夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

宗教

失望の構造(悲しみが希望に変わるとき・4)

「誰でもよかった」の意味 最近、通り魔殺人事件が多発している。例えば、地下鉄東陽町駅前の事件。 19日、東京・江東区の東陽町駅の前で通行人ら4人が男に刃物で次々と刺されてけがをした事件で、逮捕された元暴力団員の男が意味の分からない話をしてい…

力への幻想(強いアメリカと強い日本・2)

アルジェリア人質事件またもや、アルジェリアで人質事件が起こった。アルジェリア政府が言うのはいつも『テロリストとは交渉しない』の一点だけだ。テロリストは強力な武器を持って、弱者たちを誘拐する。「人命は尊重しなければならない」とは言うが、その…

強いアメリカと強い日本

脱原発はなぜ選挙の争点にならなかったかわずか1年9か月前に起きた東日本大震災と福島原発事故は私たち日本人に、大きな苦痛をもたらした。地震と原発が重なった時、これほどの被害が及ぶとは思いもしなかったはずだ。ところが、総選挙の争点にはならなか…

新聞の中の「マジョリティ憑依」

今日の朝日新聞から今日、6月20日付けの朝日新聞を読んでいると、新聞の端々から日本人の持っている「マジョリティ憑依」が浮かび上がってくる。たとえば、1面は、「民主、党内調整打ち切り」「増税修正案、3党提出へ」 しかし、日本の政治家は相手を説得し…

「グレート・リセット」という幻想

日経ビジネス・オンラインで小田嶋隆氏の「ハルマゲドンと「グレートリセット」という願望」を読んだ。主題は、オウムの平田信が自首したことから始まって、オウムの「ハルマゲドン」と橋下徹氏の「グレート・リセット」構想を批判しているが、その中でリン…

ジャック・バウアー的アメリカ正義論

ジャック・バウアーの正義私たちは、さまざまなルールに縛られている。人を殺してはいけないという刑法的ルールから、道路でつばを吐いてはいけないという社会道徳的ルールまで。一方、警察や検察のように、犯人を取り締まるために武器の携帯などの一部のル…

テロリズムと神、幕僚長の奇妙な思想

ドラマ「ブラッディ・マンディ」を見ていると、テロリスト集団が神の名を名乗っていることに気づいた。人間を裁くには、神の力が必要と考えているのだろう。オウム真理教でも、ポアという名で人の生死を裁いていることを思い出す。イスラム教にしてもキリス…

地球温暖化ノアの箱舟論

洞爺湖サミットが続いているので、さらに妄想は続く。温暖化は神の怒り? 地球温暖化で何が起こるか。気温上昇による生態系の変化、砂漠化。そして北極やグリーンランドの氷が溶けることによる海面の上昇だ。海面が上昇すれば、当然陸地は減る。そこで思い出…

フォトレポート・私が悪魔に見えますか

フォトレポート・火星人は誰だ? に続く第二弾! チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマが日本に立ち寄り、こんな発言をした。ダライ・ラマ14世:私が悪魔に見えますか−−千葉・成田で会見 (毎日新聞4/11) さらに指で角を作り悪魔のようなポーズを取ると「私…

ケータイホームレス・さまよえる日本人論(4)

二枚のグラフと国の誇りこのグラフを見てもらいたい。これはサミュエル・ハチントンの「分断されるアメリカ」( 鈴木主税 (訳)/集英社)に掲げられた「国への誇りと神の重要性」と題されたグラフである。 日本の位置がかなり下であることにお気づきだろうか。…

宇宙の創り方(異文化文献録)

帰りが遅くなって、満天の星空の中に自分がいることにふと気がついたとき、君たちはどんなことを考えるだろう。大宇宙の中のちっぽけな自分だろうか。地球に生まれ合わせた不思議さだろうか。人間はどこ(生前)から来てどこ(死後)へ行くのか。謎は深まる…

愛とLOVEの不思議な関係 (異文化文献録)

「やっぱり恋愛ってあるのねえ。そういう恋愛って、映画とかそういうのだけで、実際にはないと思っていたの。もしあったら、怖いと思ってたわ。なんだか、自分がなくなっちゃうみたいで」(山田太一「想い出づくり」大和書房) 愛ってなんだろう。「愛」はも…

Googleと神

「オンリーワンの時代」に僕はこんなコメントを書いた。 CNET Japanのブロガー佐々木俊尚氏の著書「Google 既存のビジネスを破壊する」(文春新書)を読んでみると、最終的にGoogleは神になるという言葉に集約されます。ユビキタスとは「いつでも、どこでも、…