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素人だから言えることもある

Xbox 360エリート発売とXbox360の不具合の関係

 MS、Xbox 360ハードウェア問題で保証期間延長--10億ドルの予算計上によると、

Moore氏は、レーシングゲームの「Forza Motorsport 2」がゲーム機を動作させないようにしているとの指摘については否定した。同氏はGameSpotに対し、「修正に取り組んでいるのはソフトウェアの問題ではなく、さまざまなハードウェアの問題だ」と断言した。
Xboxのサポートによると
 本日マイクロソフトが全世界で発表いたしましたXbox 360? の新たな製品保証プログラムに関しまして、一部新聞報道で「Xbox 360、不具合で回収」という見出し、及び記事文中で「自主回収」という表現が出ておりますが、今回のプログラムは製品の回収を行うものではありません。

 本製品保証プログラムでは、Xbox 360本体で3つの赤いランプが点滅する現象が起きた場合、ご購入日から3年間は無償で修理させていただき、過去この現象において有償修理を行ったお客様には、修理代金を返金させていただくというものです。

 今まで、クレームには有償で対応していたものを、無償で対応していくというのは、結局マイクロソフト側の責任を認めたことになる。

 マイクロソフトは、なぜこの時期まで対応しなかったのか。つまり、Xbox 360の製造過程に根本原因があるが、あくまでも回収でなく修理で対応することで、図らずも面子を保っていることになる。

 さて、その原因について、スラッシュドットジャパンにこんな記事があった。「Xbox 360の不良原因は「芋半田」?

 まず10億ドルという途方もない数字については、1台あたりの修理費用が140ドルということで、およそ786万台分を費用として引き当てているということになる。Xbox 360の販売台数がおよそ1160万台であることから、67.7%の不良率を想定しているという計算になる。雑多な費用も含めていると思われるが、Microsoftが今後、かなりの不良が発生してくることを想定していることの現れかもしれない。
 そのリンク先の「Ando's Microprocessor Information 」には、
Xbox 360の不良原因は?

 マイクロソフトは,ハードの不良原因は,幾つもの原因が複合しており,調査結果は公表できないとしています。ということで公式情報は無いのですが,2007年7月3日のSPOnGが,英国のゲーム機修理会社であるMicromart社からの取材結果を報じています。

この会社は,最近,Xbox 360RRoD故障(やフリーズ故障)の修理を受け付けないと発表しました。マネージャによると,故障率については発言できないが,最近では週に30台も修理依頼があり対応できなくなったとのことです。しかし,修理担当者に取材したところ,原因はマザーボードのDry Jointとの返事を得ています。Dry Jointは,半田の濡れが悪い,いわゆる芋半田ですが,時間がたって故障が増加しているので,私は熱ストレスで半田が割れるSolder Crackではないかと思います。もちろん,芋半田であれば,接合が弱いので,より短時間でソルダークラックが発生します。

 これが原因とすると,接続不良になった箇所を修理しても,半田付けした箇所は何千箇所もあり,割れて断線しそうな箇所は多数あるのが一般的で,実質上,修理不能です。こんな物を修理しても,モグラ叩きで,すぐに壊れて,修理が悪いといわれる危険性が大で,独立系の修理会社としてはそんなリスクは取れないというのは当然だと思います。

10月にXbox 360エリートが発売される。

CNET Japanの記事「MS120Gバイトの大容量HDDを搭載した「Xbox 360 エリート」を10月11日より国内発売」のニュースが7/5に載っている。つまり、Xbox 360エリートの発売のめどが立ったので、ようやくXbox 360の不具合を認めた形である。

 マイクロソフトの対応はいつもこんな感じだ。XPからVistaへの移行もXPのサポートを限定しておいて、販売店にはVistaしか並ばない状態にする。消費者に選ばせるチャンスを与えず、売りたい商品を買わざるを得ない状況を作り出す。今回も、ミソがついたXbox 360からXbox 360エリートへ消費者を誘導しようとする意図がみえみえである。
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