夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

読売新聞「試写室」が日テレのCM手法を批判(なぜ、日本のテレビは貧しくなったか・4)

本日、1月27日の読売新聞「試写室」に、本日放送の「見破れ!!トリックハンター2〜世界の超能力・マジック・犯罪…禁断のネタバラシSP」のレビュー記事があった。その後段に、

知的好奇心を満たす良い番組だと思う。それだけに、いいところでCMを入れる相変わらずの手法が残念だ。内容に自信があるなら、視聴率稼ぎのトリックはいらないのでは。(1月27日 試写室)
とある。読売新聞が系列の日本テレビのCM手法を批判したところが面白い。さらに、タイトルが「見破れ!!トリックハンター2」だけに、「視聴率稼ぎのトリック」と言い表したところも。試写室だから、CMは流れていないのではと思ったのだが、見てみると、なぜ、日本のテレビは貧しくなったか(2) のために「テレビは余命7年」から引用した
現在のバラエティ番組は、CMの前に「フリ」を入れるのがお約束になっている。
例えば、クイズ番組なら、答えを発表する寸前でCMに入る。すると、視聴者は答えが気になり、CMの間もチャンネルを変えられない。もしくは変えても、答えが気になり、すぐに元のチャンネルに戻ってくる。そしてCM開け――ご丁寧にも問題がリピートされ、ようやく解答が発表されるのだ。(指南役著「テレビは余命7年」大和書房)
がCMごとに繰り返される。つまり、CM前のフリ、CM、リピートがまさに、日本古来の伝統的な手法とでも言うかのように続くので、たとえ「試写室」でCMが流れなくても、前フリ、リピートが繰り返されるので嫌気がさしてしまったことだろう。本来の形で放送すれば、もっとすっきりした形で見ることができたかもしれない。しかし、これによって、番組の品格が台無しになってしまったのだ。

そういえば、14日に放送されたフジテレビの「土曜プレミアム」のインディ・ジョーンズ「クリスタル・スカルの王国」についても感じたことだ。2時間半の放送時間だったが、CMや番宣などを抜いて録画したところ、1時間57分に収まった。Wikipediaによれば、123分の映画だというが、6分程度はカットされたクレジットタイトルだと思うので、実に、30分以上も、CMや番宣などが流れたことになる。バラエティなら、あまりCMは気にしないかもしれないが、映画の場合は、この手法では、気分が中断される。あまり、民放の映画を録画したくないのは、それが理由である。


ブログパーツ