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素人だから言えることもある

コミック

コレクターじゃないから見えてくること

NHK「探検バクモン」を書き起こした抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」では、わずか30分の放送ながら、大変内容の濃いものだった。そのため、4本の後追い調査として「愛と欲望のマンガ道」補足情報をつけたのだが、これもまたどこまで調べてよいの…

「愛と欲望のマンガ道」補足情報・4

いかにして米沢嘉博記念図書館ができたか抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」で疑問に思ったのは、明治大学の森川嘉一郎氏と米沢嘉博氏の関係だ。それを説明するインタビューがあった。―― この図書館を開館することになったきっかけから教えてくだ…

「愛と欲望のマンガ道」補足情報・3

抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」の素朴な疑問を後追い調査する補足情報シリーズ。今回は、少女マンガの変容について考える。少女雑誌の表紙と「風と木の詩」今回登場するのは、増山法恵氏だ。彼女のことを調べると1950年生まれ、漫画原作者、小…

「愛と欲望のマンガ道」補足情報・2

抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」で、登場した素朴な疑問を補足情報として後追い調査する「愛と欲望のマンガ道」補足情報・1に続く2回目。今回のエントリーについては、少年サンデーと少年マガジンの争いについて深く関係している。横尾忠則の少…

「愛と欲望のマンガ道」補足情報・1

前項抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」は、番組をそのまま書き起こしたものだが、これだけで終わってしまったら、僕のブログの意味はない。僕は、ドナルド・キーン氏は日本人の何に感動したのか(1) でも、番組の中で登場した書籍を調べたドナルド…

抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」

9月19日にNHKで「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」を見た。かつて、爆笑問題が登場するこのシリーズでは、抜き書き・爆笑問題のニッポンの教養「TVはいつまで笑うのか・横澤彪」を書き起こしている。今回は、日本のマンガの歴史に対しての興味深い話があっ…

21世紀の今、改めて読み解く手塚治虫のメッセージ

鉄腕アトム・ブラックジャック・どろろの共通点 昨年2009年は、手塚治虫生誕80周年であった。実写版映画「MW」や「どろろ」、ハリウッド版アニメ「ATOM」など公開されたが、もう一つパッとしなかった。60歳で亡くなった手塚治虫にとって、せめて鉄腕アトムが…

ある漫画家の反乱

「ブラックジャックによろしく」作者、HPで過去の作品無料公開 IT mediaにこんな記事が出ていた。 「ブラックジャックによろしく」第1巻など作者サイトで無料公開 漫画家・佐藤秀峰さんが公式サイト「佐藤秀峰 on Web」でこのほど、「ブラックジャックによ…

黒手塚ワールド「バンパイヤ」

「MW」の結城と「バンパイヤ」のロック黒手塚ワールド「MW」を書いていて、この結城美知夫と似たような、犯罪者を描いた手塚マンガを思い出した。 それが「バンパイヤ」のロックである。バンパイヤのWikipediaにはそのストーリーにこのくだりがある。ロッ…

黒手塚ワールド「どろろ」

不幸な生い立ちの「どろろ」という作品昨年、「どろろ」が映画化された。しかし、この作品は、大変不幸な生い立ちを持っている。どろろのWikipediaにこうある。 時代劇で妖怪物、というかなり特殊なジャンルとして発表されたが、手塚治虫が雑誌で語っている…

黒手塚ワールド「MW」

「MW」の映画化 手塚治虫の漫画「MW」が実写映画化されるという。(映画公式サイト)eiga.comによれば、[eiga.com 映画ニュース] 「KIDS」「ただ、君を愛してる」の人気俳優・玉木宏が、手塚治虫生誕80周年記念作品として製作中の映画「MW ムウ」で初の悪…

少年マガジン幻想曲

タレントのウガンダ・トラ氏の死亡記事が芸能ニュースをにぎわしていた6月2日、新聞の死亡欄にもう一人の名前があった。その名は内田勝氏。 毎日新聞では訃報:内田勝さん73歳=元週刊少年マガジン編集長 「あしたのジョー」力石徹の告別式を企画 内田勝さ…

ウルトラ幻想曲

前項「特撮がCGに置き換わるとき」を書いたとき、なぜか「ウルトラ」に関するいろいろなことが思い出された。「ウルトラ」の名 「ウルトラ」の名は東京オリンピックの体操で連発された「ウルトラC」からきたものだ。ところが体操競技には「ウルトラC」という…