夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

アルビン・トフラー

『生産の喜び』と『消費の喜び』(なぜ、サーバー(奉仕者)は『生産の喜び』を感じないのか・2)

今年の漢字は「金」毎年恒例の今年の漢字。今年は「金」と決まったそうだ。 2012年の世相を表す漢字は「金」――。日本漢字能力検定協会は12日、全国から公募した「今年の漢字」を発表した。世界遺産の清水寺(京都市東山区)で森清範(せいはん)貫主(…

〔お題〕教育におけるICT〜子供たちに学びの楽しさを教えているか

インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国から昨日、フジテレビ「土曜プレミアム」で、インディ・ジョーンズシリーズ4作目、クリスタル・スカルの王国が放送された。僕は、上映されたころに書いた「宝物とは知識」インディ・ジョーンズを見て考えるを…

震災が起ころうと起こるまいと、変化が運命づけられた年(現実がひっくり返る年・6)

僕は、1月10日の[お題]大予想「現実がひっくり返る年」以来、今年2011年は、今まで当たり前だと思っていたことが逆転する年だと考えている。「現実がひっくり返る年」シリーズから、それらを引用してみよう。 2011年1月今、起きている事態は、このような過去…

検証することは、自分の頭で考えること

検証とは事実を確かめることである。前項「検証なきメディアは価値がない(マスメディアは人から腐る・2) 」で、考えた「検証」はそう難しいことではない。ようするに、自分の頭で考えよということだ。疑問があったら自分で調べればよい。「検証-Wikipedia」…

なぜ、歴史の変わり時は精神論がはやるか(精神論はやめよう・5)

(1)精神論をぶつ人が高齢者や歴史通に多いのはなぜかそれは簡単である。年齢が若い人は経験が少ない。歴史の変わり目に立ち会った人間は、高齢者に多いからである。また、歴史通は、当然ながらそのころの知識を持っている。だから、過去の経験と比較して次…

善意の暴力(精神論はやめよう・2)

ひとつになるのは日本人か日本国家かフジテレビ「ひとつになろう日本」、日本テレビ「つながろうニッポン! 」など、新聞や週刊誌だけでない。テレビも局を上げて精神論が始まった。もちろん、出演するタレントに問題はない。彼らは純粋に善意で参加している…

無用知識と無用人生

トフラーの「40の変化」佐々木氏のツィッタートフラーの語るこれからの世界の変化。グローバリゼーションの行く末、重要ポイント満載。 /今後の40年を左右する「40の変化」 diamond.jp/articles/-/106…(http://twitter.com/?from=emailheader&utm_campaign=n…

プロシューマーの登場(マス消滅元年・4)

マス時代の福祉制度の終焉高度成長期は「一億総中流」などと呼ばれて、日本国民全体がマス文化を存分に取り入れた時期だった。何しろ、年金・医療など社会保障制度そのものが、がっちりとマス化していたからだ。「福祉と政治、何が問題なのか、改めて考える…

読者が賢くなると、マスコミがバカに見えてくる(マス消滅元年・3)

前項「マスから個人への動きは世界規模で起こっている(マス消滅元年・2) 」の最後に、新聞を比較する話を書いた。かつては、新聞を何紙も取る読者は、専門家を除いて大変少なかった。だが、インターネットによって、新聞の比較ができるようになった。すると…

マスから個人への動きは世界規模で起こっている(マス消滅元年・2)

トフラーの「富の未来」を使っての記述を続ける。2011年は「マス消滅元年」になるかで、ブログの性格上、主にマスメディアの問題を取り上げてきた。しかし、この「マスから個人への動き」は、私たち世界中の全ての人々に関係している。これは、SF映画の大パ…

2011年は「マス消滅元年」になるか

佐々木俊尚氏の「2011年新聞・テレビ消滅」からこの新書は、2009年6月に刊行されている。あと20日もたたないうちに、その2011年がやってくる。佐々木氏の「2011年新聞・テレビ消滅」のプロローグにこう書いてある。そして最初にまず言っておこう。 先に書い…

ネット時代の「学び」とは(「学び」について考える・2)

かつて老人を尊敬したのは 頭が煮詰まって、何も考えられないことがある。たまたま、アルビン・トフラーの「富の未来」を読むと、常識に凝り固まった自分の頭をハンマーで殴られた気分になる。例えば、こんな箇所だ。 その昔、社会がそれほど変化しなかった…

怪談「都市八分」とノスタルジア軍団

怪談「都市八分」は保守主義者の嘆きか 怪談「都市八分」・人間はモノに変化したを読んで、「昔が良かった」とか「ケータイを捨てろ」と思った人がいるとしたら、それは意味を取り違えている。僕は、文明の進化というのは、止められないものであり、最近のニ…

批判するより学べ

日本のサッカーの夏は終わった。「感動をありがとう」なんて、誰もが言ってるが、試合前の評判は最悪だった。もちろん、練習試合の結果を見てのものであるし、材料がないこともあるが、それでもまず批判から始まるのはいただけない。 僕は、「悲観論からは何…

iPad以後(ホームサーバの戦い・第58章)

このホームサーバの戦いシリーズは、リアルタイムのニュースにあわせて、ゲームの歴史、次世代DVDの攻防など、ホームサーバの戦いを語ってきたが、この発言の場をあと1ヶ月で失われることになった。ともかく、あと数回でiPad以後のメディアの未来を語ってお…

