インターネットに棲む人たちの病
「インターネット依存症」という言葉を知っているだろうか。これはアルコール依存症や麻薬と同じように、それなしではいられない病だ。「インターネット依存症」という名のサイトがある。
ネット関連事件のページにこんな言葉が書かれていた。
ネット依存の問題点として、・自己の中で、一般的な常識が塗り替えられること・残虐性のある行為に関する感覚の麻痺・人を傷つける(心身ともに)ことに関する感覚の麻痺などもあります。アルコール依存症などでも、現実の弱い自分をアルコールの力を借りて、強い自分に変えてしまう楽しさから抜けられないところがあるが、インターネットにもそのような魔力があるようだ。さらに、依存症の症状として、
1.携帯のメールを何度もcheckする(メールが来ていないと寂しい)こうなってしまえば、廃人と変わらない。チェックリストでは、
2.毎日目的もないのにインターネットをしてしまう
3.携帯禁止と書いてあるところでも、携帯メールができないとがまんできない
4.チャットにはまる・オンライン上に特定の友達がいる
5.掲示板に書き込む・書き込みの反応などが気になる
6.一日1時間以上ネットにつなぐ(仕事などの目的と自己責任があればOK)
7.なりすましになって人を騙す
8.早く家に帰ってオンラインゲームをしたい
9.ゲームやチャットに夢中になって夜更かししてしまう
10.気がつくとフレーミング(相手を挑発して楽しむ)をしている
11.ネットをしているときは楽しいが後の生活は退屈
12.残酷なこと言い合ったりののしりあったりする
13.家族や友達といるよりネットをしているほうが楽しい
14.ネットをしていないときもネットのことを考えてしまう
15.ネット上で知り合った人と会う(事件に巻き込まれる可能性がある)
16.意味もなく攻撃的になる
17.自分が考えていることがよくわからない
18.インターネットをしていないときでも始終イライラする
19.インターネットをしていて邪魔されるとイライラする
20.インターネットをしていることを家族や友達に隠す
21.なにをおいてもインターネットを優先してしまう
22.一日の大半をインターネットで過ごす
23.ネットのない生活が考えられない
24.もっと刺激を求める
25.幻聴を聞いたり、幻覚を見たりする
26.殺人・自殺への衝動がみられる
家族や友達といるよりインターネットをしている方が楽しいと感じるようになる「そんな馬鹿なことがあるか」と怒る人もいれば、「そうかも」と思う人もいる。自分がリアル世界にいるのか、バーチャル世界に足を踏み入れているかは、インターネットを道具として考えるか、その世界に棲みこんでいる人の違いでもある。
気がつくと何時間もインターネットをしている
隠れてネットをする(親がいないとき・携帯など)
インターネットをやめるように言われると腹が立つ
インターネットをしていないときもインターネットのことが頭から離れない
普段の生活よりインターネットをしているほうがホッとする
しなくてはならないことがあってもインターネットを優先する
インターネットをしているとき、自分が変わったように感じる
ネットで知り合った人の方が現実の友達や親より大事になる
ネット以外の生活に興味がなくなる
人間の生死の意味がわからなくなる
ネットの相手をわざと挑発したくなる
ネットなしでは生きてゆけないと思う