夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

ブルー・オーシャン

巨大なライバルを乗り越えるために役立つ『禁じ手』という手法

「踊る大捜査線」は「太陽にほえろ!」を禁じ手にした 前項「踊る大捜査線」の作り方で、脚本の君塚氏が、「太陽にほえろ!」がいかに実験作かを述べたとき、「なら、それ全部、禁じ手にしちゃいましょう!」 プロデューサーから脚本家に対する挑発である。刑事…

iPadはブルー・オーシャンか(ホームサーバの戦い・第55章)

独占=ブルー・オーシャン/競争=レッド・オーシャン マスメディアの「マス」が消えるときで引用した誰もが発言できるということは誰も発言する権利を独占していないことだ。市場に例えれば、旧来のジャーナリズムは独占市場で、ブログは競争市場だ。なぜ新…

コンテナー(入れ物)大国からコンテンツ(中身)大国へ変換するとき

インターネットは、コンテンツをコンテナーから引き離す 日本はコンテナー大国である。自動車は、人間を運ぶ入れ物であるし、テレビは、番組というコンテンツを見せる入れ物である。また、CD、DVD、ブルーレイディスクなどのメディアもまた、音楽や映画…

私たちは、インターネットで引き起こされたパラダイムシフトの真っ只中にいる

2本のクローズアップ現代 8月26日のNHKクローズアップ現代「グローバル・インフレ”の衝撃〜転換する世界経済 日本は〜」を見た。解説にはこうある。 去年8月のサブプライム・ショックから1年、世界経済は危機に直面している。住宅バブルの崩壊が引き超…

iPhoneとブルー・オーシャン

iPhoneとWiiの共通点 ブルー・オーシャンとは、 『ブルー・オーシャン戦略』(ランダムハウス講談社)という経営書が静かなブームになっている。米国でベストセラーになり,各国語に翻訳され,世界100カ国以上で刊行されているという。 この本では,競合他社…

「経験」が未来の読みを間違わせる

(1)「経験」がユニークなアイデアを妨害する 前項「未来の読み間違い」を書いていて、その間違う理由は「経験」であることに気がついた。たとえば、ソニーが薄型テレビ参入に遅れた理由は、フラットテレビである「ベガ」の成功体験にあるし、東芝がHD DVD…

Wiiの成功と限界

Wiiとブルー・オーシャン Wii は、最近、健康美容器具となったようだ。主婦層が買っている。 朝日新聞(1/4)に任天堂の岩田社長のインタビューが載っていた。 任天堂社長「ゲームの敵だったお母さんが買ってくれれば」—— 一人ではなく、家族で楽しんでいる人…

ものづくりは人づくり

前項「久夛良木氏がSCEの社長退任でPS3はどうなる?」で論点が「PS3」まで行かなかったのでちょっとタイトルと違ってしまった。ただ、日本社会の不安をめぐる論調で「ものづくり」のみに視点が集まっていて、本来一番大切な「人づくり」を忘れていないか…