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素人だから言えることもある

ニュースがすべてボケになると、非常識なマスコミのみ生き残る

 「総ツッコミ時代の原点はコント55号」 で、現代は総ツッコミ時代だと述べた。インターネットによって、人々が発言を始めると、そのネタにされるのがテレビで流されるニュースである。朝青龍も、さくらパパも、安倍首相もありとあらゆるものがネタにされる。いわば、ツッコまれるニュースはすべてボケなのである。

 ところで、ボケとツッコミには 2 種類あった。ボケのほうが、非常識なキャラクターで、ツッコミは常識人というパターンと、むしろ、ツッコミの方が非常識で、ボケの方が常識人というケースである。

 マスコミは、視聴者の立場になって事件にツッコんでいくツッコミ役である。我々は、ネットの掲示板やブログでさらにリポーターにもツッコむという二重の関係になっている。その場合、どういうことになるか。 「総ツッコミ時代の原点はコント55 号」 でこんなことを書いた。

 紳介は紳介・竜助のときは、ボケ役だったが、現在の番組では、タレントたちをボケ役にして自分はツッコミ役になっている。

 面白いのは、「紳介・竜助」「ツービート」「 B & B 」などかつて一世を風靡した漫才師たちのうち、現在残っているのはいずれもボケ役だったことだ。

 このことは何を意味するか。 非常識・ボケ/常識・ツッコミのときは、非常識・ボケが生き残り、非常識・ツッコミに変化する。また、非常識・ツッコミ/常識・ボケの場合も、非常識・ツッコミが生き残る

 つまり、マスコミも漫才と同じく、常識・ツッコミは生き残れないのである。また、我々がネタにするには非常識だから面白いのだ。当然ながら、総ツッコミ時代になると、我々もまた常識・ツッコミよりも非常識・ツッコミに変化しなければブログの世界でも生き残ることはできないであろう。こうして、総ツッコミ時代では、あらゆる人間が「非常識・ツッコミ」に変化していくのだ。
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