合を促進する

朝日の4/16日版「反グーグル包囲網 米メディアがライバルと提携」「グーグルは著作権者の収入源を奪っている」 マイクロソフトの顧問弁護士トーマス・ルービン氏は3月6日、米出版社協会での講演で、グーグルの「著作権保護への無頓着な態度」を痛烈に…

ネットがテレビを放送する日

あらかじめ、告白しておくが、このタイトルは、「ネットがテレビを飲み込む日」のパクリである。 よくネットとテレビが戦っているといわれるが、「ネットと放送の新時代」でパートナーとしてYouTubeにアメリカのテレビ局が並んだのを見たとき、テレビはネッ…

ネットと放送の新時代

今夜(3/21)NHKでBS特集「インターネットと放送の新時代・第1部 急成長する“動画サイト” 第2部 “動画サイト”は社会を変えるか」解説参照)という番組を見た。ほとんどがYouTubeの特集であり、最後にちょろっとセカンドライフが出ていた。 面白いのは、YouTube…

インターネットはテレビ局の解体を加速するか

「インターネットは隕石である」と言ったのはソニーの出井元会長だった。インターネットは、恐竜を滅ぼした隕石のように、産業界の姿を変える。新ビジネスが出てくる一方で、適応できない会社は滅ぶだろう。さらにブロードバンドネットワークも出現する。我…

技術の継承なくして優良なコンテンツは残せない

インターネットはテレビ局に何を望んでいるか。それはテレビ局が持っている、豊富なコンテンツだ。 しかし、最近のバラエティー番組、なぜかよく似ていないだろうか。10人近くのタレントをひな壇に乗せて、司会者がそのタレントたちとトークすると言う形だ…

嘘つきテレビとモラルの崩壊

フジ系の高視聴率番組「あるある大事典」のねつ造が発覚した。 「番組ねつ造:「あるある」に消費者から怒り」(毎日新聞1/21)それはうそだった。フジテレビ系列で7日放映の「発掘!あるある大事典2」が紹介した「納豆ダイエット」。番組を制作した関西…