テレビ芸能
大桃・麻木不倫騒動と、沢尻・高城離婚騒動の共通点これは「騒がれないと不安になる人たち」の第二弾である。僕は、最近話題の大桃・麻木不倫騒動と、沢尻・高城離婚騒動にも共通な性格が見えてきた。彼らは常にメディアを中心にして回っている。普通なら事…
AVライターの小寺信良氏の「USTREAMがメディアを変える」(ちくま新書)を読んだ。 小寺氏は1980年代から10年以上テレビ局の編集マンをしていたそうだ。その頃と現代のテレビ局を比べて興味深い話があった。その中でいくつか取り上げてみる。(1) 制作セットが…
ワイドショーという井戸端会議最近のテレビに登場する男たち、とくにワイドショーの「コメンテーター」には、早口でおしゃべりという性格の人間が多い。女性はタレントや女優、お笑い関係が多いが、男のほうはもう、職業も様々だ。学者、弁護士、政治家など…
テレビの終わりの始まり前項「無縁社会」とテレビドキュメントの限界で、わかったのは、バラエティーとドキュメンタリーでは視聴者のとらえ方が違うということだ。 池田信夫氏の「テレビの終わりの始まり」ではこんな言葉が出てくる。民放の場合は、日本テレ…
NHK「新春TV放談2011」から相変わらず正月のテレビ番組は、大勢のお笑いタレントが登場して、盛んに視聴者に笑いを届けている。人々はこうやって周りに満ち溢れている不安や不幸を見過そうとしている。テレビは現実と幻想を橋渡しするものであるが、現実が厳…
これは、巨大なライバルを乗り越えるために役立つ『禁じ手』という手法の続編である。 ある時、本屋で編集者・演出家の高平哲郎氏の「今夜は最高な日々」という本を手に取った。高平氏は、タモリや赤塚不二夫と友人で、ジャズに対しても造詣が深い。したがっ…
今度はタレントの麻木久仁子の浮気疑惑が起こった。何でも、やはりタレントの大桃美代子が12月19日にこんなツィッターをしたという。今年嬉しかった事は、Twitterを始めて色々な方と出会えたこと。ショックだったのは、元夫が麻木久仁子さんと不倫をしていた…
吉本興業は、M-1終了を発表した。 吉本興業と朝日放送は12日、若手漫才“日本一”決定戦「M−1グランプリ」を、10回目を迎えた今年の大会で終了すると発表した。 吉本興業は、終了の理由について「漫才を全国に広め、若い才能を発掘する目標を達成できた…
どこかのワイドショーで、「出よ、龍馬」なんて特集を組んでいたが、龍馬が生まれない理由はただひとつ、若者に十分にチャレンジさせないことだ。あなたの会社に、夢ばかり語っている若者がいたとする。社長が、彼に目をかけて支援したとしても、あなたたち…
龍馬はアイデアマンの「バカ者」 「龍馬伝」は終わった。龍馬の役割を考えていくと、僕は、「バカ者」であることに気がついた。「バカ者」とは、学習院大学の青木幸弘教授の作った言葉で、2006年1月4日(水)付け 日経MJによると ビジョン、利害の調整、そし…
明日11月28日は、NHK大河ドラマの「龍馬伝」の最終回で、龍馬暗殺が描かれる。僕は、この作品の熱心な視聴者ではないので、坂本龍馬を演じた福山雅治氏が現代人に「龍馬伝」で何を伝えたいと思ったかを調べてみた。ホームページの「龍馬伝」の中で、福山雅治…
カプコン稲船氏退社カプコンの稲船敬二氏が退社した。その退社理由が4gamer.net に載っていた。いくつか、引用してみる。稲船氏: 辞めるという話はそもそも,ゲーム業界自体――といいますかゲームの制作という行為そのもの――を変えなくてはいけない,と思っ…
ジャック・バウアーの正義私たちは、さまざまなルールに縛られている。人を殺してはいけないという刑法的ルールから、道路でつばを吐いてはいけないという社会道徳的ルールまで。一方、警察や検察のように、犯人を取り締まるために武器の携帯などの一部のル…
「バカ」とは何かインターネットでバカになる人、リコウになる人が意外に好評なので、そもそも「バカ」とは何かを考えてみる。単純に「バカ」といっても意味合いが広い。「馬鹿」のWikipediaにこんな用例が載っていた。馬鹿のもつ意味合いと使用される状況の…
9月21日、NHKの爆笑問題のニッポンの教養「TVはいつまで笑うのか・横澤彪」を見た。大変興味深い話がたくさんあったのでビデオから抜き書きしてみる。 まず、NHKの解説からバラエティ番組全盛、お笑いタレントたちが席巻する現在のTV界。今も続く「笑って…
