夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

日本テレビ「バンキシャ!」はこうして騙された

7月30日に日本テレビ 『真相報道 バンキシャ!』の裏金虚偽報道についての、BPO放送倫理検証委員会による勧告が行われた。 自転車操業、現場は「手足」…バンキシャ!虚報を糾弾 「いろいろ取材しているようだが、実際はほとんど一歩も根拠の収集に向かわ…

ある漫画家の反乱

「ブラックジャックによろしく」作者、HPで過去の作品無料公開 IT mediaにこんな記事が出ていた。 「ブラックジャックによろしく」第1巻など作者サイトで無料公開 漫画家・佐藤秀峰さんが公式サイト「佐藤秀峰 on Web」でこのほど、「ブラックジャックによ…

民主党マニフェストの危険度

製造業派遣禁止と最低賃金1000円の影響 僕は、別に民主党に政権交代するのはかまわないと思う。ただ、発表された民主党のマニフェストに一歩間違えたら、大変なことになる危険があるのに気がついた。民主党のマニフェストは、いろいろ間違いがあるが、雇用問…

働くことしか才能がない人々

「女性は産む機械」に並ぶ名言 麻生首相は、7月25日、こんなことを言ったという。麻生首相:高齢者「働くことしか才能がない」…会合で発言 麻生太郎首相は25日、横浜市内で開催された日本青年会議所(JC)主催の会合であいさつし、「元気な高齢者をいか…

WEGAがVEGAでなかった理由(テレビが壊れた・2)

WEGAは5つの候補のひとつ これは「テレビが壊れた」の続編である。今回、WEGAが壊れたことをきっかけにして、WEGAにまつわる話を「ソニーの遺伝子—平面ブラウン管テレビ「ベガ」誕生物語に学ぶ商品関発の法則」の中から、引用しながら語ってみたい。 WEGAと…

メディアはすべてリッチからニッチへ

CNET Japanの記事「テレビの衰退がケータイの追い風に--元テレビ朝日プロデューサーが市場を分析」を読んで思ったことがある。あらゆるメディアはインターネットの荒波を受けて、変貌せざるを得なくなっている。その特徴を一言で言えば「リッチからニッチへ…

ものづくり国家日本の悲劇

13億の中国市場は無視できない 「勝ち馬に成りたがる中国(ホームサーバの戦い・第33章)」で、僕は中古独自のCBHDを取り上げた。日本は、事実上、中国を離れて生きてはいけない。家電製品や食料品が安いのも、製造現場が中国にあるからだ。ところが、日本製…

テレビが壊れた

WEGAの由来 7月19日、テレビが壊れた。ソニーのWEGAのプラズマテレビ。症状をソニーに訴えたところ、冷却ファンの故障だという。何でも3万5千円かかるという。思えば、このテレビとの関係は、7〜8年になる。このエントリーは、僕にとって、WEGAへの追悼の…

独想の森で(ブログがなぜ続かないのか・4)

あるファンタジーの言葉から 小説、ノンフィクションを問わず、文章で作者の想像しているものを説明するには、作者の表現力と読者の想像力が必要である。ブログを万人が書くといわれる現在でも、想像力の欠如した人間に説明するほど困難なことはない。子供の…

ある官邸の小話

ある地方の知事が来ると、ある官僚がこんなことを言う。 「あんたか。総裁になりたいというのは」 「はい。私なら、バカだ愚図だといわれても耐えられます。お笑い出身なので」 「でも、国民はそんな総裁、望んでいないよ。国民は、今、生活苦で必死なのさ。…

共感から脱出する(ブログがなぜ続かないのか・3)

大量に書く 自分の得意ジャンルを守っていたら、共感の世界から抜けられない。あらゆる分野にアンテナを張り巡らし、果敢に挑戦する。もちろん、常識を疑われるかもしれない。だが、そこで学んだ知識は大きい。異なったジャンルの知識を、自分の得意ジャンル…

最低賃金時給1000円の罠

民主党と社民党がマニフェストに「最低賃金1000円」を明記することになった。民主「最低賃金千円」、マニフェストに明記へ 民主党は10日、総選挙のマニフェスト(政権公約)に、最低賃金を全国平均で時給千円とする数値目標を明記する方針を決めた。低賃金…

共感がブログを殺す(ブログがなぜ続かないのか・2)

共感は自己満足の世界 前項「ブログがなぜ続かないのか」で学んだのは、ブログが、袋小路に入り、続かなかった理由が「共感」から始まっているということだ。ここで、改めて「共感」について考えてみる。 ブログで共感を否定したら、何が残るだろう。誉めら…

ブログがなぜ続かないのか

最近、素人とプロの違いについて書いているが、ブログの書き方についてもその発想の違いがあることに気がついた。CNET Japanにも100人以上の読者ブロガーがいるが、結構長続きしないで悩んでいるのではないだろうか。ブログがなぜ続かないのか。それは簡単で…

ニュースの価値を誰が判断するか

欧米の新聞は死んだ?日経ビジネスオンラインでこんな記事があった欧米の新聞は、既に死んでいる−元新聞記者が愛惜を込めて直視した業界の終焉− 世界第2位の富豪で米国人投資家であるウォーレン・バフェット氏は今春、新聞業界への投資を断念すると発言した…

勝ち馬に成りたがる中国(ホームサーバの戦い・第33章)

CBHDはHD DVDの落とし子 昨日(7/9)のWBS(ワールド・ビジネス・サテライト)で、中国の次世代DVD規格のCBHDの話題が出た。このCBHD、実は東芝のHD DVDの規格から作られた中国独自の規格だった。日経ビジネス・オンラインの「時流超流」にこうあった。 HD-DVD…

ニュースをコンテンツとして売る!

times peopleの試み 「皆、気がついてしまった。インターネットでは、ニュースは誰も儲からないことを。」で考えたことは、オリジナリティのない警察発表や政府発表のようなストレートニュースは、一斉に各社同じニュースを流すので、有料化は不可能というこ…

マイケル・ジャクソンとピーター・パン

亡くなったマイケル・ジャクソンに、「ネバー・ランド」という、彼専用の個人遊園地があった。思いだしたのは、やはり「ネバー・ランド」という名の映画だった。ここにに掲載するのは、2005年に書いた「どこにもない国」というタイトルの文章である。大人に…

皆、気がついてしまった。インターネットでは、ニュースは誰も儲からないことを。

ニュースメディアはただの伝達機関である。 コンテンツの権利は、クリエイターにある。それならニュースの権利は、新聞やテレビのニュースメディアにあるか? そんなことはない。ニュースメディアはただの伝達機関である。メディアの歴史を見ればわかる。聖書…

「プロにお任せ」の時代は終わった

このタイトルを見て、カチンとくる人も多いと思う。人間は、ずぶの素人から、学び、訓練されてプロとなっていく。つまり、その道で第一人者となって、金を稼いでいくことが人生の目的だと思っている人が大多数だからだ。インターネットが受け手と送り手を逆…

朝日新聞が変わるか、CNET Japanが変わるか、ブログについて考える。

朝日新聞の事業継承記事 7月1日の朝日新聞に、朝日新聞がCNET Japanの事業継承について書かれていた。 朝日新聞社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:秋山 耿太郎)と、米メディア大手CBSのウェブ事業部門であるCBS Interactive(本社…