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素人だから言えることもある

ブログには新しいも古いもない

管理サイトのリファラーの項目を見ていると、zenbackの関連リンクの表示にもよるのだろうが、新旧実にバラバラである。もちろん新しいブログほどアクセス数が増えているのも当然だ。そこでこう考えた。今までブログへはこんな誤解があったのではないだろうか。


1、その時の、流行のキーワードが含まれること
2、その流行がなくなればアクセス数が減る。
3、新しいブログが掲載されれば、古いブログのアクセスが減る。


そもそも、この法則はマスメディアの法則、そのものではないのか。新聞や雑誌は、そのときの事件や流行を取り上げる。ブログは、当然ながら、それに影響せざるを得ない。だが、「関連リンク」となると、それが無視され、新しいものとして読まれる。もちろん、読者はそれについての記憶はあるだろう。しかし、少なくとも時間はたっている。それでも読まれるということは、マスメディアとブログが別の時間軸を持っている事を意味するのではないか。


これは音楽の時に顕著だ。佐々木俊尚氏の「電子書籍の衝撃」にこんな箇所がある。


イギリスのミュージシャン、ブライアン・イーノのエピソードである。彼の娘についてこう語ったという。



「私の娘たちはそれぞれ、5万枚のアルバムを持っている。ドゥーワップから始まったすべてのポップミュージック期のアルバムだ。それでも、彼女たちは何が現在のもので何が昔のものなのかよく知らないんだ。
たとえば、数日前の夜、彼女たちがプログレッシブ・ロックかなにかを聴いていて、私が『おや、これが出たときは皆、すごくつまらないといっていた事を思い出したよ』と言うと、彼女は『え? じゃあこれって古いの?』と言ったんだ(笑)。
彼女やあの世代の多くの人にとっては、すべてが現在に属していて、“リバイバル”というのは同じ意味ではないんだ」(佐々木俊尚著「電子書籍の衝撃」ディスカヴァー新書)



音楽の場合、新しい曲や古い曲が当時の生活風俗と切り離されて配信されているので、フラット化されている。過去に聴いたことのない人には新鮮に捉えるのも当然である。


zenbackの野望? に引用したように、



ブログの構造は、最新の記事がより目立つようになっておりますので、いくらいい記事を書いても、時が経つにつれて他の記事の中に埋もれていってしまいます。(どんなメリットがあるの?)



とあるように、トップページから読めば、どうしても新しいブログが一番先になる。もっとも書き手としては、そうでなければ困るのだが。しかし、キーワード検索では、この構造は意味がない。zenbackの「関連リンク」では、改めてブログには新しいとか古いとかは関係ない事を意味している。


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