夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ショートカットな人生、ショートカットな社会

私達は、子供の頃から、ポイント主義で飼いならされていた。ポイントといっても、参考書に書いてある「試験に出る重要なポイント」のことである。すべてが、より簡単な方法、より楽な方法を求め、できるだけ手を抜いてきた。僕は、「メディアの望んだ世界」…

金はなくなるが知識はなくならない

金融危機で、今までより生きにくくなりそうだ。でも、僕達は何か勘違いしてたのではないか。そして、このときに、気が付かなければならないことがあるのではないか。 それは、金で何でも買えるという幻想だ。確かに、金が無いよりもあったほうが人生は楽しい…

誰も責任を取らない国

ようやくWBCの監督が決まったようだ。巨人オーナー、原監督のWBC代表監督就任を了承 プロ野球の加藤良三コミッショナー(67)が28日、東京・大手町の読売新聞東京本社を訪れ、読売巨人軍の滝鼻卓雄オーナー(69)に対し、来年3月の野球の国・地域…

産科医の医師不足を考える

産科医が嫌われる理由 最近、起きている事件、たとえば、妊婦の病院たらいまわし事件、相次ぐ食の安全、WBC監督問題、はては衆議院解散先送り問題まで、すべては誰が責任を取るかということに集約する。特に、「妊婦の病院たらいまわし事件」は、産科医の医…

マスコミと官僚、そして日本社会

前項「ブログ・ジャーナリズムは誕生するか」で学んだのは、本来、官僚主義を批判するべきマスコミ自身が、政治にすりより、官僚主義化する実態だった。もともと、内向きの思考を持っている日本人が自分の地位(既得権益)を守ることに必死になり、本来のジ…

ブログ・ジャーナリズムは誕生するか

ジャーナリストは盗用する? 「読売新聞「新聞が必要 90%」の謎」で、ITジャーナリストの小寺信良氏の記事を引用して、新聞記者がYouTubeを見て書いているという話を書いた。そして、小寺氏の 新聞記者というのは足で歩いてコメントを拾って歩くものじゃない…

考えること・考えないこと

前項「読売新聞「新聞が必要 90%」の謎」で明らかになったのは、考えない新聞記者が増えてきているという事実であった。「考える」というのは、集められた多くの素材をいったん、自分の頭の中に収め、その中から記者独自の熟成された文章を取り出すという行…

読売新聞「新聞が必要 90%」の謎

「新聞を全く読まない」4.5%の謎 読売新聞10月13日版の調査記事「新聞、これからも必要」が90%…読売世論調査は、いささか新聞の自画自賛ぎみの報道であった。 読売新聞社が15〜21日の第61回新聞週間を前に行った全国世論調査(面接方式)によると…

騒がれないと不安になる人たち

ロス疑惑の三浦被告が自殺した。こうして事件の真相は謎のままに終わった。だが、三浦被告は始めから真相を明らかにするつもりはなかったのではないか。解決してしまうと、自分のことを国民の頭の中に消え去ることを恐れて。ところで、このようなメディアを…

福祉国家の失敗〜40年前の「断絶の時代」を読む(3)

「断絶の時代」を読んで、あまりにも現代日本の状況にぴったりだと思ったのは次の箇所である。 しかし最大の幻滅は福祉国家の失敗だった。豊かな現代社会において、社会的なサービスや福祉が必要ないという者はそれほど多くない。だが福祉国家は社会的なサー…

ノーベル賞受賞者の嘆き〜40年前の「断絶の時代」を読む(2)

日本人のノーベル賞受賞者が相次いでいる。しかも、応用科学よりも基礎科学の分野である。受賞した理論はすでに何十年も前だというケースが多いのが不思議だ。最初のアイデアから考えるともっと長い。「断絶の時代」にはこんな文章がある。 今日、知識は速く…

40年前の「断絶の時代」を読む(1)

今、起きている社会変動の原因は何か。調べていくと、ピーター・F・ドラッカーの「断絶の時代」に行き着いた。今回は、「ドラッカー名著集7 断絶の時代」 (ドラッカー名著集 7)」(ピーター・F・ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳)/ダイヤモンド社)の前書きか…

「誰でもよかった」の匂いがする個室ビデオ放火事件

「生きるのがいやになった」というのは、放火犯人の言葉だが、秋葉原通り魔殺人の犯人の言葉「世の中がいやになった。人を殺すために秋葉原に来た。だれでもよかった」の「世の中がいやになった」に通ずる。2人とも自分の生きづらさを他人に転嫁している点…

ホリエモンのソニー買収計画

半月も前の記事だが、IT Proで、ホリエモンがソニーを買収する話が載っていた。今回は、ついでに今までまとめた買収計画を並べてみたい。 ホリエモンのソニー買収計画沈黙を破ったホリエモン,ITを語る “iPhoneをやるため”にソニーを買収したかった ——当時,…

考えない人間と細民化

最近「考えない人間」をテーマにして、考えているが、人間である以上、考えない人間というのはありえない。ところが、なぜか「考えない人間」が増えていると考えざるを得ないのだ。ぼくは、「なぜ、考えない人間が増えてきたのか」のコメントでこう書いた。…

考える人間とファンタジー

「はてしない物語」 「夢物語」で、僕はミヒャエル・エンデの「はてしない物語」の言葉を引用した。「絶対にファンタージェンに行けない人間もいる。いるけれども、そのまま向こうに行きっきりになってしまう人間もいる。それからファンタージェンに行って、…

iPhoneを発想できなかった日本

なぜか似ているアイデアテレビのWii化? フォトレポート:[CEATEC JAPAN]ジェスチャー操作、ワイヤレスHDで垣間見えた未来で、現在CEATEC JAPANで家電の未来が展示されているという。 パナソニックブースでは、未来型のインターフェースを数多く出展。その中…