夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

知識をためる

たびたび書いているように、このブログは、知識のスクラップブックである。新聞記事もあれば、書籍の文章もある。WEB記事もあれば、Wikipediaや個人のブログも含まれる。ありとあらゆるものが、僕のスクラップの対象である。特に、テレビを書き起こした抜き書きシリーズは、テレビ局がなかなかテキスト情報を明らかにしないので、やむを得ず始めたものだ。もちろん、引用と地の記事のバランスが問題だという意見も承知の上である。

だが、妙な感想を加えたために、本来の生の文章を殺しているところも多いのではないか。たとえば、いわゆる書評がそうである。一冊の本を短文で表そうというのはもともと無理だ。ネガティブな書評であれば、書評を読んだ瞬間にその本を読みたくなくなる。僕だったら、生の文章を主体にする。だから、基本的に僕は本の感想を書かない。

リンクしたものを、わざわざ書き写すのも意味がある。新聞の記事は数日たてば消えてしまう。コピペであっても、ブログに書き写せば、資料として残すことができる。そして、現在の記事と過去のブログの記事を組み合わせれば、他人には決してできないオリジナルの文章を書くことができる。

たとえば、抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」でテレビの書き起こしをした。これをもとに、補足情報を探し、過去にブログに書いたウルトラ幻想曲少年マガジン幻想曲を活用した。さらに、今まで触れられなかった分野については、図書館で検索することで対応した。こうして、わずか数日で後追い調査の「愛と欲望のマンガ道」補足情報を書くことができた。これができるのは、過去のブログとどこを調べればわかるかを知っているからである。

こうやって知識をためていくと、どんなニュースが来ても対応できる。もし、これらの記事をブログに書いていなかったら、これほど深く調べることはできなかっただろう。


アイデアとは既存の要素の新しい組合せ以外の何ものでもないということである。
というのは、ジェームス・W・ヤングの「アイデアのつくり方」(今井茂雄訳/阪急コミュニケーションズ)の中の言葉だが、言い換えれば、あらゆるアイデアは、過去の知識の新しい組み合わせにすぎないということだ。したがって、その過去の知識の数が多ければ多いほど、新しいアイデアのバリエーションは増えてくる。

手塚治虫が「アイデアはバーゲンセールするほどある」といったのも、様々な知識を駆使しながら、それぞれを組み合わせていったからである。
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