夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

2011-01-01から1年間の記事一覧

アクセス数で振り返る2011年

昨年、アクセス数で振り返る2010年というのを書いたので、今年もアクセス数を調べてみた。 まず、管理画面からのアクセス数。カッコ内は一日平均(小数点以下は切り捨て)管理画面よりアクセス数1月 9964(321)2月 8442(301)3月 18297(590)4月 9259(30…

なぜ、日本人は寅さんにあこがれたか(「見えないから安心」と「見えたから不安」・5)

やくざと寅さん前項「なぜ日本人は説明がヘタか(「見えないから安心」と「見えたから不安」・4)」で、「やくざ型コミットメント」という言葉が登場している。社会心理学者の山岸俊男氏の言葉である。信頼の意味と構造―― 信頼とコミットメント関係に関する理…

なぜ日本人は説明がヘタか(「見えないから安心」と「見えたから不安」・4)

政治家の話は信用できない「見えないから安心」と「見えたから不安」のシリーズでは、こういう捉え方をする日本人の思想の根源について考えているが、もともと日本人には、論理立ててものを考える習慣がなかったのではないか。例えば、自己紹介の下手さがあ…

今年だから「伝えたい言葉」(現実がひっくり返る年・7)

ネガティブにとらえるかポジティブにとらえるか僕は、今年の1月から今年は「現実がひっくり返る年」だと言い続けてきた。「現実」という言葉をひっくり返してみれば、「実現」という言葉になる。「現実がひっくり返る年」といった瞬間、どうしてもネガティブ…

ソーシャルメディアの「透明性」とは何か

前項「フェイスブックとグーグル」で、マーク・ザッカーバーグ氏がこんなことを言っている。「世界がますます透明な方向へと動いていくことは、次の10年、20年に起きる変革のほとんどを後押しするトレンドになるだろう。」(デビッド・カークパトリック 著/滑…

フェイスブックとグーグル

ようやく、「フェイスブック若き天才の野望」を図書館から借りることができた。僕は、「スティーブ・ジョブズ」のような話題の本を除いて、わざわざ自腹で買って読むことはしない。今回の本は、たまたま予約していた本の順番が来たので、読むことができた。 …

アップルとマイクロソフトがTVを作る?(ホームサーバの戦い・第105章)

Cnet Japanのニュースにこんな記事があった。オーストラリアの技術サイトSmarthouseは現地時間12月4日、このテレビの製造にかかわる日本の「大手」企業に勤める匿名情報源の話として、Appleテレビは32インチから55インチの間の3種類の画面サイズから選べるよ…

コンテンツを忘れたハードに未来はない

現在、テレビが売れないと家電会社が悩んでいる。3D化したり、インターネットを付けたりして色々と差別化しているが、客はそんなものを望んでいない。オーバースペックなハードより、観るに値するコンテンツが見たいのだ。家電会社は、テレビ局にもっと面白…

ソーシャルメディアの安心と信頼 (「見えないから安心」と「見えたから不安」・3)

「見えないから安心」と「見えたから不安」でこう書いた。見えないために、言い換えれば、知らされないために、安心だと思ってきたことが見えてきたためにかえって不安を増幅するという現実が起こったのである。普通は、「見えないから不安」とはいうが、現…

大企業が崩壊した後(インターネットは何を破壊し、何を作るか・3)

佐々木氏が語る「二極化」とノマドインターネットは何を破壊し、何を作るか、インターネットはパンドラの匣か(インターネットは何を破壊し、何を作るか・2)で、インターネットによって大企業が崩壊する傾向について考えたが、その後の世界について佐々木俊…

抜き書き「想像力が未来を拓(ひら)く 〜小松左京からのメッセージ〜」

クローズアップ現代で、11月24日に「想像力が未来を拓(ひら)く 〜小松左京からのメッセージ〜」が放送された。解説によると、「日本沈没」で知られるSF作家小松左京さんが7月に亡くなった。星新一や筒井康隆とともにSF御三家といわれ、膨大な知識と教養か…

インターネットはパンドラの匣か(インターネットは何を破壊し、何を作るか・2)

WOWOWのドラマシリーズ「パンドラ3」が終わった。解説によると、日本の自殺者数は毎年3万人以上、自殺率は先進国の中で群を抜いて高い。その状況を憂いた一人の研究者が、自殺を防止する画期的な治療法の治験に成功した。しかし、その治療が思わぬ騒動…

インターネットは何を破壊し、何を作るか

最近、気になった記事がある。それは、シリコンバレーのわれわれは雇用を殺し, 富める者を肥大させているのか?よく考えてみよう。テク企業の製品の多くは、スケールと効率を提供することによって成功している。言い換えるとそれは、より少ないもの(less)で…

クラウドとは記憶の銀行のことである

ウィリアム・ギブスンの小説に「記憶屋ジョニイ」というものがある。ビートたけしが出演した「JM」というものを覚えているかもしれない。あらすじは、ジョニーは通常のネットワークに晒すことのできない機密情報を脳に埋め込まれた記憶装置に記録して運ぶ不…

「Google Music」は敵か味方か(ホームサーバの戦い・第104章)

ジョブズ氏の最後の夢(ホームサーバの戦い・第102章) ではアップル、ストリンガー氏の決意(ホームサーバの戦い・第103章) ではソニーの動きを追った。これらの企業に対抗する企業はどこか。それはグーグルである。CNET Japanでこんな記事があった。Googleは…

ストリンガー氏の決意(ホームサーバの戦い・第103章)

