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素人だから言えることもある

マイクロソフトがブルーレイを採用する時

こんな記事があった。

ソニー、アップルとマイクロソフトに打診〜ブルーレイ対応機種の導入で

 ソニーは、ブルーレイ・ディスク・ドライブをアップルおよびマイクロソフトのシステムでも提供するよう両社と協議していることを明らかにした。米国ソニー・エレクトロニクスのスタン・グラスゴウ社長が報道陣との食事会で公表した。
 どちらも、その件についての発表は拒否しているという。もちろん、MACやXbox360に採用することで、ブルーレイディスクの普及をねらっているのである。Xbox360については、前項「久夛良木氏のPS戦略(ホームサーバの戦い・第11章)」でとりあげた。
CNET Japanの「MS、Xbox 360用Blu-rayドライブ開発でソニーと協議中か--英紙報道」に、


単にソニーとMicrosoftは、製造中止が決定し、現在は激安で販売されている、Xbox 360の外付けHD DVDプレーヤーの後継機種について協議しているのではないと伝えている。むしろ、より高価な新しい「プレミアム」モデルのXbox 360にて、すでにPlayStation 3が内蔵しているような、内蔵型のBlu-rayドライブが採用される可能性についても、Financial Timesは明らかにした。

ここでは、どちらが持ちかけたのか明らかではなかった。冒頭の記事はソニー側が積極的であることを示している。

前項で「『メタルギアソリッド4』Xbox 360にはリリース不可……その理由は?

 それはBlu-rayディスク二層式による50GBをフルに活用した作品である、ということに尽きるようです。それだけの大容量を使う大作となっているのかは、ゲームをプレイしてみなければ分かりませんが、単純に考えてもXbox 360のゲームタイトルは今も最大であるDVD2層式(約8.5GB)までしかリリースされていないという点で大きく差を付けられています。
このことは、マイクロソフトにとって、大変困った事態が起きることを示している。HD画像が売り物のゲームにとって、容量がどんどん増えていくからだ。数枚のDVDか、一枚のブルーレイディスクか、PS3とXbox 360のマルチタイトルをメインにするゲームメーカーとしては、差別化するか、マイクロソフトに対して、ブルーレイ内蔵タイプを要求していくことだろう。「Xbox vs PS2(ホームサーバの戦い・第8章)」に書いたように、マイクロソフトの目的は、ソニーより、多くのセットトップボックスであるXbox 360を世界中にばら撒くことだからだ。もし、ソニーのPS3よりXbox 360の方に魅力がなくなれば、売れなくなってしまう。8.5 GBか50 GBか、今、マイクロソフトは苦悩の真っ只中にいる。
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