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レンタルショップ100円の攻防(ホームサーバの戦い・第42章)

 先日、GEOというビデオレンタルショップに行った。7泊8日旧作100円だという。発売後、いつから旧作扱いになるか知らないが、この価格はレンタルショップにとって損益分岐点ではないだろうか。というのは、これからテレビのアクトビラビデオゲーム機のビデオオンデマンド(VOD)が、限りなく100円に近づく事を意味しているからだ。


 現在、NHK・民放などテレビ局や海外の映画会社がVODに力を入れ始めている。しかし、レンタルショップに比べ割高なため、いずれの局も苦戦を強いられている。本音を言えば、各局とも過去の作品による収入は、かなり安くとも成り立つはずなのだ。DVDを作るには、ある程度本数を見込めなければ、作ることはできない。VODは、そのようなPAYしない番組でも流すことができる。パッケージの印刷代、DVD制作費などかからないからである。


 一方、レンタルショップは、パッケージDVDを大量に抱え込まなくてはならず、店員の人件費がかかる。また、これらのショップは比較的繁華街に置かれなければならないので、家賃もかかる。「ハリー・ポッターがWiiとPS3で配信された日(ホームサーバの戦い・第40章)」で、Wiiのレンタル料300円、PS3のレンタル料350円としたが、やがて、これらの価格も100円に収斂されていくだろう。TV局も、映画会社も、大量に買ってくれるために作るレンタル専用DVDをわざわざ作らなくなるだろう。もちろん、セル用のパッケージは、最後まで残ると思うが。


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