夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

政治

強いアメリカと強い日本

脱原発はなぜ選挙の争点にならなかったかわずか1年9か月前に起きた東日本大震災と福島原発事故は私たち日本人に、大きな苦痛をもたらした。地震と原発が重なった時、これほどの被害が及ぶとは思いもしなかったはずだ。ところが、総選挙の争点にはならなか…

ラビットフット化するマニフェスト

政治のマクガフィンミッション・インポッシブル「ラビットフット」の謎のアクセス数が増えている。これは、昨日、「ミッション・インポッシブル?(M:I:?)」が放送されたためだ。そこでも触れたのだが、ヒッチコックが言い出した「マクガフィン」が政治におい…

橋下ブームと言う相乗的なだれ現象

前項週刊朝日「橋下記事」検証を毎日「WaiWai」検証と比較するに、僕はこう書いた。「橋下市長の出自に関して、ほかの雑誌がすでに書いていることを理由に問題にはならないだろうと思い込み、自らチェックできませんでした。」という言葉は、他の週刊誌と同…

ネットによって加速される公私混同・2

尖閣諸島の国有化や竹島問題により、アジア近辺のデモが過激化している。一方、中国政府が自国の領土を主張している限り、国内デモを取り締まることはできない。もし、取り締まれば、自己矛盾となり、政府批判の暴動となってしまうからだ。そして、中国国内…

新聞の中の「マジョリティ憑依」

今日の朝日新聞から今日、6月20日付けの朝日新聞を読んでいると、新聞の端々から日本人の持っている「マジョリティ憑依」が浮かび上がってくる。たとえば、1面は、「民主、党内調整打ち切り」「増税修正案、3党提出へ」 しかし、日本の政治家は相手を説得し…

「グレート・リセット」という幻想

日経ビジネス・オンラインで小田嶋隆氏の「ハルマゲドンと「グレートリセット」という願望」を読んだ。主題は、オウムの平田信が自首したことから始まって、オウムの「ハルマゲドン」と橋下徹氏の「グレート・リセット」構想を批判しているが、その中でリン…

「見えないから安心」と「見えたから不安」

このタイトルはおかしいという人もいるかもしれない。普通は、「見えるから安心」であり、「見えないから不安」なのだ。でも、放射能測定で各地に数値が明らかになると、ここは数値が少ないから安心というだろうか。むしろ、数値を知らなかったころが安心だ…

日本人の世界は「空気」でできている

前項「テレビメモ「怪獣」と「我慢」(3)雑感・「我慢」編」で、考えたのは、日本では「我慢」と「空気」が密接に結びついていることだった。日本は縦割り社会であらゆるジャンルでタコツボ化しており、それぞれ違った空気を持っている。したがって、派遣社員…

佐々木氏のRTの誤解の構造

もともとは、こんなツィートだった。政治記者が報じない方が法案はまとまるのではないか、と。「政治不信拡大の共犯者に私たちはなってはいけない」と毎日新聞論説副委員長。おっしゃる通り。/通る法案、通らぬ法案=与良正男 http://j.mp/pNfNuFhttp://mob…

日本人の古層と空気

池田信夫氏の日本政治の「古層」を読んでいると、次の箇所があった。菅首相の極端な行き当たりばったりの行動は、こうした日本政治の「古層」が津波に洗い流されて露出したのかもしれない。きのうアゴラBOOKセミナーでも田原総一朗さんと意見が一致したこと…

菅首相の一発逆転、自然エネルギー担当相に孫社長起用の噂

一発逆転の追求は国の衰退の第4段階ZAKZAKにこんな記事があった。「内閣改造は、震災復興半ばという今の世情や、『死に体内閣では常識的には無理だ』という声が多い。しかし、追い詰められた菅首相はあり得ないことをやっている。だから、リアリティーをもっ…

しゃべりがうまい人、聞くのがうまい人

テレビが求めるしゃべりがうまい人日本人はシャイだと言われる。自己紹介も下手だという。だから、かつてのCMは「男は黙ってサッポロビール」と言っていた。男は、おしゃべりより、寡黙な人がいいというのが、昔の常識だった。ところが、今、テレビを見れば…

評論家は政治家になるべきではない

一億総評論家の時代そもそも評論家の資質と政治家の資質は違うのではないか。例えば、テレビで、政治家をやり込める評論家がいる。視聴者は、その通りだと思い、拍手喝采をする。そして、この評論家が政治をすればと視聴者は考え始める。一方、評論家の方も…

菅直人氏の「総理大臣の器」

菅直人氏のWikipediaを読んでいて、彼の著書に「総理大臣の器―「菅」対「小泉」マニフェスト対決」(幻冬舎/2003年刊)という本があるという。現在、与野党から攻撃されている菅氏は、総理大臣について、どんなふうに考えていたのか気になった。 実は、「総理…

すべてが無責任になってしまう国(トップが馬鹿だから・2)

責任が明確でない国現場の東電の吉田所長が海水注入を停止しなかったことで、処分すべきでないという意見が沸き起こっている。注水継続の吉田所長、処分も検討…東電副社長 東京電力の武藤栄副社長は26日午後の記者会見で、福島第一原子力発電所1号機の海…

