夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

新聞

新聞は引用の仕方でこんなに変わる

赤旗の記事からOECDの雇用アウトルック(見通し)2009を読む 9月19日の赤旗にこんな記事があった。貧困層の8割 ワーキングプア/OECD 日本に警告 日本の労働者の貧困は、先進国のなかでも深刻な水準にある—経済協力開発機構(OECD)は2009年の雇用見通…

知る権利の自己矛盾

官僚会見廃止と記者クラブ開放 平野官房長官による「事務次官による会見廃止」問題が、マス・メディアに大きく波紋を呼んでいる。本日(9/21)の毎日新聞には、 「私ども政権は、公務員の記者会見を原則として禁止する。事務次官等の定例記者会見は行わない」…

マス・メディアが報じない「記者クラブ」騒動

首相就任会見に出席できなかったフリージャーナリスト これは、「朝日ニュースター」のYoutube(現在削除)で、池田信夫氏の「「記者クラブ開放」の約束は嘘なのか - 池田信夫」からの孫引用である。貴重なのは、鳩山氏や小沢氏の映像がそこに残っていることだ…

情報通信法と民主党メディア改革

情報通信法とテレビ局 2009年8月11日の毎日新聞に、こんな記事が載っていた。通信・放送融合:番組制作に認定制 ネット規制は見送り−−総務省委 通信・放送の融合を議論している総務省の検討委員会(主査・長谷部恭男東大教授)は10日、地上波のテレビ、ラ…

ニュースの価値を誰が判断するか

欧米の新聞は死んだ?日経ビジネスオンラインでこんな記事があった欧米の新聞は、既に死んでいる−元新聞記者が愛惜を込めて直視した業界の終焉− 世界第2位の富豪で米国人投資家であるウォーレン・バフェット氏は今春、新聞業界への投資を断念すると発言した…

皆、気がついてしまった。インターネットでは、ニュースは誰も儲からないことを。

ニュースメディアはただの伝達機関である。 コンテンツの権利は、クリエイターにある。それならニュースの権利は、新聞やテレビのニュースメディアにあるか? そんなことはない。ニュースメディアはただの伝達機関である。メディアの歴史を見ればわかる。聖書…

朝日新聞が変わるか、CNET Japanが変わるか、ブログについて考える。

朝日新聞の事業継承記事 7月1日の朝日新聞に、朝日新聞がCNET Japanの事業継承について書かれていた。 朝日新聞社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:秋山 耿太郎)と、米メディア大手CBSのウェブ事業部門であるCBS Interactive(本社…

非常識な時代には非常識な発想が必要だ

岩見隆夫氏のある意見 前項「日本をどげんかせんといかん」東国原総裁、有りか無しか? の反応は予想通り、あまりにも常識的だった。毎日新聞の岩見隆夫氏のコラム「近聞遠見:日向の国からミサイル」にこう書いている。なにしろ、人気者とはいえ、九州の一知…

誤報は必ず繰り返される

バンキシャとインターネット インターネットが普及して感じたことは、情報を得ることが大変、簡便になったことだ。本来だったら、その知りたいことについて本を読み、専門家に会わなければ知れないことが、即座に知ることができる。テレビ局のリサーチ業務に…

ブログ・ジャーナリズムは誕生するか

ジャーナリストは盗用する? 「読売新聞「新聞が必要 90%」の謎」で、ITジャーナリストの小寺信良氏の記事を引用して、新聞記者がYouTubeを見て書いているという話を書いた。そして、小寺氏の 新聞記者というのは足で歩いてコメントを拾って歩くものじゃない…

考えること・考えないこと

前項「読売新聞「新聞が必要 90%」の謎」で明らかになったのは、考えない新聞記者が増えてきているという事実であった。「考える」というのは、集められた多くの素材をいったん、自分の頭の中に収め、その中から記者独自の熟成された文章を取り出すという行…

読売新聞「新聞が必要 90%」の謎

「新聞を全く読まない」4.5%の謎 読売新聞10月13日版の調査記事「新聞、これからも必要」が90%…読売世論調査は、いささか新聞の自画自賛ぎみの報道であった。 読売新聞社が15〜21日の第61回新聞週間を前に行った全国世論調査(面接方式)によると…

日本にジャーナリズムが育たない理由

報道しないニュースが多すぎる たとえば、今回の毎日新聞の「WaiWai」問題がそうだ。7月20日に「おわび」が載っただけで、他の新聞は上っ面をなぞっただけ。インターネットを持ってない読者には、何があったかすらもわからない。 ぼくのエントリーでもまと…

毎日新聞もノスタルジア軍団だったのか?

新聞社がおびえるインターネット 佐々木氏のエントリー「毎日新聞社内で何が起きているのか(上)」の中で、毎日新聞はもとより、他紙の全国紙の記者がインターネットをおびえている様子が描かれている。「毎日の低俗記事事件をきちんと報道すべきという声は…

捏造はなぜ止まらない?