あまりにも良く似ているイメージこの二つの写真を見てほしい。 アップルテレビの大きさが、本体サイズが23×98×98mm(高さ×幅×奥行)、重量が約272g。(米Apple、「Apple TV」の新モデルは99ドル)トルネが外形寸法:100×24×112mm(幅×高さ×奥行き)(最大突起…
「踊る大捜査線」は「太陽にほえろ!」を禁じ手にした 前項「踊る大捜査線」の作り方で、脚本の君塚氏が、「太陽にほえろ!」がいかに実験作かを述べたとき、「なら、それ全部、禁じ手にしちゃいましょう!」 プロデューサーから脚本家に対する挑発である。刑事…
「踊る大捜査線」はリアル警察物 映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツラを解放せよ! 」を見てきた。映画としては3作目。主人公の青島俊作はヒラから係長に進級した。パンフレットで織田裕二氏にこんなインタビューをしている。―――今回は青島が係長に昇進し…
悪いのはみんな萩本欽一である 佐々木俊尚氏のツィッターから悪いのはみんな萩本欽一であるというYouTube を見た。僕は、この番組はタイトルだけは知っていたが、未見であった。フジテレビのホームページチャンネルΣによると、 番組は、是枝監督の仮定「テレ…
飯島愛の突然の死 元タレント(大体、こんな職業があるのか)、飯島愛の死には驚かされた。報道によると、芸能界を引退した理由は、飯島さんは腎盂(う)炎による体調不良を訴え、昨年3月31日に芸能界を引退。「インターネットの普及によって、あらゆること…
ロス疑惑の三浦被告が自殺した。こうして事件の真相は謎のままに終わった。だが、三浦被告は始めから真相を明らかにするつもりはなかったのではないか。解決してしまうと、自分のことを国民の頭の中に消え去ることを恐れて。ところで、このようなメディアを…
パラリンピックは痛々しい 9月6日から北京でもうひとつのオリンピック、パラリンピックが始まった。しかし、オリンピックに比べて放送時間がひどく少ない(NHK放送予定表)。民放など、皆無である。私たちは、障害者に対して、何か偏見があるのだろうか。感動…
VTR手法を持ち込んだ24時間テレビ 日本テレビの24時間テレビを見ていると、それぞれのコーナーの終わりにクライマックスが来るように、すべてのコーナーができていることに気づかされる。たとえば、マラソンがそうだ。あらかじめ、時間内に到着されるように…
前工程の舞台と後工程のVTR コント55号vsドリフターズではない。あくまでも「全員集合」という番組がテーマである。この「全員集合」は、最近のお笑いの歴史において、唯一のテレビ局とタレントが一緒になって作った番組である。他のお笑い番組は、タレント…
TBSで、6月25日に「水トク!『番組発生40周年記念!!8時だョ!全員集合SP』」という全員集合の特番が放送された。改めて、思い返すと、この「8時だョ!全員集合」ほど、大掛かりな屋台崩しをしている番組はほとんどない。しかも16年間、毎週、全国各地のホール…
(1)クイズと「おバカ」今年のバラエティー番組、なぜかクイズ番組が花盛りだ。週刊プレイボーイ4/7号の記事にタレント争奪戦は? 珍回答の“仕込み”は? ブームはいつまで?… 4月から週28本!! テレビ業界「クイズ番組バブル」の“おバカ”な裏側という記事…
「総ツッコミ時代の原点はコント55号」 で、現代は総ツッコミ時代だと述べた。インターネットによって、人々が発言を始めると、そのネタにされるのがテレビで流されるニュースである。朝青龍も、さくらパパも、安倍首相もありとあらゆるものがネタにされる。…
総ツッコミ時代とは 漫才にボケとツッコミがあることはご存知だろう。 ボケとツッコミ 2 名の演者は、ボケ役とツッコミ役と呼ばれる二つの役割に分けることができる。 ボケ役は話題の中で面白い事を言うことが期待される役割である。話題の中に明らかな間違…
NTVの24時間テレビに萩本欽一がマラソンで走っている。66歳の彼がなぜそんな無茶なことをと思う。「元気な欽ちゃんに会いたい」という彼の言葉があった。そういえば、かつて「欽ちゃんの決断」という文章を書いたことがある。これは、極楽・山本の事件の…
芸能界には「魔」が住んでいるという、その「魔」の操り方しだいでは、世界を変えることすら可能であるという。そして、その世界を動かす新しい「魔」を常に探しているのが芸能界なのだ。アンチナベプロ=スター誕生「魔」は企業に宿ることもある。渡辺プロ…