夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

テレビ

なぜ、日本のテレビは貧しくなったか

ビートたけしがフジテレビの韓流批判を批判東京スポーツで、タレントのビートたけし氏が、こんなことを書いたそうだ。ツィッターっていえば、高岡蒼甫(29)ってのが韓流ばかり流すフジテレビを見ないって、批判したって。韓流ばかり放送するったって、それで…

検証なきメディアは価値がない(マスメディアは人から腐る・2)

ネット劣化は検証しない人が作る今回のエントリーは、久々にマスメディアは人から腐るの続き。このエントリーが、佐々木氏のツィートから始まったのと同様に、前項「佐々木氏のRTの誤解の構造」の印象から始めよう。この佐々木氏への反論は、リンク先も読ま…

NHKはWOWOWになる? (ホームサーバの戦い・第95章)

朝日新聞にこんな記事があった。NHK受信料「ネット視聴者も支払いを」 諮問機関提言 NHK会長の諮問機関「NHK受信料制度等専門調査会」(座長・安藤英義専修大教授)は12日、放送がインターネットでも同時送信される時代になることを前提に、ネッ…

地デジ化1か月前(ホームサーバの戦い・第94章)

7月24日の地デジ化を前にいろいろ情報が集まってきた。7月からのアナログ放送僕は、昨年末、来年4月からアナログ放送はこうなる?というエントリーを書いている。その中で、4月からの映像は か になる可能性があると書いた。現状はご承知の通り、そうはなって…

しゃべりがうまい人、聞くのがうまい人

テレビが求めるしゃべりがうまい人日本人はシャイだと言われる。自己紹介も下手だという。だから、かつてのCMは「男は黙ってサッポロビール」と言っていた。男は、おしゃべりより、寡黙な人がいいというのが、昔の常識だった。ところが、今、テレビを見れば…

テレビ広告の陰り

スポンサーが広告費の減額を求めている読売新聞にこんな記事があった「エ〜シ〜」大量放送、もめる料金の帳尻合わせ 東日本大震災の後、テレビCMの広告主となっている企業の多くが、民間テレビ局に対して広告料金の減額を求め、交渉が難航している。 各企…

善意の暴力(精神論はやめよう・2)

ひとつになるのは日本人か日本国家かフジテレビ「ひとつになろう日本」、日本テレビ「つながろうニッポン! 」など、新聞や週刊誌だけでない。テレビも局を上げて精神論が始まった。もちろん、出演するタレントに問題はない。彼らは純粋に善意で参加している…

(不謹慎ニュース)連続ドラマ「フクシマ原発」に「ピット」が新登場

配管の「トレンチ」に続き、弟「ピット」が全テレビ局制作の連続ドラマ「フクシマ原発」では、また新しい登場人物が出演することが決まった。福島第1原発の事故で、2号機の取水口付近の立て坑「ピット」にたまった放射能汚染水の海への流出が止まらず、東…

テレビ局も計画停電せよ

東京には、現在、地上波でもNHK2局、民放5局が放送されている。NHKは教育テレビの深夜とBS2の深夜は放送を終了している。地方によっては、NHK2局、民放1局しかない地域もあり、その分考慮しなければならないが、ともかく、放送内容がほとんど同じなので、こ…

希望のない国から希望の国へ

マスコミはなぜ不安をあおるのか僕は「メディアが不安をあおる理由」で、「リスクのモノサシ」(中谷内一也著・NHKブックス)の言葉を引用している。マスメディアの報道スタイルのうち、人々の不安を高める原因の一つとしてあげられるのが、幅広いリスク評価の…

ACジャパンという穴埋めCM

民放テレビが、一斉に地震関連番組になった途端、増えてきたのが「ACジャパン」というCMだ。ウィキペディアによると、また、災害・テロ・皇室の慶弔などにより予定されていた番組が報道特別番組に変更された際も、一部スポンサーの広告が差し替えられている…

ニコ生とクロ現とチューヤンとコント55号

クロ現とニコ生のコラボ昨日の3月10日、NHKのクローズアップ現代「テレビはいらない?!〜急成長するインターネット放送〜」が放送された。解説によると、およそ2000万人の会員を誇るニコニコ動画やUstreamなど、インターネット放送が急成長をとげてい…

騒がれないと不安になる人たち・2

大桃・麻木不倫騒動と、沢尻・高城離婚騒動の共通点これは「騒がれないと不安になる人たち」の第二弾である。僕は、最近話題の大桃・麻木不倫騒動と、沢尻・高城離婚騒動にも共通な性格が見えてきた。彼らは常にメディアを中心にして回っている。普通なら事…

「USTREAMがメディアを変える」から読み解くテレビ局の変質

AVライターの小寺信良氏の「USTREAMがメディアを変える」(ちくま新書)を読んだ。 小寺氏は1980年代から10年以上テレビ局の編集マンをしていたそうだ。その頃と現代のテレビ局を比べて興味深い話があった。その中でいくつか取り上げてみる。(1) 制作セットが…

テレビにつなぐiPadとテレビにつなげないNGP(ホームサーバの戦い・第84章)

アップルのiPad2はテレビにつながる僕は、iPadがテレビにつながっていたら、ソニーやマイクロソフトに打撃を与えていたかもしれない(ホームサーバの戦い・第51章)で、初期iPadがテレビにつなぐためのHDMI端子がないことを嘆いた。今回、iPad2の発表で、iPad…

