夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

おもちゃ箱のように、そして宝石箱のように

僕は、一つ一つのブログにあらゆるものをぶち込んだ。そして、できるだけ生の言葉を盛り込んだ。一つの書籍を探して東京中の図書館を回ったし、映画の中の台詞を求めて神保町の古本屋から昔のプログラムを見つけ出した。うろ覚えな言葉で文章をつづったところで、誰の心にも響かないと思うからだ。

こうしてできたブログは、それぞれ完結しているが、それぞれがつながっている。夢幻∞大というキャラクターは、透明人間でよいと思っていた。生の言葉と生の言葉をつなぐドキュメンタリーのナレーションのように。

一つ一つのブログは、様々なテーマで彩られ、それぞれの歴史と真実が塗り込められている。引用される生の言葉は、膨大な文章の一部に過ぎないが、たとえリンク先を失っても、ブログの中では充分な存在価値を放ち、見事に完結している。

多くのブログは、ニュースに関連するブログだが、そのニュースが忘れ去られても、それぞれのブログによって、再びニュースを思い出す。なぜなら、ブログの中に歴史を塗りこめたから。たとえ、このCNET Japanという発表の場を、「ブロガーズ・ネットワーク・翼」に変えても、過去のブログは決して古くならないはずだ。おもちゃ箱のように、そして宝石箱のように、再び輝き出すからである。
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