セレンディピティ
抜き書き「ノーベル賞・山中伸弥 iPS細胞"革命"」(1) と抜き書き「ノーベル賞・山中伸弥 iPS細胞"革命"」(2) の文章からセレンディピティへの流れを考えてみた。「素人発想」と「玄人実行」もともと山中氏は、大学時代からの基礎医学の研究者ではなく、整形…
誰かの真似をしたらイノベーションは起こらない 2012年のノーベル生理学・医学賞に京都大学の山中伸弥教授が受賞した。いろいろな名言が登場した。 山中教授は午前9時30分すぎ、出勤。記者会見で山中教授は研究生活について「1割バッターでも大成功」と話…
10月3日に「クローズアップ現代」で“混とん”に飛びこめ!MITメディアラボ所長 伊藤穰一という番組が放送された。佐々木俊尚氏が、ネット上のあらゆるブログの中から選び出して紹介する人を「キュレーター」としているが、ここに登場する伊藤穰一氏は、異…
ブログを完成品と考えるか、過程を楽しむものと考えるかオルタナティブブログのアイディアは薄暗い小部屋にある、あるいは「考える」とは何かというブログを読んでいて、僕のブログの作法と同じ部分と違った部分があった。著者の白川克氏によると、3つの段…
チャーチルの言葉映画「おかえり、はやぶさ」を見てきた。一本目の「はやぶさ/HAYABUSA」について書いた映画「はやぶさ」の「失敗は成果だ」という話、二本目の「はやぶさ 遥かなる帰還」について書いた「ボロをまとったマリリン・モンロー」に続く最後の三…
地デジ化以後、テレビから離れた人もいる。ネットで分かるから新聞を読まないという人もいる。もちろん、その行為は本人の決心であり、別に批判するべきことではない。しかし、いくらマスコミは消滅するからといって、耳目を閉じていいのだろうか。むしろ、…
僕のエントリーはすべてそうだが、新しい情報と過去のエントリーとの比較で成り立っている。これは「アイデアの作り方」にもかなっている。アイデアとは既存の要素の新しい組合せ以外の何ものでもないということである。(ジェームス・W・ヤング著/今井茂雄訳…
ものづくり魂とイノベーションのジレンマ前項、前々項のエントリーで、僕は「ものづくり魂 この原点を忘れた企業は滅びる」(井深大著/柳下要司郎編/サンマーク出版)の中の井深氏・盛田氏の生の文章を素材として引用した。さて、今回は、それらを使って考えて…
視座にチェックイン佐々木俊尚氏の「キュレーションの時代」を読んだ。私たちは、ツィッターやブログに注目するとき、必ず、その書き手の情報が、自分の興味を掻き立ててくれることを期待する。私たちは、この書き手の考え方とともに新鮮な情報を手にするこ…
キュレーターと無用知識2010年の流行語にノーベル化学賞を受賞したクロス・カップリング技術がある。本来、結びつかなかった有機化合物が、パラジウムを使って結びつけるというアイデアである。これは、アイデアの作り方と同じである。アイデアというものは…
抜き書きとは、テレビで放送された中で、これはみんなに知ってほしいというものを書き起こす試み。抜き書き・爆笑問題のニッポンの教養「TVはいつまで笑うのか・横澤彪」に続く2回目。 11月20日に放送されたフジテレビの土曜プレミアム『たけしの新・教育白…
誰か有名な人のセレンディピティの話はないかと探ってみると、2005年6月12日にスティーブ・ジョブズ氏がスタンフォード大学で行った演説に当たった。世界中に感銘を与えたスピーチであったという。リード大学は、当時としてはおそらく国内最高水準のカリグラ…
よく考えれば、今月のエントリーは偶然の連続だった。発端は、9月28日にたまたまダイヤモンド・オン・ラインで、「iPad、グーグル、ツイッターでヒトは本当に馬鹿になりつつあるのか〜米国の著名テクノロジー思想家ニコラス・カーが語る“ネット脳”の恐ろしさ…
映画「ペイ・フォワード 可能の王国」トルネに録りためていた中から、映画「ペイ・フォワード 可能の王国」を見た。ストーリーは、ラスベガスに住むアルコール依存症の母と家を出て行ったDVの夫との間に生まれ、中学1年生になった主人公トレバーの担任の先生…
1億総キュレーター時代IT media Newsにこんな記事が載っていた。目指せ“1億総キュレーター” 「NAVERまとめ」リニューアル、まとめた人に報酬も 島村部長は「“1億総クリエイター時代”などと言われるが、コンテンツをゼロから作って発信するのは難しい」と指摘…
ノーベル賞受賞者の言葉前項「失敗を許さない国」で学んだのは、日本の経営者は、失敗を恐れるために誰もチャレンジをしないということだった。成功者とはいったいどういうものか。たまたま、10月13日に放送されたクローズアップ現代に、日本のノーベル賞受…