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素人だから言えることもある

来年4月からアナログ放送はこうなる?

 現在、アナログ放送でテレビを見ている人は、こんな画面を見ているはずだ。
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 11月25日にこんな報道がされた。

地上デジタル放送:普及率90.3% 地域・収入で格差−−9月末


 総務省が24日発表した9月末時点の地上デジタル放送(地デジ)対応受信機の世帯普及率は、前回発表時(3月末時点)より6・5ポイント上昇して90・3%となり、初めて9割を超えた。政府目標の91%を下回ったが、同省は「誤差の範囲。普及はおおむね順調だ」と評価。11年7月の地デジ完全移行のスケジュールに変更はないとしている。(2010年11月25日毎日新聞)

 地デジ化推進は、順調に進んでいるように見える。しかし、この90・3%と答えている人に勘違いしている人はいないだろうか。地デジのテレビは買った。チューナーもつけた。でも、アンテナまでは関心がない。チューナーをつければ、地デジが見えると勘違いしている人たちである。地デジのテレビでアナログ放送を見ているあなたたちである。

 それは、地デジPRがテレビやチューナーに偏っているからだ。おそらく、4月に(もともとは7月1日からの予定だったが、3ヶ月前倒しする可能性が高い。)こんな映像が現れてとたんにパニックになるかもしれない。
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 僕は、「地上デジタルのダークサイド」で総務省アナログ放送終了計画を紹介した。その中で、

「お知らせ画面」の一部で通常番組の表示等の実施
2011年7月1日から全ての放送時間帯について、下記(1)〜(4)のいずれかの表示方法による放送とする。
(1) 「お知らせ画面」の一部に通常放送を縮小表示
(2)通常番組の上に「お知らせ画面」の文字を全面スーパー表示
(3) デジタル放送への対応をお願いするミニ番組等を繰り返し放送
(4) 「お知らせ画面」(静止画)のみの表示
(1)〜(4)のいずれの表示方法とするかは各放送事業者で判断する。
ただし、上記(1)〜(4)による放送中であっても、緊急報道の際には通常の表示方法で放送する。
2011年4月以降を第4ステップの前段階ととらえ、必要性とデジタル受信機の普及率を踏まえて、(1)〜(4)の対応を前倒し実施し、漸次時間を増加させることを検討する。(アナログ放送終了計画(改定版)
上の2つの画面は(1)(2)を表したものだ。まだ、この場合は、放送の一部が見えているからいい。(3)(4)になれば、放送画面すら見えない
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 4月といえば、家電エコポイントはすでに終わっている。もし、一斉に家電屋にアンテナ工事のために殺到しても待たされることになるだろう。もちろん、意外に地デジ崩壊は近いかもしれない(ホームサーバの戦い・第77章) のBS放送によって見る手段もあるが、これだってアンテナ工事をしなければ見えないことには変わりはない。
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