すべてのブロガーはプロシューマーである。

アルビン・トフラーの「富の未来」から 久々に、「富の未来」を読み返した。Wikipediaによると「プロシューマー」とは、 生産消費者 (せいさんしょうひしゃ、prosumer) もしくはプロシューマーとは、未来学者アルビン・トフラーが1980年に発表した著書『第三…

いよいよ希望のない人は生き残れない時代がやってきた

希望のある人・希望のない人 前項「先のことが考えられない人間」は希望のない人のことだったの続き。大変革の時代には、希望のない人は変革を嫌い、希望のある人は、変革を好む。僕は、「2007年とは何だったか。そして2008年はどこへ向かうのか。」で引用し…

「この程度で済んでいる」と「まだまだ落ちる」

政権党がよく言う言葉がある。「わが党だからこの程度で済んでいる」と「あの党だったらまだまだ落ちるだろう」という言葉だ。おそらく政権が変われば、政権をとった党も同じ言葉を言う。 しかし、「この程度で済んでいる」という言葉は、本当は現実を何も知…

マスコミと官僚、そして日本社会

前項「ブログ・ジャーナリズムは誕生するか」で学んだのは、本来、官僚主義を批判するべきマスコミ自身が、政治にすりより、官僚主義化する実態だった。もともと、内向きの思考を持っている日本人が自分の地位(既得権益)を守ることに必死になり、本来のジ…

考えない人間ばかりで日本は大丈夫か

ノスタルジア軍団では乗り越えられない 「先のことを考えられない人たち」「なぜ、考えない人間が増えてきたのか」で、日本中、いやサブプライムローンを見るとアメリカも、考えない人間が増殖していることを見てきた。それでも、トップがしっかりしているか…

毎日新聞もノスタルジア軍団だったのか?

新聞社がおびえるインターネット 佐々木氏のエントリー「毎日新聞社内で何が起きているのか(上)」の中で、毎日新聞はもとより、他紙の全国紙の記者がインターネットをおびえている様子が描かれている。「毎日の低俗記事事件をきちんと報道すべきという声は…

デジタル化は避けられなかったのか

歴史の大きなうねり 最近の一連のエントリー、「2011年テレビ滅亡論」「2011年問題の後に2012年問題もある地デジのトラブル」「誰も語らない地デジの歴史」などを読んで、ぼくをデジタル批判派のようにとられている人もいるかもしれない。しかし、ぼくの視点…

ホームサーバが普及した時に起こるこれからの出来事(ホームサーバの戦い・第20章)

ホームサーバの戦いシリーズは今回で、20章を迎えることになった。ここで、改めてホームサーバの未来について考えてみたい。ホームサーバという言葉について この言葉は、「家電屋VSコンピュータ屋、ホームサーバーの戦い」の中で、とりあげた前SCE社長、…

地球温暖化ノアの箱舟論

洞爺湖サミットが続いているので、さらに妄想は続く。温暖化は神の怒り? 地球温暖化で何が起こるか。気温上昇による生態系の変化、砂漠化。そして北極やグリーンランドの氷が溶けることによる海面の上昇だ。海面が上昇すれば、当然陸地は減る。そこで思い出…

「宝物とは知識」インディ・ジョーンズを見て考える

かつて考古学者は冒険家であった インディ・ジョーンズ・クリスタル・スカルの王国を見てきた。その中で出てきたのが、「宝物とは知識」という言葉であった。エルドラドでも黄金都市でもない、金塊や財宝でもないのだ。 そういえば、最近の映画、歴史の中の…

Wiiの成功と限界

Wiiとブルー・オーシャン Wii は、最近、健康美容器具となったようだ。主婦層が買っている。 朝日新聞(1/4)に任天堂の岩田社長のインタビューが載っていた。 任天堂社長「ゲームの敵だったお母さんが買ってくれれば」—— 一人ではなく、家族で楽しんでいる人…

2007年とは何だったか。そして2008年はどこへ向かうのか。

過去の経験が役に立たない社会 インターネットが普及するにつれて、本来限定されていた地域のみで成り立っている経済活動がより世界にグローバル化する。そのため、時間と距離が超越され、どんどん世界がフラット化し始める。そうなると、私たちは、コストカ…

これからコンテンツの大戦争が始まる

CNET Japanの読者ブログ方式が大きく変わった。今までプロに依頼していた「CNET Japanブログ」と我々の「CNET Japan読者ブログ」が一体化されるという。CNET Japanから送られたメールにはこうある。 これまでCNET Japanでは、審査を経て一読者からブロガーと…

プロとアマチュアの境がなくなる・総クリエイターの時代

メディアとエンタメ業界の最大の脅威はUGC--米欧の上級幹部の見解が明らかにという記事によるとある調査によると、メディアおよびエンターテインメント業界における最大の脅威は、ユーザーが作成したコンテンツであるとの結果が示されたという。また同調査か…

生産消費とは知識を持ち寄って知恵を生み出すこと

ひとつの例を考えてみよう。たとえば、ある人のブログでは、家庭料理のレシピを紹介している。それを見た別の家庭では、自分の家でもやってみようと思う。そこに知識の伝達が行われる。しかし、他の料理にもこの方法がよいか考える。今まで、自分の家の料理…