夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2008年年賀状

「もったいない」と食品偽装

流行語になった言葉に「もったいない」という言葉がある。ケニアのワンガリ・マータイさんの来日で、日本古来の言葉「もったいない」が再び見直されたのである。そのたびに、流されるのがコンビニの弁当の処分の風景である。賞味期限前には捨てられるという。…

2007年とは何だったか。そして2008年はどこへ向かうのか。

過去の経験が役に立たない社会 インターネットが普及するにつれて、本来限定されていた地域のみで成り立っている経済活動がより世界にグローバル化する。そのため、時間と距離が超越され、どんどん世界がフラット化し始める。そうなると、私たちは、コストカ…

著作権法は爆発しない不発弾?

「違法ダウンロード違法化」論争は、今まで不発だった(つまり、手間がかかっているために誰も摘発しようとしなかった)著作権法を、(「アメリカ年次改革要望書」という外圧があったために)ようやく爆発する弾頭に整備するための第一段階だった。 読者ブログの…

今年のアメリカ年次改革要望書から

「著作権者たちのいらだち」で再び、「アメリカ年次改革要望書」を紹介したが、すでに今年の10月18日に最新の「年次改革要望書」が出ている。 まず「在日米国大使館」→「政策関連文書」→「経済・通商関連」→「規制改革」そこには2004年から2007年までの要望…

著作権者たちのいらだち

初音ミクと著作権 一連の初音ミク騒動を見ていると、「初音ミク」というコンテンツを収益源とするために、本来の著作者をよそに、周りの人間が争っているように見える。つまり、著作者の範囲が明確でないためだ。おそらく、この騒動はテレビでは起こらなかっ…

隠居を見直す時代

かつて、学校は教会から生まれた。英語 school(スクール)の語源は古代ギリシャ語で、schole(スコレー、暇)。古代ギリシアや古代ローマの「市民」(市民権をもつ男。裕福で、労働は奴隷がおこなう)が、音楽や芝居、議論を楽しんだり、スポーツを嗜んだり…

SE出世すごろくとアフリカ版人生ゲーム

正月も近いので、双六と人生ゲームの話題をひとつ。 12月17日に「SE出世双六(すごろく)」というものが出たそうだ。CNET Japanにも「SE出世双六--ITSSに基づいたキャリアアップでSEの仕事を疑似体験」という紹介があった It media の「ストレス入院からITセレ…

ニュースが消える日

西田編集長の言葉 ニュースサイトでこんなタイトルを付けるのもなんだが、おそらくこの10年ほどでニュースの形が変わると思ってよいようだ。 きっかけはブログ・アワードで西田編集長の「ニュースサイトのページビュー(PV)よりブログのPV率が高いという話を…

あなたのネームの由来を教えてください。

未来(いまだきたらず) 僕の「夢幻∞大」という名前は、大学時代に書いた未完成のSF「未来(いまだきたらず)」につけたペンネームから始まった。この頃は、筒井康隆に影響されたのか、パロディSFだったのを覚えている。もともと、ファンタジーや幻想小…

働くも地獄、辞めるも地獄(さまよえる日本人論(6))

ワーキングプア 坂本多聞さんのブログ「ワーキングプア対策に「労働補助金」を」でNHKで放送されたのは知っていたのだが、昨日(12/18)に再放送され、見ることができた。内容に関しては、NHKスペシャル「ワーキングプアIII 解決への道」の感想に詳しく…

「偽り」の風景

「偽」の字が今年の一字に選ばれた。「朝日小学生新聞」では 今年1年を表す漢字決まる「偽」(2007年12月13日付 朝日小学生新聞) 今年1年を漢字で表すと「偽」——。日本漢字能力検定協会(本部・京都市下京区)が全国からつのった「今年の漢字」が12日、清…

あなたはなぜブログを書きますか?

ブログ・アワードに出席して、こんなことを聞かれた。 僕は「楽しくて仕方がないから」と答えた。書いていてつまらなかったら、続けることはできない。他人の評価はともかく、自分のブログは楽しい、面白いと思って書いている。そこでみんなに聞きたい。 人…

ケータイホームレス・さまよえる日本人論(5)

オランダの奇跡 「責任感が強い人ほど長生きできない日本のシステム」で述べたように、できる人間ほど過労死寸前まで働かせながら、一方では安定した生活ができない「ケータイホームレス」を生んでいる日本の就職環境は、あまりにも問題が多い。どちらのケー…

ケータイホームレス・さまよえる日本人論(4)

二枚のグラフと国の誇りこのグラフを見てもらいたい。これはサミュエル・ハチントンの「分断されるアメリカ」( 鈴木主税 (訳)/集英社)に掲げられた「国への誇りと神の重要性」と題されたグラフである。 日本の位置がかなり下であることにお気づきだろうか。…

ケータイホームレス・さまよえる日本人論(3)

「日本沈没」の結論 渡老人によれば過去の栄光にしがみつく「つまらん民族」になるか、明日の世界の「おとな民族」になれるチャンスだという。第二部ではこの二つの考え方が中心となる。 一つは、日本人には国土という集約されたよりどころが必要だとする中…

ケータイホームレス・さまよえる日本人論(2)

「日本沈没」とさまよえる日本人最近、昭和30年代をテーマにした「ALWAYS三丁目の夕日」がヒットした。団塊の世代が自分の子供時代を懐かしむ姿が映画館の中で見られた。そこには、彼らの「ホーム」があった。登場人物が戦争の影を引きずっていたのが印象的…

ケータイホームレス・さまよえる日本人論(1)

今回は、いささかテーマが大きいので、数回にわたってお送りする。ネカフェ難民と日雇い労働者ネカフェ難民も、ケータイは必需品である。ケータイさえあれば派遣会社からの連絡も簡単だ。ネットカフェ難民 ネットカフェ難民の派遣労働者として働くことに欠か…

PS3、来年からテレビ番組配信

It plus によると、 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は据え置き型の家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」にインターネットで番組を有料配信するサービスを来年初めから世界で始める。ゲームの内容と連動したドキュメンタリー…

責任感が強い人ほど長生きできない日本のシステム

世界のトヨタの『過労死裁判』の地裁判決が出た。地裁判決なのでこれからトヨタ側の控訴が考えられるが、まだ30歳の若さで死ぬのはあまりにも過酷だ。 過労死については「過労死 110 番」で過労死とは、仕事による過労・ストレスが原因の一つとなって、脳・…