なぜ、ロケーションフリーは生産完了になったか

1月18日、最高裁は、日本のテレビ番組をインターネット経由で海外でも視聴可能にしたサービスは著作権法違反だとして、NHKと在京民放5社が、サービスを運営する「永野商店」(東京)に対し、事業差し止めなどを求めた訴訟の上告審判決が18日、最高裁第…

タブレットの次の世界を考える

ハリー・ポッターの魔法新聞フレキシブルディスプレイという技術を知っているだろうか。これは、フィルム状で、タブレットの表面なんかに貼るものだが、これが単体で画面が映るようになれば、映画「ハリー・ポッター」に登場する魔法界の新聞に似てくる。つ…

テレビは馬鹿が見るものか

テレビの終わりの始まり前項「無縁社会」とテレビドキュメントの限界で、わかったのは、バラエティーとドキュメンタリーでは視聴者のとらえ方が違うということだ。 池田信夫氏の「テレビの終わりの始まり」ではこんな言葉が出てくる。民放の場合は、日本テレ…

「無縁社会」とテレビドキュメントの限界

NHK「新春TV放談2011」から相変わらず正月のテレビ番組は、大勢のお笑いタレントが登場して、盛んに視聴者に笑いを届けている。人々はこうやって周りに満ち溢れている不安や不幸を見過そうとしている。テレビは現実と幻想を橋渡しするものであるが、現実が厳…

トルネのツィート機能でネットとテレビが融合した(ホームサーバの戦い・第81章)

小寺信良氏のツィートからITライターの小寺信良氏がこんなツィートを発信した。torne2.10によって、「ネット外の世の中」と「ネット内の世の中」がテレビ画面の中で融合した。 #torne #s_7551 #e_ced1 #fujitv(http://twitter.com/#!/Nob_Kodera/status/1497…

2011年は「マス消滅元年」になるか

佐々木俊尚氏の「2011年新聞・テレビ消滅」からこの新書は、2009年6月に刊行されている。あと20日もたたないうちに、その2011年がやってくる。佐々木氏の「2011年新聞・テレビ消滅」のプロローグにこう書いてある。そして最初にまず言っておこう。 先に書い…

ネットメディアが国家を翻弄する意味を考える

小沢氏がニコニコ動画に出る理由前項「マスコミがネットを引用する時代がやってきた」で最近の事象の2つを取り上げた。マスコミで批判ばかりされている小沢氏は、ネットではかなりの支持率を得ているということで、ニコニコ動画に登場した。民主党が公開を渋…

あなたは地デジ化が始まった原因をご存知ですか?

誰も原因を知らない「あなたは地デジ化が始まった原因をご存知ですか?」おそらく、そう聞かれたら、どんな答えが出るだろう。友達に聞いてみるといい。 社団法人デジタル放送推進協会のQ&Aにはこうある。Qなぜ地上放送のデジタル化を進めるのですか?Aテレ…

意外に地デジ崩壊は近いかもしれない(ホームサーバの戦い・第77章)

というのは、読売新聞でこんな記事を読んだからだ。BSで地デジ…総務省が緊急対策 アンテナ工事、間に合わなかったら… 総務省は27日、2011年7月の地上デジタル放送への完全移行時に、アンテナ工事などが間に合わない世帯が、BS(放送衛星)放送経…

ゲームもテレビも「失敗したくない病」(失敗を許さない国・2)

カプコン稲船氏退社カプコンの稲船敬二氏が退社した。その退社理由が4gamer.net に載っていた。いくつか、引用してみる。稲船氏: 辞めるという話はそもそも,ゲーム業界自体――といいますかゲームの制作という行為そのもの――を変えなくてはいけない,と思っ…

キュレーターの役割は考える読者を作ること

マスメディアが作った考えない人僕は、現代日本人の特徴を「三ない主義」として次の3つを掲げた。「対話がない」「考えない」「希望がない」(現代日本人の精神の貧困「三ない主義」)本来、テレビのある茶の間は家庭団欒の場であるはずなのに、会話がなく、い…

ポイント主義では、ミドルメディアは存在できない

マスメディアの限界10月18日、クローズアップ現代「電子書籍が「本」を変える」を見た。内容紹介としていつでも、どこでも、クリックひとつで読みたい本をダウンロードし、電子端末で読むことの出来る電子書籍。今、その市場に、日米の様々な業界から参入が…

欧州の録画事情 (ホームサーバの戦い・第74章)

新apple TVとtorneに見る日米録画事情(ホームサーバの戦い・第71章) で、僕はアメリカの録画事情を紹介した。いつかは、欧州の事情を紹介しなければならないと思った。そのきっかけになったのは、日本のネット配信の問題とソニーの戦略(ホームサーバの戦い・…

日本のネット配信の問題とソニーの戦略(ホームサーバの戦い・第73章)

QriocityとPSNの路線は違う 最近のエントリー、新apple TVとtorneに見る日米録画事情(ホームサーバの戦い・第71章) 、地方民放抵抗の理由(ホームサーバの戦い・第72章) で語ったことは、これから日本でネット配信を進めるに当たっての問題点であるが、なかな…

地方民放抵抗の理由(ホームサーバの戦い・第72章)

なぜ、地方民放はネット配信を恐れるのか 前項「新apple TVとtorneに見る日米録画事情(ホームサーバの戦い・第71章) 」の中で、ただし、ネットで広く全国に配信すると、それまで全国放送を担ってきた各地の系列地方局が反発することから、人気の高い番組はな…