夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

テレビ芸能

なぜ、日本のテレビは貧しくなったか(3)

今回は、日米のテレビの作り方の違いについて。今回のエントリーも、前回同様「テレビは余命7年」(指南役著/大和書房)から。アメリカのスポンサーは番組に口を出せないなぜ、日本のテレビは貧しくなったか(2) では、テレビ局は視聴者の方を向かず、スポンサ…

NHK「ヒューマン」覚え書き

NHKスペシャル「ヒューマン なぜ人間になれたのか 第1集 旅はアフリカからはじまった」を見た。解説には、人間とは何か。人間を人間たらしていているものは何か。私たちの誰もが内に秘めている“人間らしさ”の起源を20万年という人類史のなかに探るシリー…

なぜ、日本のテレビは貧しくなったか(2)

なぜ、日本のテレビは貧しくなったかでは、日本のテレビドラマが海外に売れない理由を考えてきたが、今回はバラエティについて考えてみたい。最近、「テレビは余命7年」(指南役著/大和書房)を読んだので、そこから引用したい。なお、指南役という名前は、雑…

「1月17日」の記憶

今日は、阪神・淡路大震災が起きて、17年目だという。震災が起きたとき、その夜は、何の情報もなく、朝のヘリコプター中継でそのすさまじい状況が明らかになって驚いたことを思い出した。 2006年の1月17日は、ライブドアの警察による捜索が行われた日だ。正…

〔お題〕教育におけるICT〜子供たちに学びの楽しさを教えているか

インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国から昨日、フジテレビ「土曜プレミアム」で、インディ・ジョーンズシリーズ4作目、クリスタル・スカルの王国が放送された。僕は、上映されたころに書いた「宝物とは知識」インディ・ジョーンズを見て考えるを…

コンテンツを忘れたハードに未来はない

現在、テレビが売れないと家電会社が悩んでいる。3D化したり、インターネットを付けたりして色々と差別化しているが、客はそんなものを望んでいない。オーバースペックなハードより、観るに値するコンテンツが見たいのだ。家電会社は、テレビ局にもっと面白…

インターネットはパンドラの匣か(インターネットは何を破壊し、何を作るか・2)

WOWOWのドラマシリーズ「パンドラ3」が終わった。解説によると、日本の自殺者数は毎年3万人以上、自殺率は先進国の中で群を抜いて高い。その状況を憂いた一人の研究者が、自殺を防止する画期的な治療法の治験に成功した。しかし、その治療が思わぬ騒動…

個性が消えつつある日本

全員集合を再び作る人間はいない前項「もともとテレビとは」でテーマにしたのは、現在、日本ではタブーとされている「いかがわしく、危ない」部分が消えつつあるということだ。他の番組と差別化するためには、これこそが、その番組の個性なのだ。 例えば、「…

もともとテレビとは

もともとテレビとは、いかがわしく、危なく、くだらないものだ。もちろん、テレビ関係者は、もっと頭を使い、コストをかけて、手間をかければ、優れた番組ができるのは知っている。しかし、視聴率と優れた番組は連動しない。そうなると、できるだけコストが…

テレビメモ「怪獣」と「我慢」(2)雑感・「怪獣」編

怪獣は外国人?テレビメモ「怪獣」と「我慢」の中で、「怪獣」の正体として興味深い話が出てきた。たとえば、飯島敏宏氏の証言。飯島 いわゆる軍国少年として育ってきて、本当に“井の中の蛙、大海を知らず”極端に狭い世界で生きてきたのが、いっぺんにパーッ…

テレビメモ「怪獣」と「我慢」

NHKセカイでニホンGO!から9月1日、NHKで「セカイでニホンGO!」という番組の、「ニホンの大切なことは怪獣から教わった」という回は、最近僕が考えていることに合致した興味深い内容だったので書き起こしてみた。番組の解説として人生で大切なことは怪獣から…

島田紳助引退でテレビの笑いが変わるか

島田紳助はテレビ界へのツッコミである僕は、「おバカ」の時代でこんな言葉を引用した。「バカから賢い人まで一斉に出られるクイズ番組ってあまりないよね。そういう人間を集めてテストでチーム分けをし、階段席に並べて、早押しクイズとかやったら面白いん…

なぜ、日本のテレビは貧しくなったか

ビートたけしがフジテレビの韓流批判を批判東京スポーツで、タレントのビートたけし氏が、こんなことを書いたそうだ。ツィッターっていえば、高岡蒼甫(29)ってのが韓流ばかり流すフジテレビを見ないって、批判したって。韓流ばかり放送するったって、それで…

欽ちゃんの笑いから全員集合の笑いへ(NHK「そのとき、みんなテレビを見ていた」第二部より)(3)

補足編萩本欽一(1) 19回のNG萩本 テレビに出て失敗して、テレビに合わないから来るなって言うんで、テレビ19回止めちゃったことがある。 それで、合わないと思ってテレビに出られなかった。と思ってテレビに出なかった。(欽ちゃんの笑いから全員集合の笑いへ…

欽ちゃんの笑いから全員集合の笑いへ(NHK「そのとき、みんなテレビを見ていた」第二部より)(2)

加藤茶編徳井義実(チュートリアル) 「全員集合」いろんなところで、公開収録とか、地方に行かれていました 加藤茶 そうね。地方はあちこち行きましたね。 徳井 それで京都会館、僕地元京都なんですけれど、京都会館にいらした時に、見に行きましたもん。 加…

欽ちゃんの笑いから全員集合の笑いへ(NHK「そのとき、みんなテレビを見ていた」第二部より)(1)

