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素人だから言えることもある

男は理屈で動くが、女は感情で動く

前項「すべてが無責任になってしまう国(トップが馬鹿だから・2) 」を書いてて、こんなことを思い付いた。

組織というのは、理屈の産物だ。その人物を判断するには、名刺を見てその会社でどこの役職についているかを見て判断する。会社の役職というのも、簡単に言ってしまえば、経歴や学歴の結果である。それぞれの会社の理屈で、その役職に就いたのである。

一方、世論やマスコミは感情に近い。理屈のように、長く続くことはなく、一瞬の善悪の感情に支配される。例えば、現場ががんばっているなと思い、その人物に感情移入する。それと違って、「処分」というのは、理屈の産物である組織が下したものである。トップを無視して、現場が動くことは、理屈を無視して感情が動いたことに似ている。「こんなトップはだめだ」というのも感情である。

安心と安全の問題もそれに似ている。安心は、感情の問題である。不安がなぜ不安なのかと言えば、それは不安だからというしかない。一方、安全は理屈だ。基準があり、それ以上は安全だとお上が決定する。だから、1ミリシーベルト以下が安全だということが、20ミリシーベルト以下が安全だということに引き上げられた。これは、理屈の改定である。ところが、感情というのは、そうはいかない。個人の感情は、理屈で変えることはできない。

知らない男同士が集まった時、まず最初に名刺交換する。それによって、相手の立場を考えて会話のきっかけとなる。しかし、名刺交換がなければ、会話のきっかけを失い、ほとんど会話が成り立たない。一方、女同士では、いくらでも会話が続く。それは、子供の話だったり、食べ物の話だったり、服の話だったり。相手がどこのだれかはわからなくてもかまわない。
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