格差社会
知らなきゃそれでいい時代は終わった インターネットが普及して、今まで見えなかった部分が見えてきた。だが、インターネットに触れない世代は、何の進歩もない。これでは、彼らの貴重な経験を残すことはできないし、彼らの世代と若年世代の格差は広まるばか…
クリエイターとサーバー佐々木俊尚氏のツィートから、単純労働は海外へ、そしてロボットへ。優秀な頭脳はクラウドソーシングでマッチング。労働の二極化が明白な未来像。/2つのサーバー 生まれる雇用、消える職:日本経済新聞 http://s.nikkei.com/V0KtKJ …
悲しみの先にあるのは怒りとあきらめ佐々木氏のツィート生活保護世帯の子供たちの実状。家庭での居場所も学力も、数多くの「あたりまえ」を最初から奪われている。/貧困の世代間連鎖は止められないのか 「江戸川中3勉強会」25年目の夏 http://bit.ly/N4FTxF…
いじめられっ子の利点前項キャパシティの広い人を作るで考えたのは、単純にいじめによる犠牲者を減らすことでいじめのない関係を作ることではなく、実は、いじめられることに何か理由があるのではないかと思ったからだ。そういうことを書くと、いじめられる…
新型うつと、フリーライダーと社内失業者「NHKスペシャル 職場を襲う "新型うつ"」の放送以降、評判を見ると、ネガティブな意見が多い。たとえは、NHKスペシャル 職場を襲う "新型うつ"のtogetterを見ればわかる。しかし、これらのツィッターがなぜこんなに…
今日の夜7時のNHKニュースで、企業の就職の発想の違いが明らかになった。国内外から多様な人材を獲得しようと、大手衣料品チェーンのユニクロは、来年度から国籍など関係なく1年を通じて、随時社員を採用することになり、3日、就職希望者を対象にした説明…
前項「宇宙戦争」と「日本の自殺」で考えたのは、19世紀に書かれた「宇宙戦争」よりも、現代人は文明の進化によって、より楽に生きやすくなったかという疑問である。むしろ、文明が進化すればするほど、ますます人間が退化しているという現実があるのではな…
日本は会社主義社会だった?日本の年金制度や社会保障制度は、高度成長期にできた。僕は、福祉と政治、何が問題なのか、改めて考える。で、北海道大学政治学教授の宮本太郎氏の著書「福祉政治−日本の生活保障とデモクラシー」の言葉を引用している。日本では…
真実は誰にもわからない今日は13日の金曜日である。13日の金曜日が縁起が悪いというのは、「イエス・キリストが磔刑につけられたのが 13 日の金曜日とされ、キリスト教徒は忌むべき日であると考えている」という俗説があるが、正しくない。 キリスト教では主…
残業難民という奇妙な人たち日経新聞にこんな記事が載っていた。残業難民逃さない 冷やせない夏 商戦に熱 今年の夏はオフィス街に大量の「残業難民」が発生しそうだ。多くの企業は節電対策でオフィスの温度を28度以上に設定し、就業時間が過ぎれば空調を消す…
ようやく、就職試験の狭き門を通り抜けて、正社員となっても、企業内の「社内失業課」の魔の手を通り抜けるのはなかなか困難だろう。前項「600万人の社内失業者」でも書いたとおり、全国のサラリーマンの13%がこの「社内失業課」なのだ。しかも、新卒を重点…
他人からフリーライダーと見られている人前項「不信の時代」で、70万人のひきこもりを取り上げたが、会社内にも似たような現実がある。それも一桁多く。今回のエントリーでは、「社内失業 企業に捨てられた正社員」(増田不三雄著/双葉新書)を元に考えていく…
30代のひきこもりが70万人NHKクローズアップ現代で、「働くのがこわい 新たな“ひきこもり” 」という番組が放送された。内容紹介によると、“ひきこもり”の長期化、高年齢化が止まらない。去年内閣府が行った調査によると、ひきこもりの人は全国に70万人い…
日経ビジネスオンラインの記事から「真面目が“バカ”を見る?! 日本社会の未成熟」(河合 薫の新リーダー術)を読んだ。ひたすら頑固なまでに、彼らは決まった仕事を決まった時間に繰り返す。何事も起こらないように働くことが、彼らに課せられた最大の使命だ…
2008年と2010年の流行語2010年流行語大賞候補60語をあげてみると、iPad (クロス)カップリング 無縁社会 3D AKB48 K‐POP 〜なう いい質問ですねえ! 名ばかり高齢者 イクメン 家庭内野党 ガラパゴス(ガラケー) ゲゲゲの〜 白戸次郎もよろ…
