夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

ケータイ

ショールーミングの先にあるもの

朝日新聞8月24日の記事で、ショールーミングという言葉を初めて知った。〈ショールーミング〉 消費者が店舗に出かけて商品を検討したあと、購入せずにネット通販で購入する行動で、米国での造語。実際の店舗がショールームのように利用されるため、こう呼ば…

クラウドを巡るアップルとグーグル(ホームサーバの戦い・第121章)

なぜ、ロケーションフリーは生産完了になったかで、ソニーのロケフリを使ったまねきTV訴訟で、日本国内の著作権制度の「送信可能化権」により、ユーザーのオリジナルなコンテンツでない限り、他人の著作権管理にあるものをインターネットに流すことは違法で…

コミュニケーションツールがコミュニケーションを破壊する

コミュニケーションは外から見えることたとえば電話がそうだ。昭和30年代、各家庭には、一台の黒電話が電話台の上に電話帳と一緒に置かれていた。そこに置かれていると、家族の誰が電話を取り、どんな話をしているか筒抜けになる。現代では、携帯電話が当た…

オーダーメイドできる通信端末〜どこでもテレビ

通信端末というと、どうしてもケータイやスマホの延長だと考えてしまう。でも、ユーザー・エクスペリエンスの時代(ホームサーバの戦い・第98章) でも引用した久夛良木健氏のアイデアはそれを超えている。僕は、久夛良木氏は、クラウドについてどう考えていた…

ガラパゴスかパラダイス鎖国か

最初にガラパゴスと言い始めたのは誰かお題は「次にガラパゴスと称されるものは何か」であるが、そもそも「日本のケータイをガラパゴスであると呼んだのは誰か?」から調べてみた。はてなの日本の携帯電話はガラパゴス化したとか最初に言い出しのは誰かのう………

タブレットの次の世界を考える

ハリー・ポッターの魔法新聞フレキシブルディスプレイという技術を知っているだろうか。これは、フィルム状で、タブレットの表面なんかに貼るものだが、これが単体で画面が映るようになれば、映画「ハリー・ポッター」に登場する魔法界の新聞に似てくる。つ…

失敗を許さない国

僕は、「コリコウな人々」でこう書いた。このようなタイプは、細かいことによく気がつき、大きな失敗はしない。だが、大局に立つことは苦手だ。ほどほどに知能が高く、常識を守り、保守的だ。常識を打ち破る人間に対して、抵抗したり、足を引っ張る。官僚的…

iPhoneのゲーム機化とPSPのケータイ化(ホームサーバの戦い・第25章)

iPhoneとPSPはやがて似ていく iPhoneがゲーム機を目指しているという記事があった。PSPやDSの強力なライバルは「次世代iPhone」 米Apple社が次に『iPhone』をアップグレードする際には、ゲーム機能に重点を置くはずだ、という見方でアナリストと開発者は一致…

アップルはなぜ、パソコンをケータイにしたか(ホームサーバの戦い・第18章)

「アップルとグーグル」(小川浩・林信行著/インプレスR&D) という本を読んで、なぜ、アップルはiPhoneなるケータイを作ろうと思いたったのか。興味がわいてきた。 「電話を再発明する」 iPhone 1.0の発表は2007年1月9日の「Macworld San Francisco」の基調…

働くも地獄、辞めるも地獄(さまよえる日本人論(6))

ワーキングプア 坂本多聞さんのブログ「ワーキングプア対策に「労働補助金」を」でNHKで放送されたのは知っていたのだが、昨日(12/18)に再放送され、見ることができた。内容に関しては、NHKスペシャル「ワーキングプアIII 解決への道」の感想に詳しく…

ケータイホームレス・さまよえる日本人論(5)

オランダの奇跡 「責任感が強い人ほど長生きできない日本のシステム」で述べたように、できる人間ほど過労死寸前まで働かせながら、一方では安定した生活ができない「ケータイホームレス」を生んでいる日本の就職環境は、あまりにも問題が多い。どちらのケー…

ケータイホームレス・さまよえる日本人論(4)

二枚のグラフと国の誇りこのグラフを見てもらいたい。これはサミュエル・ハチントンの「分断されるアメリカ」( 鈴木主税 (訳)/集英社)に掲げられた「国への誇りと神の重要性」と題されたグラフである。 日本の位置がかなり下であることにお気づきだろうか。…

ケータイホームレス・さまよえる日本人論(3)

「日本沈没」の結論 渡老人によれば過去の栄光にしがみつく「つまらん民族」になるか、明日の世界の「おとな民族」になれるチャンスだという。第二部ではこの二つの考え方が中心となる。 一つは、日本人には国土という集約されたよりどころが必要だとする中…

ケータイホームレス・さまよえる日本人論(2)

「日本沈没」とさまよえる日本人最近、昭和30年代をテーマにした「ALWAYS三丁目の夕日」がヒットした。団塊の世代が自分の子供時代を懐かしむ姿が映画館の中で見られた。そこには、彼らの「ホーム」があった。登場人物が戦争の影を引きずっていたのが印象的…

ケータイホームレス・さまよえる日本人論(1)

今回は、いささかテーマが大きいので、数回にわたってお送りする。ネカフェ難民と日雇い労働者ネカフェ難民も、ケータイは必需品である。ケータイさえあれば派遣会社からの連絡も簡単だ。ネットカフェ難民 ネットカフェ難民の派遣労働者として働くことに欠か…

ケータイの最終ケータイ?

「ネット利用はケータイが中心になる--モバイルに賭ける起業家たちの未来予想」によると、ケータイはパソコンを越えるという。ケータイはどんどん便利になっていく。ただ、日本国内だけなので、海外に輸出できない、かといってこれから国民が増えるわけでは…

「販売奨励金」と「押し紙」パラダイス鎖国を支えるメディアの裏金

政治にかかわらず、金と権力が集中した世界は必ず腐敗する。メディアもまた同様である。 「販売奨励金」とは携帯電話業界で携帯電話会社から新規契約者を獲得した販売店に提供される奨励金。 販売店ではその奨励金を携帯電話端末値下げの原資に当てることが…