ソニーの4スクリーン戦略ソニーのストリンガーCEOは11月11日、ニューヨークで決意を語ったという。「(英国の)女王はある年を『アヌス・ホリビリス(annus horribilis、災厄の年)』と呼んだが、わたしも同じ思いだ。今年はほとんど全てのCEOにとって困難な年…

「危ないものに手を触れるな」という論理(「見えないから安心」と「見えたから不安」・2)

「見えないから安心」と「見えたから不安」で考えたのは、情報可視化で見えてきた身近な危険について対応できないために、情報を出す側に不信を起こしている。したがって、情報を出すこと自体に、作為があるのではないかと思い、例えば、放射能の数値の高低…

アシモとアトム

ホンダは、4年ぶりにアシモの発表をした。今回は、原発事故対応のためのアームロボットも発表されたという。本田技研工業、および本田技術研究所は11月8日、研究開発中のヒューマノイドロボット「ASIMO(アシモ)」を4年ぶりに刷新し、発表した。新型ASIMOで…

ジョブズ氏の最後の夢(ホームサーバの戦い・第102章)

「スティーブ・ジョブズⅡ」からジョブズとソニー(4)「スティーブ・ジョブズ」のソニー部分(1) とジョブズとソニー(5)「スティーブ・ジョブズ」のソニー部分(2) で、「スティーブ・ジョブズⅠ・Ⅱ」(ウォルター・アイザックソン著/井口耕二訳/講談社)の中のソニ…

ジョブズとソニー(5)「スティーブ・ジョブズ」のソニー部分(2)

今回のエントリーは、「スティーブ・ジョブズⅡ」(ウォルター・アイザックソン著/井口耕二訳/講談社)の中から。(4)ソニーの影響(1998・1980)iMacについては、もうひとつ、改良しなければならない点があった。大嫌いなCDトレイをなくさなければならない――ジョ…

ジョブズとソニー(4)「スティーブ・ジョブズ」のソニー部分(1)

「スティーブ・ジョブズⅠ・Ⅱ」を読んだ。僕は書評を書くつもりはない。ジョブズ氏が徹底的に細部にこだわるように、この875頁の文章から、ソニーに関する部分を抜き出してみる。(過去のジョブズとソニーシリーズは、ジョブズとソニー、ジョブズとソニー(2) M…

777本目のエントリー

素人でなければ続かなかった2006年12月にCNET Japanで読者ブロガーとして書き始めてから、昨年翼に引っ越し、本日のエントリーで777本目を迎える。今年の11月で、丸五年だ。777本を5年で割ると、1年あたり155本、一か月あたり13本となる。2,3日に1本の割合で…

「見えないから安心」と「見えたから不安」

このタイトルはおかしいという人もいるかもしれない。普通は、「見えるから安心」であり、「見えないから不安」なのだ。でも、放射能測定で各地に数値が明らかになると、ここは数値が少ないから安心というだろうか。むしろ、数値を知らなかったころが安心だ…

久夛良木氏とジョブズ氏の共通点(ホームサーバの戦い・第101章)

アクセスが増えた久夛良木氏、PS4で復活かなぜか、この2日間、久夛良木氏、PS4で復活かのアクセス数が増えている。調べてみれば、アルファルファモザイクのついにPS4キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 久夛良木が去って4年 ついに久夛良木が帰ってくる件に載っていた。しか…

日本社会はどこまで失敗を許すか

ネガティブなマスコミとチャレンジしないトップ大臣の失言がまたマスコミに載っていた。失言が怖いから、野田首相はぶら下がり会見をしないそうである。だいたい、マスコミは、いつもネガティブなことばかり狙っている。前項映画「はやぶさ」の「失敗は成果…

映画「はやぶさ」の「失敗は成果だ」という話

映画「はやぶさ HAYABUSA」映画の話が続く。映画「はやぶさ」を見てきた。そのなかで気になった言葉がある。宇宙研を作った糸川英夫氏が、初期のロケット打ち上げの失敗の連続で、マスコミに「またも失敗」とあまりにも書かれるので、「失敗ではなく成果と言…

「猿の惑星」のもう一つの解(ネタバレあり)

「猿の惑星」の大いなる疑問映画「猿の惑星・創世記(ジェネシス) 」を見てきた。「猿の惑星」シリーズはすでに6作も作られている。このうち5作はストーリーがつながっている。そのストーリーをキネマ旬報10月号の作品評でわかりやすくかいつまんでいたので、…

抜き書き「世界を変えた男 スティーブ・ジョブズの素顔」

12日にNHKクローズアップ現代で「世界を変えた男 スティーブ・ジョブズの素顔」という番組が放送された。ジョブズ氏が亡くなって1週間たつが、この番組でも彼の興味深い一面が見えてきた。内容紹介にはiPhoneやiPadなど時代の一歩先を行く革新的な製品を生み…

やはり2015年アップルデジタル覇者計画は正しかった(ホームサーバの戦い・第100章)

残していたジョブズ氏の4年間新製品コンセプトこんな記事があった。英紙デイリー・メールによると、米アップルのスティーブ・ジョブズ氏は、今後4年間分のアップル製品のコンセプトと計画を遺していったという。 ジョブズ氏は死期が近いことがわかっていなが…

日本にジョブズは誕生するのか

こんなツィッターがあった。ジョブズが日本に居ないからいいのよ。彼のような人間は日本に誕生しないし、誕生しても、50代前にもう特に牢屋か精神病院に居るはず。https://twitter.com/#!/sohbunshu/status/122519651983949824これを書いたのは、評論家の宋 …