トップが馬鹿だから

僕たちはみんな言う。「トップが馬鹿だから」こうなった。現場が、いくら頑張っても、「トップが馬鹿だから」結局は、このありさまだ。でも、彼は、若いころは生き生きとして、正義感に燃えて頑張っていた。ところが、組織のトップに立つと、自分で責任を持…

日本人に民主主義は合わないのか~情報共有から始めよう

日本は会社主義社会だった?日本の年金制度や社会保障制度は、高度成長期にできた。僕は、福祉と政治、何が問題なのか、改めて考える。で、北海道大学政治学教授の宮本太郎氏の著書「福祉政治−日本の生活保障とデモクラシー」の言葉を引用している。日本では…

個人の不安と集団への不信(精神論はやめよう・3)

震災後、1か月たって、こんなことを考えた。日本人は、ひとりひとりは勤勉で優秀だが、集団になると、その能力が相殺されて、とんでもないことや頓珍漢なことをやってしまう習性があるのではないか。今回の、東京電力の対応や、民主党の行動からそう思った…

善意の暴力(精神論はやめよう・2)

ひとつになるのは日本人か日本国家かフジテレビ「ひとつになろう日本」、日本テレビ「つながろうニッポン! 」など、新聞や週刊誌だけでない。テレビも局を上げて精神論が始まった。もちろん、出演するタレントに問題はない。彼らは純粋に善意で参加している…

精神論はやめよう

日本の未来を信じようACジャパンという穴埋めCMのお詫びで触れていた現在、ACジャパンでは、「東北地方太平洋沖地震」で被災された方々を応援する臨時キャンペーンCMを企画・制作中でございます。とある通り、現在、新しいCMが流れている。SMAPやサッカーの…

中東の反政府デモは、「現実がひっくり返る年」の始まり

独裁政権の特徴はメディアを握ることCNNによれば、北アフリカのチュニジアに端を発し、エジプトのムバラク政権を崩壊させて中東に広がった反政府デモはリビアにも飛び火した。イランやバーレーン、アルジェリア、ヨルダン、シリア、イエメンでも、国民の不満…

菅首相も小沢氏も橋下知事も秋葉市長もみんなネット

今年は、年初めから、ネットを活用した政治家が増えてきた。みんな、自分の言いたいことが新聞で伝えられないことに不満が高まっている。羅列してみると、 1月6日 秋葉広島市長(Youtube)広島市の秋葉市長が、今期をもって退任する意向を表明しました。秋葉忠…

大予想「現実がひっくり返る年」

「予想」をさかさまに読めば、「ウソよ」となる。したがって、「大予想」とは、「大きなウソよ」ということだ。年頭の予想がほとんど当たらないのは、「予想」の中に「ウソ」が混じっているからである。冗談はともかく、今年は、今までの現実と思っていたこ…

政治とネットは相性が悪い

集団の意思と個人の心ネットは速すぎて政治は遅すぎる。いつも、ネットに流出してから政治が追いかける。政治とマスメディアは対決の構図を描いていて、あまり気にしていなかったが、ネットメディアが登場して、初めて両者が集団の意思であることに気がつい…

ネットメディアが国家を翻弄する意味を考える

小沢氏がニコニコ動画に出る理由前項「マスコミがネットを引用する時代がやってきた」で最近の事象の2つを取り上げた。マスコミで批判ばかりされている小沢氏は、ネットではかなりの支持率を得ているということで、ニコニコ動画に登場した。民主党が公開を渋…

地方民放抵抗の理由(ホームサーバの戦い・第72章)

なぜ、地方民放はネット配信を恐れるのか 前項「新apple TVとtorneに見る日米録画事情(ホームサーバの戦い・第71章) 」の中で、ただし、ネットで広く全国に配信すると、それまで全国放送を担ってきた各地の系列地方局が反発することから、人気の高い番組はな…

日本はどこで道を間違えたのか

NHKスペシャル「消えた高齢者 “無縁社会”の闇」 昨日の9月5日、NHKスペシャル「消えた高齢者 “無縁社会”の闇」を見た。解説にこうある。生きているか、死んでいるかさえ分からない’――所在不明の高齢者が相次いで発覚する異常事態。各地の自治体は今も毎日、…

なぜ、誰も小沢一郎を理解できないのか

現在、民主党では代表戦を前にゆれている。鳩山前首相ともあろう人が、わざわざ菅現首相と小沢一郎前幹事長の間で行ったり来たり。まるで、小沢氏は鳩山氏の師匠なのか? 民主党の中も変だ。小沢派も反小沢派も、小沢一郎氏が何を考えているのか、さっぱりわ…

iPadが引き起こすジャーナリズム革命(ホームサーバの戦い・第66章)

iPadは入れ物の一つに過ぎない 僕は、「なぜ、iPadは革命的か(ホームサーバの戦い・第56章)」の中で、「コンピュータに慣れた人しかアクセスできないものがそうでない人もアクセスできるようになる」(NHK「爆笑問題ニッポンの教養」file:107「現実ヲ拡張セ…

読者ブログ廃止問題とかけて何と解く?(なぞかけ)

普天間問題で悩む鳩山総理と解く その心は (住民・読者ブロガー)大反対の中、5月末の結着(リニューアル)を目指す