ジョブズCEO辞任記念、改めて読むジョブズストーリー
スティーブ・ジョブズ氏がCEOを辞任し、アップルの会長になることが決定した。アップルは、ジョブズ氏というカリスマ経営を離れ、グループ経営になるとうわさされている。したがって、今までのようにジョブズ=アップルという表現ではアップルを表現できなくなる。今回のエントリーでは、過去のエントリーから、ジョブズ氏を扱ったエントリーを羅列してみたい。
スティーブ・ジョブズのセレンディピティ
スティーブ・ジョブズ氏が、2005年のスタンフォード大学で自らの人生を語ったもので、これほど自分の人生を直截に語ったものはない。僕は「ホームサーバの戦い」シリーズで、アップルやソニーのことはたびたび取り上げた。だが、「ジョブズとソニー」シリーズほど、2つの会社を比較したものはない。
ジョブズとソニー
このエントリーでは、スティーブ・ジョブズ氏が、ソニーのウォークマンにいかに感銘を受けたかが書かれている。ジョブズとソニー(2) MacBook Airデザインのこだわりとソニーとの接点
このエントリーでは、フロッグデザイン社というデザイン会社が、ソニーとアップルの両社に影響を与えた話が書かれている。ジョブズとソニー(3) iPodとウォークマン
このエントリーでは、ソニーからアップルに転身した前刀禎明氏をメインに両社が、ライフスタイルを提言する会社であることを浮き彫りにした。ソニーのQriocityにアップルの影があった(ホームサーバの戦い・第75章)
このエントリーでは、アップルのQuickTimeプラットフォームにおける開発およびメンテナンスに貢献したというインタラクティブメディア担当副社長のティム・シャーフ氏をソニーが引き抜いた話が書かれている。すべてのエントリーを網羅することは不可能に近いが、このようにソニーとアップルはお互いに競ってきた。おそらく、スティーブ・ジョブズ氏の手を離れたアップルは、ソニーと同じくイノベーションのジレンマに見舞われることになるだろう。(参照「イノベーションのジレンマ」とソニー)