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素人だから言えることもある

1000本続ける!


トロ・ステーション1000回達成


 本日8月4日、PS3で配信されている「どこでもいっしょ」の「トロ・ステーション」が毎日休まず1000回を迎えた。それでギネス申請もするという。



 この度、ゲームコンテンツ連続配信1000日間を達成するにあたり、SCEJはギネス・ワールド・レコード社に世界記録として申請する予定とのこと。本記録を申請する際は、連続更新1000日間の証明の一部として「トロ・ステーション」視聴者に本サービス内でいただくデジタル署名の提出も予定している。また、1000回目となる8月4日(火)配信予定の「トロ・ステーション」ではさまざまなゲストがお祝いに駆けつける特別構成となる予定だ。(「トロ・ステーション」連続配信1000日間達成でギネス申請へ


 このさまざまなゲストには、SCE名誉会長の久夛良木 健氏が「くたたん」として紹介されていた。(追記 はちま起稿「トロ・ステーション」1000回記念で「プレステ生みの親」のクタラギさんが登場!)ともかく、1000回連続とはすごいことである。何事も1000回続けると何かが変わるのかもしれない。そこで、こんな記事があった。


ブログも1000回続くと・・・


 ブログは1000記事を超えると何かが変わる/橋本大也さんのブログ論(第11回)


 これは、その中の一説である。このブログ自体、橋本大也さんとこのブログの記者いしたにまさき氏のインタビューという形式で成り立っている。その中にこんな一節がある。



いしたに 「ずっと続けられるだろうか?」という自問は、ブログをやってる人なら実感できる問いだと思うのですが、まだブログをやっていない人に、そもそも、続けるとはどういうことなのか、続けると何が変化するのか、実際のブログ上だとどうなるのか、そのあたりを少しお聞かせいただけますか?


橋本 私にとってブログは大学院みたいなものだなあと思うことがあります。毎日学習ノートを公開している書生みたいな気がします。5年半で1100冊以上の本をレビューしましたが、勉強になったというのが実感です、ブログが人気になったとか、他者に影響を与えたということよりも、知識の量や構造が増えて、視野が広がったことの方が自分にとっては大きいです。


いしたに ただの知識じゃなくて知見ですね。


橋本 毎日テーマが1つあるのがいいです。実世界でなにも達成できなかった1日でもブログは残る。積み上がる。1日1記事で年間365記事。少なくとも何らかの思考のログが残る。


いしたに 積み上げを実感されたのって、どのぐらいの時期からですか?


橋本 やはり1000本超えるあたりですねえ。


いしたに 1000本(笑)


橋本 過去ログが何を検索してもひっかかるようになる。自分で書いたんだけど忘れていた知識が見つかって、これは便利だなと。自分データベースです。


いしたに 外部記憶がDBとして機能してくる感というのはありますね。そうか、そのボーダーが1000なのかも。(ブログは1000記事を超えると何かが変わる/橋本大也さんのブログ論(第11回)


 個人個人の関心・興味範囲は意外に狭い。回数が増えてくると、デスクトップ内の検索よりも、WEB上の検索から自分の記事が引っかかってくる可能性が増える。


 ところで、「ブログに関する3つの話題」でこう書いた。



 伊藤氏の語るブログの現状は、「リードオンリー」が主体で、米国ほど「リードライト」が増えていないということであり、そこには「米のブロガーは本当に世の中を変えてやろうと思って、ブログに意見を書いている。ところが日本人は自分のブログで書いたことでは大して変わらない」という意識の違いがある。そのブログを書くという行為の大切さは「書くという行為をしている人が読むとその読みが深くなる」からである。


 日本のブログの数は世界一であるという。ところが、多くが日記の延長で、「書くという行為をしている人が読むとその読みが深くなる」という実感がないのではないだろうか。また、同じエントリーで、FPNの徳力氏の言葉を引用している。



 「みなさんブログやってますか?」。FPNの徳力氏の問いかけに、会場に詰め掛けた100人ほどの参加者のうち約半数が手を挙げた。徳力氏は続けて、「自分のブログがメディアだと思いますか?」とも質問。こちらは一転、会場からの反応はなかった。


 「これがソーシャルメディアといわれるブログの長所と限界なんです」と徳力氏。「ブログを始めるのはたやすいが、始めたブログをメディア化するのは難しい」という。ブログには3段階あるというのが徳力氏の持論だ。まず、自分のためのメモなどから始める極めてパーソナルな段階。続いて、少人数の読者と仲間感覚でコミュニケーションする段階。最後が1日1500ページビュー以上稼ぐメディアの段階だ。(なお、元記事が期限切れなのでIt mediaの記事 新聞対Webメディア対ブログ——新旧メディアの長所と短所とは?


続ける意味は、ここにもありそうだ。お互いに相手に影響を与え合うという段階にならないと、メディアとは認識されないのではないだろうか。ともかく、現在、このエントリーで485本。まだ、半分も行かない。1000本を達成すれば、また新たな世界が広がるはずだからだ。


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