NHKスペシャル「消えた高齢者 “無縁社会”の闇」 昨日の9月5日、NHKスペシャル「消えた高齢者 “無縁社会”の闇」を見た。解説にこうある。生きているか、死んでいるかさえ分からない’――所在不明の高齢者が相次いで発覚する異常事態。各地の自治体は今も毎日、…
忙しくて孤立する都市の構造「希望がない」「対話がない」「考えない」というのが現代日本人の特徴だ。仕事が忙しくて家族との対話がなく、対話するのも同じ会社の仲間だけ。一生懸命考えているのだが、結局、自分の周りのことだけで、将来や全体を展望して…
鉄腕アトム・ブラックジャック・どろろの共通点 昨年2009年は、手塚治虫生誕80周年であった。実写版映画「MW」や「どろろ」、ハリウッド版アニメ「ATOM」など公開されたが、もう一つパッとしなかった。60歳で亡くなった手塚治虫にとって、せめて鉄腕アトムが…
再び「誰でも良かった」事件、突発する また、無差別殺傷事件が起こった。何でも、2年前の秋葉原の事件の模倣であるという。「秋葉原事件のようにする」マツダ11人殺傷 広島市南区のマツダ本社工場に22日朝、乗用車が侵入し、男性従業員を次々とはねて…
縁がないのではなく縁が機能していない 4月3日、NHKで午後4時から、1月31日に放送した「無縁社会」の再放送を含めた特集番組「無縁社会 私達はどう向き合うか」が放送された。「無縁社会」の解説にこうある。「無縁社会」はかつて日本社会を紡いできた「地縁…
「三無主義」という言葉がある。30年ほど前に若者に対する批判として作られた「無気力・無関心・無責任」のことであるが、無感動を加えて「四無主義」と呼ばれることもある。(なお、諸説あり、後から無責任が入ったという説も)。ともかく、最近、この現代…
対話が消えつつある現代 最近のエントリー、誰も小沢さんがわからない・映画「おとうと」に見る家族内コミュニケーション・私たちの心の中に潜む「小沢一郎」的部分など、くしくも対話とコミュニケーションの話に集中した。 僕が小沢氏の言動に着目したのは…
賢い姉と愚かな弟 山田洋次監督の「おとうと」を見てきた。どんな家でも、親戚には必ずいる困った人。映画「おとうと」では、吉永小百合の姉・吟子と笑福亭鶴瓶の弟・鉄郎を中心に描かれている。愚かな兄と賢い妹の関係は、同じ山田洋次監督の「男はつらいよ…
池田氏のブログから 今回のエントリーは、「金持ち老人たちはなぜ元気なおばさんに引っ掻き回されるのか」の第二弾。 池田氏のブログ「貧困ビジネス」にこんなことが書いてあった。最近はRSSリーダーとツイッターしか見なくなり、はてなブックマークもノイズ…
相次ぐ女結婚詐欺事件と勝間vs池田論争 34歳の女と、35歳の女の結婚詐欺事件と相次ぐ不審死。特に、34歳の女の事件の被害者たちは高齢であり、犯人は介護ヘルパーとして被害者たちに出入りし、金額も高額だった。それほど、被害者たちは、高額な貯金を持ちな…
孤立は正社員にまで広がっている ETV特集「作家・重松清が考える 働く人の貧困と孤立のゆくえ」を見た。解説によると 去年暮れから年始にかけて開設された「年越し派遣村」。仕事とともに寝る場所までも失う派遣など非正規労働者の現実を目に見える形で示し…
朝日新聞社説「15.7%の衝撃—貧困率が映す日本の危機」から 11月4日の朝日新聞に「15.7%の衝撃—貧困率が映す日本の危機」という社説があった。 日本の相対的貧困率は、07年調査ですでに15.7%だったと長妻昭厚労相が発表した。約6人に1人が「貧…
カンフル剤でやっと保っている日本経済 現在、売れている製品といえば、ユニクロやドン・キホーテの海外製造の衣料品か、エコ・ポイント付の家電品、エコカー減税・補助金付のエコカーなどの、麻生政府の残した景気対策であり、これは来年には終わってしまう…
残業廃止は、ワーク・シェアリングの第一歩 最近のエントリー、「亀井さん、文句を言う相手、間違っていませんか?」、「「助けて」と言えない理由」などで、家族間の事件が増える理由として、大企業の経営者を諌めるよりも、日本人の仕事中心の考え方が、結…
本日、NHKのクローズアップ現代「“助けて”と言えない〜いま30代に何が〜」を見た。番組解説に今年4月、福岡県北九州市の住宅で39歳男性の遺体が発見された。男性は死の数日前から何も食べず、孤独死していたとみられる。しかし、男性は、困窮する自分の生…