テレビの演出が捏造に変わるとき 「ねつ造の心理?退屈が怖い」でぼくは、今野勉氏の書いた「テレビの嘘を見破る」(新潮選書) を引用した。ある釣り好きな作家が、某国の幻の魚に挑むつり紀行番組です。幻の魚といわれるだけであって、なかなか釣れません。滞…

毎日新聞の「WaiWai」騒動は、新聞の「あるある大事典」2(佐々木氏のエントリーを分析する)

CNET Japanのαブロガー、元毎日新聞記者の佐々木俊尚氏のエントリー「毎日新聞社内で何が起きているのか(上)」が載っていた。そこで、毎日新聞の「WaiWai」騒動は、新聞の「あるある大事典」に続いて、再び「あるある大事典Ⅱ調査報告書」と比較してみた。…

「WaiWai」「あるある」から見るメディア論

メディアは過去を隠したがる。 「WaiWai」は既に閉鎖しておりますが、過去の記事を転載しているサイトなどが判明すれば、事情を説明し、訂正や削除の要請を続けていきたいと思います。(再発防止へ体制強化 深刻な失態 教訓にします) 再発防止へ体制強…

毎日新聞の「WaiWai」騒動は、新聞の「あるある大事典」

「WaiWai」問題 今日7月20日の毎日新聞にこんな記事が掲載されていた。英文サイト出直します 経緯を報告しおわびします 毎日新聞社は英文サイト「毎日デイリーニューズ」上のコラム「WaiWai」に、極めて不適切な記事を掲載し続けていました。内部調査の結果…

著作権者たちのいらだち

初音ミクと著作権 一連の初音ミク騒動を見ていると、「初音ミク」というコンテンツを収益源とするために、本来の著作者をよそに、周りの人間が争っているように見える。つまり、著作者の範囲が明確でないためだ。おそらく、この騒動はテレビでは起こらなかっ…

ニュースが消える日

西田編集長の言葉 ニュースサイトでこんなタイトルを付けるのもなんだが、おそらくこの10年ほどでニュースの形が変わると思ってよいようだ。 きっかけはブログ・アワードで西田編集長の「ニュースサイトのページビュー(PV)よりブログのPV率が高いという話を…

「販売奨励金」と「押し紙」パラダイス鎖国を支えるメディアの裏金

政治にかかわらず、金と権力が集中した世界は必ず腐敗する。メディアもまた同様である。 「販売奨励金」とは携帯電話業界で携帯電話会社から新規契約者を獲得した販売店に提供される奨励金。 販売店ではその奨励金を携帯電話端末値下げの原資に当てることが…

新聞は生き残れるか

6月21日の朝日新聞にこんな記事が載っていた。 米紙のニューヨーク・タイムズとWSJ、大幅値上げへ 米紙ニューヨーク・タイムズは20日、売店での平日発行の新聞価格を近く25%値上げし、1部1ドルから1.25ドルに引き上げる方針を明らかにした。米…

ブログと報道

日本のブログの投稿数が世界一だという。 最近、こんなことを考えている。マスメディアとミニメディア。マスメディアは不特定多数に向かって、発言する。普通、これを報道という。ブログのような個人のメディアは、それに対して、口コミに近い。しかし、報道…

メディア革命

「10年後のテレビ」で起こる事態はまさにメディア革命とでも言うしかない。しかし、このような事態になるためには当然高いハードルがある。そこで、これからどうなっていけばこのハードルを乗り越えられることができるか考えて見る。「あるある」騒動がメデ…

10年後のテレビ

「ネット時代10年後、新聞とテレビはこうなる」(藤原治著・朝日新聞社)という本が出ていた。藤原氏は元電通総研の社長である。僕は、「5年後のテレビ」でテレビの未来を想像し、「インターネットはテレビ局の解体を加速するか」「ネットがテレビを放送する日…

「にせもの」の時代から「つくりもの」の時代へ

去年、他のブログで「偽計に偽証に偽装に偽造」 「ニセかガセか」という文章を書いた。耐震偽装問題とニセメール問題である。ホリエモンの事件では「偽計」という言葉も登場した。さらに小泉元首相の「ガセネタ」なる発言もあった。 昨年は「にせもの」の時…

技術の継承なくして優良なコンテンツは残せない

インターネットはテレビ局に何を望んでいるか。それはテレビ局が持っている、豊富なコンテンツだ。 しかし、最近のバラエティー番組、なぜかよく似ていないだろうか。10人近くのタレントをひな壇に乗せて、司会者がそのタレントたちとトークすると言う形だ…

無料の知識と有料の知識

インターネットが普及して、様々な分野で大きな影響を与えている。 たとえば、新聞メディアがそうだ。新聞はインターネットで新しいニュースを流している。しかも無料である。ニュースを報道するには、かなりなコストがかかる。そのコストは、新聞を購読して…