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素人だから言えることもある

手塚治虫

「愛と欲望のマンガ道」補足情報・4

いかにして米沢嘉博記念図書館ができたか抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」で疑問に思ったのは、明治大学の森川嘉一郎氏と米沢嘉博氏の関係だ。それを説明するインタビューがあった。―― この図書館を開館することになったきっかけから教えてくだ…

「愛と欲望のマンガ道」補足情報・2

抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」で、登場した素朴な疑問を補足情報として後追い調査する「愛と欲望のマンガ道」補足情報・1に続く2回目。今回のエントリーについては、少年サンデーと少年マガジンの争いについて深く関係している。横尾忠則の少…

「愛と欲望のマンガ道」補足情報・1

前項抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」は、番組をそのまま書き起こしたものだが、これだけで終わってしまったら、僕のブログの意味はない。僕は、ドナルド・キーン氏は日本人の何に感動したのか(1) でも、番組の中で登場した書籍を調べたドナルド…

抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」

9月19日にNHKで「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」を見た。かつて、爆笑問題が登場するこのシリーズでは、抜き書き・爆笑問題のニッポンの教養「TVはいつまで笑うのか・横澤彪」を書き起こしている。今回は、日本のマンガの歴史に対しての興味深い話があっ…

アシモとアトム

ホンダは、4年ぶりにアシモの発表をした。今回は、原発事故対応のためのアームロボットも発表されたという。本田技研工業、および本田技術研究所は11月8日、研究開発中のヒューマノイドロボット「ASIMO(アシモ)」を4年ぶりに刷新し、発表した。新型ASIMOで…

21世紀の今、改めて読み解く手塚治虫のメッセージ

鉄腕アトム・ブラックジャック・どろろの共通点 昨年2009年は、手塚治虫生誕80周年であった。実写版映画「MW」や「どろろ」、ハリウッド版アニメ「ATOM」など公開されたが、もう一つパッとしなかった。60歳で亡くなった手塚治虫にとって、せめて鉄腕アトムが…

鶴岡八幡宮の大イチョウと「陽だまりの樹」

1000年も生きていたという大イチョウが倒れたという記事があった。鶴岡八幡宮の大イチョウ倒れる 「実朝暗殺の舞台」 鶴岡八幡宮(吉田茂穂宮司)のご神木とされる大イチョウは10日午前4時40分ごろ、根元から倒れているのが見つかった。けが人などはな…

中島梓氏の手塚治虫論(「コミュニケーション不全症候群」から)

言語力低下とおタクと「コミュニケーション不全症候群」のために、中島梓氏の「コミュニケーション不全症候群」(筑摩書房)を読んだが、その中で触れられた手塚治虫作品の話が大変興味深かった。今回のエントリーは、「コミュニケーション不全症候群」の手塚…

アイデアの宝庫

手塚治虫が優れているのは、ジャンルにとらわれなかったことである。過去の漫画家たちが、自分たちのジャンルにこだわり、専門化していくのに対し、いろいろなジャンルを吸収していった。「バーゲンセールするほどアイデアがある」といった本人の言葉は、彼…

手塚治虫は「考える人」だった

2月9日より、NHKBS2で「手塚治虫2009」というタイトルで8ヶ月にわたって特集するという。「こんな番組」として今年は「未来のテレビ」衛星放送20周年、そして、手塚治虫生誕80年、没後20年にあたります。手塚治虫2009」では、BS2で2月から8ヶ月間にわたり、…

ヒゲオヤジの語る手塚治虫

来年は、手塚治虫生誕80周年だという。「MW」が実写映画化され、しかもハリウッド版「ASTRO BOY」も公開の予定だ。また、ニコニ・コモンズに手塚作品が登場した。(宣言全ページ) 実は、11月3日は手塚治虫の誕生日である。そして、来年11月3日はちょうど80歳の…

「宝物とは知識」インディ・ジョーンズを見て考える

かつて考古学者は冒険家であった インディ・ジョーンズ・クリスタル・スカルの王国を見てきた。その中で出てきたのが、「宝物とは知識」という言葉であった。エルドラドでも黄金都市でもない、金塊や財宝でもないのだ。 そういえば、最近の映画、歴史の中の…

黒手塚ワールド「バンパイヤ」

「MW」の結城と「バンパイヤ」のロック黒手塚ワールド「MW」を書いていて、この結城美知夫と似たような、犯罪者を描いた手塚マンガを思い出した。 それが「バンパイヤ」のロックである。バンパイヤのWikipediaにはそのストーリーにこのくだりがある。ロッ…

黒手塚ワールド「どろろ」

不幸な生い立ちの「どろろ」という作品昨年、「どろろ」が映画化された。しかし、この作品は、大変不幸な生い立ちを持っている。どろろのWikipediaにこうある。 時代劇で妖怪物、というかなり特殊なジャンルとして発表されたが、手塚治虫が雑誌で語っている…

黒手塚ワールド「MW」

「MW」の映画化 手塚治虫の漫画「MW」が実写映画化されるという。(映画公式サイト)eiga.comによれば、[eiga.com 映画ニュース] 「KIDS」「ただ、君を愛してる」の人気俳優・玉木宏が、手塚治虫生誕80周年記念作品として製作中の映画「MW ムウ」で初の悪…

ウルトラ幻想曲

前項「特撮がCGに置き換わるとき」を書いたとき、なぜか「ウルトラ」に関するいろいろなことが思い出された。「ウルトラ」の名 「ウルトラ」の名は東京オリンピックの体操で連発された「ウルトラC」からきたものだ。ところが体操競技には「ウルトラC」という…

アイボ版ロボット法考察

これは、トヨタにソニーのロボット技術を一部提供の記事で思い出した、「ロボット法考察」の採録である。 【Three principle of robotics・AIBOversion】「ロボット工学三原則・AIBO版」 AIBOを開発するにあたって、ソニーは、次のようなロボット三原則を定…

すべていつわりの国

このタイトルは手塚治虫の「すべていつわりの家」(手塚治虫漫画全集88「メタモルフォーゼ」所収/講談社)のタイトルから来ている。 来日したビリー・ブランクス(51)氏が言った言葉「エクササイズは心がないとダメ。どうしてすぐにあきらめるんだ? 自…

Windows Vistaホゲタラ論

どろろの歌 (作詞 鈴木良武/作曲 冨田勲/歌 藤田淑子)を聞いていると、なぜか、マイクロソフトがWindows Vistaによって天下統一を目指している姿を思い浮かべた。アップルが家電に大きく方向を変え、パソコンOSはほぼマイクロソフトの天下である。赤い夕…

不適切な発想

柳沢厚労相の「女性は子供を産む機械」発言を聞いていて、変な言葉を思い出した。手塚治虫の「鉄腕アトム」の中にたびたび出てくる「ロボット(機械)だって人間だ」という言葉である。 手塚治虫の作品は、差別の問題をはらむ作品が多い。鉄腕アトムは、人間の…