夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

山中伸弥氏の発想とセレンディピティ

抜き書き「ノーベル賞・山中伸弥 iPS細胞"革命"」(1) と抜き書き「ノーベル賞・山中伸弥 iPS細胞"革命"」(2) の文章からセレンディピティへの流れを考えてみた。「素人発想」と「玄人実行」もともと山中氏は、大学時代からの基礎医学の研究者ではなく、整形…

テレビから知識を得るにはテレビを書き起こすことしかない

漫然とテレビを見ていては漠然とした印象しか残らない僕は、テレビと記憶にこう書いている。書き起こすたびに思うことは、テレビというものはどれほど大切な情報を伝えていても、人間の記憶に残るのはほんの一部だということだ。その情報が膨大であればある…

抜き書き「ノーベル賞・山中伸弥 iPS細胞"革命"」(2)

<対談>国谷 iPS細胞を一緒に作られた高橋和利さんですか、高橋さんは先生に30年かかるかもしれないとずっと雇い続けてあげるから、やるっていうこの決意を持ち続けられたというのは。 山中 この実験、誰にしてもらおうかなと、思った時に、僕は高橋君、一番…

抜き書き「ノーベル賞・山中伸弥 iPS細胞"革命"」(1)

10月21日NHKでNHKスペシャル「ノーベル賞・山中伸弥 iPS細胞"革命"」という番組が放送された。解説は、今月8日、ノーベル医学・生理学賞受賞が決まった京都大学・山中伸弥教授。生命科学の常識を覆し、体のさまざまな組織や臓器になるとされる「iPS細胞…

週刊朝日の謝罪〜ジャーナリズムは官僚主義と矛盾する

週刊朝日の謝罪はあったが10月19日朝日新聞朝刊38面に、こんな記事があった。 朝日新聞出版が「おわび」 週刊朝日の橋下市長連載で 朝日新聞出版は18日、同社が発行した「週刊朝日」10月26日号に掲載された橋下徹・大阪市長に関する連載記事「ハシシタ…

日本のメディアがなぜ誤報の問題よりも犯人叩きが大事なのか

記者クラブは官僚システム前項読売新聞「iPS細胞心筋移植」誤報の原因をただの森口氏叩きだと思ってはいけない。読売新聞とあろう大マスコミがこの程度の誘惑で陥落してしまう弱点を抱えていることこそ問題である。ところが、他のメディアはその弱点を問題に…

読売新聞「iPS細胞心筋移植」誤報の原因

山中伸弥氏のノーベル賞受賞の話題に持ちきりの今に起きた今回の読売新聞の誤報は、なぜか日本テレビの「バンキシャ!」の事件を思い出す。これは、岐阜県庁裏金誤報事件と呼ばれ、 2008年11月23日の放送で、建設業者の男が出演し、岐阜県の土木事務所が架空…

知識をためる

たびたび書いているように、このブログは、知識のスクラップブックである。新聞記事もあれば、書籍の文章もある。WEB記事もあれば、Wikipediaや個人のブログも含まれる。ありとあらゆるものが、僕のスクラップの対象である。特に、テレビを書き起こした抜き…

山中伸弥氏と伊藤穣一氏の発言の共通点

誰かの真似をしたらイノベーションは起こらない 2012年のノーベル生理学・医学賞に京都大学の山中伸弥教授が受賞した。いろいろな名言が登場した。 山中教授は午前9時30分すぎ、出勤。記者会見で山中教授は研究生活について「1割バッターでも大成功」と話…

伊藤穰一氏インタビュー補足情報

メディアラボ所長就任について伊藤穣一氏:私の経歴を見れば、私はまるで、まったく落ち着きがなく、何事にも集中できない人間のように見えるでしょう。MITメディアラボは、このような「すべてに関する興味」を組織化して相互関連性を持たせ、「境界線から、…

抜き書き「“混とん”に飛びこめ!MITメディアラボ所長 伊藤穰一」

10月3日に「クローズアップ現代」で“混とん”に飛びこめ!MITメディアラボ所長 伊藤穰一という番組が放送された。佐々木俊尚氏が、ネット上のあらゆるブログの中から選び出して紹介する人を「キュレーター」としているが、ここに登場する伊藤穰一氏は、異…

コレクターじゃないから見えてくること

NHK「探検バクモン」を書き起こした抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」では、わずか30分の放送ながら、大変内容の濃いものだった。そのため、4本の後追い調査として「愛と欲望のマンガ道」補足情報をつけたのだが、これもまたどこまで調べてよいの…

「愛と欲望のマンガ道」補足情報・4

いかにして米沢嘉博記念図書館ができたか抜き書き「探検バクモン 愛と欲望のマンガ道」で疑問に思ったのは、明治大学の森川嘉一郎氏と米沢嘉博氏の関係だ。それを説明するインタビューがあった。―― この図書館を開館することになったきっかけから教えてくだ…