夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ゲームもテレビも「失敗したくない病」(失敗を許さない国・2)

カプコン稲船氏退社カプコンの稲船敬二氏が退社した。その退社理由が4gamer.net に載っていた。いくつか、引用してみる。稲船氏: 辞めるという話はそもそも,ゲーム業界自体――といいますかゲームの制作という行為そのもの――を変えなくてはいけない,と思っ…

アップルがソニーを買収という噂(ホームサーバの戦い・第76章)

アップルがソニーを買収モーニングスターがこんな記事を載せた。ソニーが後場上昇、米アップルが買収検討との報道 2010/10/26 14:52 ソニーが後場上昇。米コンピューター大手アップルがソニーを買収するとの報道が一部メディアに流れたことで買い物を集めて…

スティーブ・ジョブズのセレンディピティ

誰か有名な人のセレンディピティの話はないかと探ってみると、2005年6月12日にスティーブ・ジョブズ氏がスタンフォード大学で行った演説に当たった。世界中に感銘を与えたスピーチであったという。リード大学は、当時としてはおそらく国内最高水準のカリグラ…

偶然の連続でセレンディピティを起こしてみる

よく考えれば、今月のエントリーは偶然の連続だった。発端は、9月28日にたまたまダイヤモンド・オン・ラインで、「iPad、グーグル、ツイッターでヒトは本当に馬鹿になりつつあるのか〜米国の著名テクノロジー思想家ニコラス・カーが語る“ネット脳”の恐ろしさ…

キュレーターの役割は考える読者を作ること

マスメディアが作った考えない人僕は、現代日本人の特徴を「三ない主義」として次の3つを掲げた。「対話がない」「考えない」「希望がない」(現代日本人の精神の貧困「三ない主義」)本来、テレビのある茶の間は家庭団欒の場であるはずなのに、会話がなく、い…

ポイント主義では、ミドルメディアは存在できない

マスメディアの限界10月18日、クローズアップ現代「電子書籍が「本」を変える」を見た。内容紹介としていつでも、どこでも、クリックひとつで読みたい本をダウンロードし、電子端末で読むことの出来る電子書籍。今、その市場に、日米の様々な業界から参入が…

重要なのは成功したことじゃない、やろうとしたことなんだ

映画「ペイ・フォワード 可能の王国」トルネに録りためていた中から、映画「ペイ・フォワード 可能の王国」を見た。ストーリーは、ラスベガスに住むアルコール依存症の母と家を出て行ったDVの夫との間に生まれ、中学1年生になった主人公トレバーの担任の先生…

1億総キュレーター時代にはセレンディピティが重要になる

1億総キュレーター時代IT media Newsにこんな記事が載っていた。目指せ“1億総キュレーター” 「NAVERまとめ」リニューアル、まとめた人に報酬も 島村部長は「“1億総クリエイター時代”などと言われるが、コンテンツをゼロから作って発信するのは難しい」と指摘…

成功と失敗のセレンディピティとニワトリ会議

ノーベル賞受賞者の言葉前項「失敗を許さない国」で学んだのは、日本の経営者は、失敗を恐れるために誰もチャレンジをしないということだった。成功者とはいったいどういうものか。たまたま、10月13日に放送されたクローズアップ現代に、日本のノーベル賞受…

失敗を許さない国

僕は、「コリコウな人々」でこう書いた。このようなタイプは、細かいことによく気がつき、大きな失敗はしない。だが、大局に立つことは苦手だ。ほどほどに知能が高く、常識を守り、保守的だ。常識を打ち破る人間に対して、抵抗したり、足を引っ張る。官僚的…

ジャック・バウアー的アメリカ正義論

ジャック・バウアーの正義私たちは、さまざまなルールに縛られている。人を殺してはいけないという刑法的ルールから、道路でつばを吐いてはいけないという社会道徳的ルールまで。一方、警察や検察のように、犯人を取り締まるために武器の携帯などの一部のル…

コリコウな人々

「バカ」について考えていくと、「リコウ」についても考えたくなる。特に、気になるのは「コリコウ」だ。小利口とも書く。こ‐りこう【小利口】 [形動][文][ナリ]目先のことによく気が付き抜けめがないさま。「―な娘」「―に立ち回る」(goo辞書) この…

「バカ」について考える

「バカ」とは何かインターネットでバカになる人、リコウになる人が意外に好評なので、そもそも「バカ」とは何かを考えてみる。単純に「バカ」といっても意味合いが広い。「馬鹿」のWikipediaにこんな用例が載っていた。馬鹿のもつ意味合いと使用される状況の…