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(不謹慎ニュース)連続ドラマ「フクシマ原発」に「ピット」が新登場

配管の「トレンチ」に続き、弟「ピット」

全テレビ局制作の連続ドラマ「フクシマ原発」では、また新しい登場人物が出演することが決まった。
福島第1原発の事故で、2号機の取水口付近の立て坑「ピット」にたまった放射能汚染水の海への流出が止まらず、東京電力は4日朝、流出経路を特定するため、タービン建屋外で汚染水がたまっている配管用トンネル(トレンチ)の立て坑に、乳白色の粉末を投入した。だが、水の色に変化はなく、経路が別にある可能性も出てきた。応急処置として、取水口前面にフェンスを設置し、汚染水拡散を防止することを検討している。

東電によると、同日午前7時ごろ、乳白色の粉末13キロを立て坑に入れた。ピットから乳白色の水が出てくれば、流出ルートを確認できるが、同11時時点で水の色に変化はない。

2日に発見されたピットの汚染水はコンクリートの亀裂から海に流れ込んでいる。2号機では、原子炉で一時溶融した核燃料と接触した高濃度の放射能汚染水がタービン建屋地下とトレンチに大量に存在。トレンチとピットは電線管が通る地下の「管路」でつながっている。(福島第1原発、汚染水経路特定へ着色 トレンチと別の可能性)

連続ドラマ「フクシマ原発」にはいまだに判明されていない地域が膨大にあり、次の展開では、地下王国や未確認の放射能生物の存在がうわさされている。

放射能兄弟「シーベルト」「ベクレル」も活躍中

この兄弟は、現在、全国の天気予報並みに汚染情報としてレギュラー化、知名度を上げている。ただ、いまだにこの2人の違いが分かりにくい。
放射線による人体への影響度合いを表す単位を「シーベルト(Sv)」、放射性物質が放射線を出す能力を表す単位を「ベクレル(Bq)」といいます。

放射性物質にはさまざまな種類があり、放射性物質によって、放出される放射線の種類やエネルギーの大きさが異なるため、これにより人体が受ける影響は異なります。このため、放射線が人体に与える影響は、放射性物質の放射能量(ベクレル)の大小を比較するのではなく、放射線の種類やエネルギーの大きさ、放射線を受ける身体の部位なども考慮した数値(シーベルト)で比較する必要があります。(原子力ハンドブック)

放送批評

ただ、この連続ドラマ「フクシマ原発」は、報道部が総力を挙げてリアルに作ったために、本来の科学ドラマ性を失ってしまった。たとえば、防護服というものは、見かけほど放射能に強くないとか、長靴で入るべきところを短靴で入ったとか。全員に放射線量検知器を持たせてなかったとか。また、汚染水除去に新聞紙や吸水ポリマーを使うというが、それなら、被災地で余った大量の大人用の紙おむつを投入してもと考えてしまう。このように、現場が、いかに原始的であるかがわかってしまい、原子力に対して希望を見出していた子供たちに、失望を与えてしまったという点が残念。なお、この「フクシマ原発」には、ジャック・バウアーは登場しない。
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