夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

希望

失望の構造(悲しみが希望に変わるとき・4)

「誰でもよかった」の意味 最近、通り魔殺人事件が多発している。例えば、地下鉄東陽町駅前の事件。 19日、東京・江東区の東陽町駅の前で通行人ら4人が男に刃物で次々と刺されてけがをした事件で、逮捕された元暴力団員の男が意味の分からない話をしてい…

変化への抵抗~なぜ誰も希望を求めないか

TPP問題を見ていると、日本とは今の状態を変化させることになんと抵抗の強い国民性なのだと思う。前項福島漂流と日本沈没(悲しみが希望に変わるとき・3) で、 誰かが変革してくれるのを待っている間は希望が生まれない事を示している。 と書いたり、「NHK×日…

福島漂流と日本沈没(悲しみが希望に変わるとき・3)

このエントリーは、「大切な人を亡くすということ」、その続編「悲しみが希望に変わるとき」「誰もが大切な人に (悲しみが希望に変わるとき・2) 」の福島編である。 震災後2年の中折れ現象 今日、東日本大震災から2年目の3月11日である。しかし、なかなか復…

失敗の中からしか希望は生まれない

パンドラの箱の伝説を知っているだろうか。パンドラのWikipediaにはこう書いてある。 プロメーテウスが天界から火を盗んで人類に与えた事に怒ったゼウスは、人類に災いをもたらすために「女性」というものを作るよう神々に命令したという。 ヘーシオドス『仕…

誰もが大切な人に (悲しみが希望に変わるとき・2)

悲しみの先にあるのは怒りとあきらめ佐々木氏のツィート生活保護世帯の子供たちの実状。家庭での居場所も学力も、数多くの「あたりまえ」を最初から奪われている。/貧困の世代間連鎖は止められないのか 「江戸川中3勉強会」25年目の夏 http://bit.ly/N4FTxF…

悲しみが希望に変わるとき

8月15日にアジアが反発する中国・台湾・韓国などと日本の領土問題が再燃している。わざわざこの時期を選んでという気がしないでもない。考えてみればわかることだが、日本のメディアがこのシーズンで放送する番組内容を見れば、ほとんどが戦争加害者の立場と…

大切な人を亡くすということ

死んで初めてその大切さを知る こんなブログを読んだ。末期がんの彼と結婚した女性の話。ブログの作者は、最後にこんな文章を書く。「愛する人の死を具体的に想像することはとても大事なのではないか」ということです。 これはとても難しい事だし、すごい想…

ボロをまとったマリリン・モンロー

映画「はやぶさ 遥かなる帰還」より 映画「はやぶさ 遥かなる帰還」を見てきた。はやぶさの映画は3本作られている。去年10月に公開されたFOX版「はやぶさ/HAYABUSA」、今回は東映版「はやぶさ 遥かなる帰還」、来月上映される松竹版「おかえり、はやぶさ」で…

夢は見るものでなく叶えるもの

澤穂希選手の言葉ワールドカップで優勝したなでしこジャパンが帰国した。会見の中で澤穂希(さわほまれ)選手の言葉が気になった。サッカーキングの「日本が世界の頂点に立った日。苦しみを乗り越え、ドイツに咲いた満開の“なでしこ” 」に澤穂希選手の著書『ほ…

希望のない国から希望の国へ

マスコミはなぜ不安をあおるのか僕は「メディアが不安をあおる理由」で、「リスクのモノサシ」(中谷内一也著・NHKブックス)の言葉を引用している。マスメディアの報道スタイルのうち、人々の不安を高める原因の一つとしてあげられるのが、幅広いリスク評価の…

家族の期待は、子供の人生を変える

残業廃止は、ワーク・シェアリングの第一歩 最近のエントリー、「亀井さん、文句を言う相手、間違っていませんか?」、「「助けて」と言えない理由」などで、家族間の事件が増える理由として、大企業の経営者を諌めるよりも、日本人の仕事中心の考え方が、結…

「助けて」と言えない理由

本日、NHKのクローズアップ現代「“助けて”と言えない〜いま30代に何が〜」を見た。番組解説に今年4月、福岡県北九州市の住宅で39歳男性の遺体が発見された。男性は死の数日前から何も食べず、孤独死していたとみられる。しかし、男性は、困窮する自分の生…

亀井さん、文句を言う相手、間違っていませんか?

こんな記事を読みました。 亀井静香金融・郵政改革担当相は5日、東京都内の講演で「日本で家族間の殺人事件が増えているのは(企業が)人間を人間として扱わなくなったためだ」と述べた。その上で日本経団連の御手洗冨士夫会長と会談した際に「そのことに責…

いよいよ希望のない人は生き残れない時代がやってきた

希望のある人・希望のない人 前項「先のことが考えられない人間」は希望のない人のことだったの続き。大変革の時代には、希望のない人は変革を嫌い、希望のある人は、変革を好む。僕は、「2007年とは何だったか。そして2008年はどこへ向かうのか。」で引用し…

「先のことが考えられない人間」は希望のない人のことだった

「希望学」の一節から 「イチローと「希望学」」で、たまたま、東京大学社会科学研究所教授の玄田有史氏の「希望学」を引用した。 「幸福は持続することが求められるのに対し、希望は変革のために求められる」。「安心には結果が必要とされるが、希望には模…

イチローと「希望学」

WBCの経験がイチローを強くした イチローが史上初の9年連続200本安打の記録を達成した。いつも、淡々と、バッターボックスに立つイチローだが、試合後のインタビューでこんなことを語ったという。 新しい境地で大リーグの頂点に立った。3月のWBCでは、不…

「非正規日本人の反乱」の答えを「暴動」にしなかった理由

僕は、最初「非正規日本人の反乱」の結論を暴動で収めようかと思った。しかし、日本人は、果たして、海外の人たちと同様に、暴動で自分達の怒りを表現するだろうかと思った。もちろん、ストライキとかデモとか、民主的な方法はいくらでもある。だが、それで…

「誰でも良かった」犯人は、誰でもなかったその他大勢の一人

6月8日の日曜日、歩行者天国の秋葉原で白昼堂々と通り魔殺人が行われた。(GIGAZINEなど)彼は25歳、派遣社員として自動車工場で働いていたという。しかし、派遣社員というのは微妙な職業である。社員ならば、その会社に所属することで、少なくとも自分は「何…

この国には希望だけがない

(1)奇妙なニュース 最近のニュースの北京オリンピック報道はなんだか変である。前半のニュースコーナーでは、北京オリンピックの聖火リレーの混乱を伝え、後半のスポーツコーナーでは、北京オリンピックに意気込む選手たちを伝える。これでは、視聴者も選…