2008年はやっぱり「変」な年
2008年の一字は「変」という漢字に決まった。今年は、やっぱり変な一年だった。
おバカが流行って、オバマが勝った。
巷では、「誰でも良かった」犯人が増えたが、会社では「誰でも良かった」派遣社員が首を切られた。
アメリカの民主党は、「チェンジ」で勝ったが、日本の民主党は「チェンジ」できず。
失言した首相は失業せず、まじめに働いた派遣社員は失業する。
今年の流行語大賞は「グ〜」と「アラフォー」だが、世の中を見回せば「愚」と「アホ」ばかり。
僕の中での流行語大賞は、「あなたとは違うんです」と「誰でも良かった」だ。いわば、社会の二極化がそこに込められている。
「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」(トルストイ著「アンナ・カレーニナ」中村融訳/岩波文庫)