夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

ワーク・シェアリング

残業難民がいなくなった時、日本人の働き方が変わる

残業難民という奇妙な人たち日経新聞にこんな記事が載っていた。残業難民逃さない 冷やせない夏 商戦に熱 今年の夏はオフィス街に大量の「残業難民」が発生しそうだ。多くの企業は節電対策でオフィスの温度を28度以上に設定し、就業時間が過ぎれば空調を消す…

日本はどこで道を間違えたのか

NHKスペシャル「消えた高齢者 “無縁社会”の闇」 昨日の9月5日、NHKスペシャル「消えた高齢者 “無縁社会”の闇」を見た。解説にこうある。生きているか、死んでいるかさえ分からない’――所在不明の高齢者が相次いで発覚する異常事態。各地の自治体は今も毎日、…

朝日の社説から相対的貧困率を考える

朝日新聞社説「15.7%の衝撃—貧困率が映す日本の危機」から 11月4日の朝日新聞に「15.7%の衝撃—貧困率が映す日本の危機」という社説があった。 日本の相対的貧困率は、07年調査ですでに15.7%だったと長妻昭厚労相が発表した。約6人に1人が「貧…

転がりだしたら止まらない

カンフル剤でやっと保っている日本経済 現在、売れている製品といえば、ユニクロやドン・キホーテの海外製造の衣料品か、エコ・ポイント付の家電品、エコカー減税・補助金付のエコカーなどの、麻生政府の残した景気対策であり、これは来年には終わってしまう…

子どもは親のものか、社会のものか

民主党の子ども手当て、所得制限を設けず、0歳から15歳まで全ての子が対象だという。藤井財務相は、 藤井裕久財務相は18日、産経新聞などのインタビューで、民主党がマニフェスト(政権公約)に掲げた政策について「直せば民主党に対する不信につながる。…

家族の期待は、子供の人生を変える

残業廃止は、ワーク・シェアリングの第一歩 最近のエントリー、「亀井さん、文句を言う相手、間違っていませんか?」、「「助けて」と言えない理由」などで、家族間の事件が増える理由として、大企業の経営者を諌めるよりも、日本人の仕事中心の考え方が、結…

新聞は引用の仕方でこんなに変わる

赤旗の記事からOECDの雇用アウトルック(見通し)2009を読む 9月19日の赤旗にこんな記事があった。貧困層の8割 ワーキングプア/OECD 日本に警告 日本の労働者の貧困は、先進国のなかでも深刻な水準にある—経済協力開発機構(OECD)は2009年の雇用見通…

生活と政治がつながるとき(福祉と政治・3)

かつて政治は生活と最も遠いものだった 今年の選挙はいつもとまったく意味が違う。かつての森首相ではないが、若者が「寝ていてくれ」ても、政治はそれなりに動いた。それは、若者たちが、会社員として企業に就職し、きちんと所得税を払うことで国は成り立っ…

同一労働同一賃金の道(福祉と政治・2)

「福祉と政治、何が問題なのか、改めて考える。」の第二弾。今回は、ダイヤモンドオンラインの記事を参考にした。失業率14%時代が来る 日本の失業率は5.4%である。欧米の失業率が10%近いのに比べると、日本はこの程度で済んでいるのか、頑張っているなと…

福祉と政治、何が問題なのか、改めて考える。

ある全国アンケート今、日本中であらゆる面で崩壊の音が聞こえる。かつては、貧しくてもそれなりの仕事があり、それなりの夢が描けた。ところが、現在では、今の仕事がいつまで持つかわからず、そこを辞めたら、路頭に迷うのがわかっているからしがみつくし…

民主党マニフェストの危険度

製造業派遣禁止と最低賃金1000円の影響 僕は、別に民主党に政権交代するのはかまわないと思う。ただ、発表された民主党のマニフェストに一歩間違えたら、大変なことになる危険があるのに気がついた。民主党のマニフェストは、いろいろ間違いがあるが、雇用問…

ワーク・シェアリングとフレキシキュリティ

NHK「日本の、これから」を見た。テーマは「雇用危機」、そこでワーク・シェアリングとフレキシキュリティについて議論された。僕は、この言葉について、すでに「簡単に、ワーク・シェアリングと言うけれど」で解説している。テレビでは、「ワーク・シェアリ…

今、問われているのは人間らしい生き方だ

今、起こっている雇用の不安や少子高齢化の問題を一挙に解決できるのは、EUが奨励している「フレキシキュリティ」(「柔軟性」を意味するFlexibilityと「安定、保障」を意味するSecurityを掛け合わせた造語)だけである。たびたび話題になりながら、それが不可…

簡単に、ワーク・シェアリングと言うけれど

ワーク・シェアリングとフレキシキュリティ 最近、ワーク・シェアリングという言葉が飛び交っている。「雇用対策、ワークシェアリングも選択肢」経団連会長 日本経団連の御手洗冨士夫会長は6日の経済3団体トップによる共同会見で雇用対策を問われ、「ワー…

2009年に日本の奇跡が起こる?

オランダの奇跡 政府の政策が、どうしても、企業に対して、失業者を出さないようにお願いするという感じであれば、来年の失業者は、もっと増えるだろう。8万5千という数どころではないはずだ。何しろ、非正規雇用者は、全労働者の三分の一、1700万人以上(…

ケータイホームレス・さまよえる日本人論(5)

オランダの奇跡 「責任感が強い人ほど長生きできない日本のシステム」で述べたように、できる人間ほど過労死寸前まで働かせながら、一方では安定した生活ができない「ケータイホームレス」を生んでいる日本の就職環境は、あまりにも問題が多い。どちらのケー…