NHKの地デジ特番「そのとき、みんなテレビを見ていた」7月24日、NHKで放送されていた「そのとき、みんなテレビを見ていた」。様々なドラマや歌番組、バラエティなどアナログ時代に放送されていた番組を振り返る特番だったが、その中で萩本欽一氏、加藤茶氏を…

事実を積み重ねて初めて真実が見えてくる

僕のエントリーはすべてそうだが、新しい情報と過去のエントリーとの比較で成り立っている。これは「アイデアの作り方」にもかなっている。アイデアとは既存の要素の新しい組合せ以外の何ものでもないということである。(ジェームス・W・ヤング著/今井茂雄訳…

大伴昌司と金城哲夫(2)(ウルトラ幻想曲・3)

年表(3) ウルトラマンと怪獣図鑑1964年10月10日 東京オリンピック開催 1964年 大伴昌司(28歳)、『ぼくら』で「恐怖文学セミナー」を連載 1965年 金城哲夫(26歳)、「ウルトラQ」製作 1965年1月 上原正三、円谷プロに入社 1965年5月 大伴昌司(29歳)、『SFマガ…

大伴昌司と金城哲夫(1)(ウルトラ幻想曲・2)

早逝した天才・大伴昌司と金城哲夫現在、WOWOWで「ウルトラQ」のHDリマスター版が放送されている。実は、今年はウルトラQが放送されて45年にあたるという。これを記念して、過去に書いたウルトラ幻想曲の続編を書いてみたい。その歴史を詳述するスペースもな…

評論家は政治家になるべきではない

一億総評論家の時代そもそも評論家の資質と政治家の資質は違うのではないか。例えば、テレビで、政治家をやり込める評論家がいる。視聴者は、その通りだと思い、拍手喝采をする。そして、この評論家が政治をすればと視聴者は考え始める。一方、評論家の方も…

テレビ広告の陰り

スポンサーが広告費の減額を求めている読売新聞にこんな記事があった「エ〜シ〜」大量放送、もめる料金の帳尻合わせ 東日本大震災の後、テレビCMの広告主となっている企業の多くが、民間テレビ局に対して広告料金の減額を求め、交渉が難航している。 各企…

13日の金曜日に考える

真実は誰にもわからない今日は13日の金曜日である。13日の金曜日が縁起が悪いというのは、「イエス・キリストが磔刑につけられたのが 13 日の金曜日とされ、キリスト教徒は忌むべき日であると考えている」という俗説があるが、正しくない。 キリスト教では主…

サイバーストーカー

サイバーレブリティー今日、テレビ東京で「CSI:マイアミ6」のシリーズで「サイバーストーカー」なる海外ドラマがあった。ホームページの解説によれば高校の水泳部員キャンダスは、ネットに投稿された一枚の写真によって一夜にしてセレブになる。以来二週間、…

抜き書き・マイケル・サンデル 究極の選択「大震災特別講義〜私たちはどう生きるべきか〜」(4)

支援の輪は世界を変えるかマイケル 今回の災害で目を見張るべき側面の一つが、国際的な援助の手が続々と差し伸べられている、ということだ。経済的には、非常に貧しい国からも、例えば、アフガニスタンのカンダハラや、あるいはバングラディッシュからも、日…

抜き書き・マイケル・サンデル 究極の選択「大震災特別講義〜私たちはどう生きるべきか〜」(3)

原子力発電のジレンママイケル ありがとうございます。ほかにも様々な意見があると思う。議論の中で、まさに哲学的なジレンマが提示された。私たちは、どう生きるべきなのか。何を学びとれるのか。価値観や究極の選択を議論しながら、続いての問題に進もうと…

抜き書き・マイケル・サンデル 究極の選択「大震災特別講義〜私たちはどう生きるべきか〜」(2)

危険な任務は誰が担うべきかマイケル ありがとう。議論が深まってきた。さて、ここから原発での作業にあたる人たちの英雄的な行為に焦点を当てよう。勇敢にリスクに立ち向かう日本の作業員という見出しがニューヨーク・タイムズ(3月16日)にも掲載されている…

抜き書き・マイケル・サンデル 究極の選択「大震災特別講義〜私たちはどう生きるべきか〜」(1)

抜き書きとは、テレビで放送された中で、これはみんなに知ってほしいというものを論評せずに書き起こす試み。抜き書き・爆笑問題のニッポンの教養「TVはいつまで笑うのか・横澤彪」・抜き書き・「たけしの新・教育白書」〜頂上対談よりに続く、3回目。今回選…

(不謹慎ニュース)連続ドラマ「フクシマ原発」に「ピット」が新登場

配管の「トレンチ」に続き、弟「ピット」が全テレビ局制作の連続ドラマ「フクシマ原発」では、また新しい登場人物が出演することが決まった。福島第1原発の事故で、2号機の取水口付近の立て坑「ピット」にたまった放射能汚染水の海への流出が止まらず、東…

ACジャパンという穴埋めCM

民放テレビが、一斉に地震関連番組になった途端、増えてきたのが「ACジャパン」というCMだ。ウィキペディアによると、また、災害・テロ・皇室の慶弔などにより予定されていた番組が報道特別番組に変更された際も、一部スポンサーの広告が差し替えられている…

ニコ生とクロ現とチューヤンとコント55号

クロ現とニコ生のコラボ昨日の3月10日、NHKのクローズアップ現代「テレビはいらない?!〜急成長するインターネット放送〜」が放送された。解説によると、およそ2000万人の会員を誇るニコニコ動画やUstreamなど、インターネット放送が急成長をとげてい…