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素人だから言えることもある

zenbackの野望?

zenbackを貼った

 ウィジェットを探しているうちに、このTypepadを作っているSix Apartよりzenbackというブログパーツが配信されているという情報があった。クローズドベータ版ながらこんな特徴を持っている。
zenbackはブログパーツです。ブログの記事の下や横に、
・その記事に関係する自分のブログ記事
・その記事に関係する他のzenbackユーザーのブログ記事(関連リンク)
・その記事についての最新のTwitterのつぶやき
・その記事についてのはてなブックマーク
・その記事の最新のアクセス元(リファラ
を表示します。

zenbackは、ブログを続けていると感じる、以下のような問題を解決します。

もったいない
ブログの構造は、最新の記事がより目立つようになっておりますので、いくらいい記事を書いても、時が経つにつれて他の記事の中に埋もれていってしまいます。
zenbackは、関連記事を自動表示することで、埋もれがちな古い記事をもう一度掘り起こし、目立たせます。

寂しい/助けたい
zenbackは、なかなかブログの読者が増えず「寂しい」、そして寂しいと思っているブログを「助けたい」、という気持ちをサポートします。「関連リンク」機能で、zenbackユーザー同士を記事の内容でゆるやかに関連付け、ブログ間を互いに行き来できるようにします。

反応が知りたい
はてなブックマークTwitterなどが自分のブログ記事に直接表示されるので、記事の反応を知るために、あちこち見て回る必要がなくなります。

Twitterや関連する自分のブログ記事が列挙されるのはありがたい。どうしても、過去記事については、目に触れられなくなる。

関連リンクのアクセスアップ効果

 特に関連リンクについては重要だ。漫然とブログを見ているだけでは、自分のブログ以外のブログ記事が並んでいるに過ぎない。しかし、これらの記事は、実はzenbackユーザーの記事である。管理サイトを見ると、そのことは明白になる。今までのリファラーはTwitterとブログを通してのものだったが、現在は、かなりの見慣れないブログを通してのリファラーが増えている。そこでどんなブログを通しているか調べてみた。

 たとえば、2009年7月8日付けのhiguchi.com.biog「利益最大化 [ミニ番組が○時54分から始まる理由] の関連リンクでは、

アメリカ国内の次世代DVDはもう終わってる?(ホームサーバの戦い・第4章)
コピーワンス問題からほの見える日米のテレビと映画の立場
地デジが生まれた本当の理由(読者ブログ版)

の3本が、僕の記事である。

 小飼弾氏のブログ、404 Blog Not Foundの「消費税は三重に逆進的である」の関連リンクでは、

朝日の社説から相対的貧困率を考える
福祉と政治、何が問題なのか、改めて考える。
日本、スラム化の予感

の3本、

 また、勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!「総務省「光の道」議論における、勝間提出資料」の関連リンクでは、

情報通信法と民主党メディア改革
孫氏の理想と夏野氏の悲嘆(孫正義VS池田信夫「光の道」対談(夏野剛司会)を読む)

の2本、

 また、切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blogの「鳩山首相がブレた、悪い、と言えばそれまでだが」では、

官僚的なもの=頭のないロボット

の1本、

 コグレマサト氏のネタフル「地デジ移行後もCATVはアナログ受信可能に」の関連リンクでは、

地デジ完全移行一年前倒しで得するのは誰?
2011年テレビ滅亡論
2011年問題の後に2012年問題もある地デジのトラブル

の3本が表示されていた。

 これらは、この数時間の間に管理サイトに表示されたリファラーから探ったものである。

 これらの関連リンクでわかったことは、過去のエントリー記事をPRするには十分役に立つ。特に、PV数の多いαブロガーがzenbackを使っているので、さまざまなカテゴリーによって関連リンクを通して勝手にPRできることだ。

 勝間和代氏は、zenbackのTwitter表示があるのでコメント欄を廃止したという。

最近、「コメント欄、なくなったのですか?」と聞かれることがありますが、ブログコメント欄への書き込みよりも、圧倒的にツイッターでのコメントの方が増えたので、切り替えました。
具体的には、zenbackというブログパーツを使って、記事とtwitterやはてなのつぶやきを紐付けしています。(ブログがtwitterとはてなに連動するブログパーツzenback利用1週間の感想)
 このことは、今までそれぞれの企業がさまざまなウィジェットやブログパーツを作ってきたが、zenbackに統一されていくのではないか。ブログパーツzenbackは、ブログ同士のゆるやかな連携を作る。zenbackユーザーが増えるにつれて、PRするチャンスが増える。一方で、競合相手が増えていくことになるだろう。こうしてzenbackユーザー同士の新たなSNSの始まりとなるのではないだろうか。
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