夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ものづくりは人づくり

前項「久夛良木氏がSCEの社長退任でPS3はどうなる?」で論点が「PS3」まで行かなかったのでちょっとタイトルと違ってしまった。ただ、日本社会の不安をめぐる論調で「ものづくり」のみに視点が集まっていて、本来一番大切な「人づくり」を忘れていないか…

久夛良木氏がSCEの社長退任でPS3はどうなる?

任天堂が一兆円企業として凱歌を上げたのに対して、SCEの社長を久夛良木氏が退任して名誉会長に引いたのは、一見するとゲーム業界の中の戦いの勝負が決したようにも見える。単純にそれでよいのだろうか。 久夛良木氏の退任発表のときの発言で気になった言葉…

プロとアマチュアの境がなくなる・総クリエイターの時代

メディアとエンタメ業界の最大の脅威はUGC--米欧の上級幹部の見解が明らかにという記事によるとある調査によると、メディアおよびエンターテインメント業界における最大の脅威は、ユーザーが作成したコンテンツであるとの結果が示されたという。また同調査か…

グーグル包囲網がネットとテレビの融合を促進する

朝日の4/16日版「反グーグル包囲網 米メディアがライバルと提携」「グーグルは著作権者の収入源を奪っている」 マイクロソフトの顧問弁護士トーマス・ルービン氏は3月6日、米出版社協会での講演で、グーグルの「著作権保護への無頓着な態度」を痛烈に…

乱射事件とブログ

米大学乱射事件に見るブログとマスコミの関係によると、 「ウェブの登場により、基本的に仲介者が排除され、現場にいる一般の人々が、自分の情報を世界中の視聴者に向けて直接発信できるようになった」と語るのは、Online Journalism Reviewの編集者、Robert…

アメリカ乱射事件とアメリカの正義

アメリカバージニア工科大学の乱射事件は33人の犠牲者 がでた。こういう事件が起きると、いつも出てくる言葉は、アメリカライフル協会のスローガンだ。 「人を殺すのは人であって銃ではない」 僕は「正戦の論理とスターウォーズ」というタイトルで文章を書い…

電通鬼十則と裏十則

面白い社訓を見つけた。 「電通鬼十則」というのだ。 電通中興の祖、故吉田秀雄社長が定めた、平明簡潔ながら営業の真髄をついた大変な社訓です。 1)仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。 2)仕事とは、先手先手と働き掛け、受身でやるべきで…

日本文化、衰退の危機

ITproのコラムに「日本のソフトウエア産業、衰退の真因」というのが載っていた。 日本のソフトウエア開発の産業構造には、決定的な欠陥がある。ソフトウエア技術者の派遣ビジネスである。 大規模な開発プロジェクトの場合、ソフトウエア開発の仕事は、ほぼ例…

グーグルとスターウォーズ

僕は、グーグルと神で、グーグルは既存の社会を破壊していかなければ新たな分野は見出せないからと書いた。さて、それからグーグルはどこへ行くだろうか。例えばEPIC 2014のように、AMAZONを吸収して、Googlezonとなり、世界中のメディアを支配し、すべての…

図書館の未来

「メタデータと図書館」 で図書館のデジタル化を紹介したが、日経パソコンオンラインで「国会図書館のデジタルアーカイブを歩く」 という記事が載っていた。貴重な美術品や収蔵品を自宅にいながら、パソコンで見られるシステムだ。これが可能ならば、限定さ…

著作権保護延長とディズニー

著作権保護期間を延長することの弊害とはを見ると、著作権の保護を50年から70年に延ばすべきかどうかに議論が起きているという。70年が世界の大勢であるというのだ。ところで、なぜか2004年4月1日に「日本映画」のみ限定で70年に改正されている。今回は、そ…

ネットムービーシャワー

空から映画が降ってくる。それが、ホームサーバが家にあることで成り立つ未来の形だ。それが、いささか暗雲が立ち込めてきた。いわゆる「デジタルコピー」の問題である。 日経エレクトロニクス4月9日号でこんな記事があった。 地デジのコピー制御方式見直…

ブログと報道

日本のブログの投稿数が世界一だという。 最近、こんなことを考えている。マスメディアとミニメディア。マスメディアは不特定多数に向かって、発言する。普通、これを報道という。ブログのような個人のメディアは、それに対して、口コミに近い。しかし、報道…

テレビの犯人探しと現実の犯人探し

あるあるの検証番組で苦情のメールが殺到しているらしい。 「関テレの検証番組に苦情電話345件」(読売新聞)「なぜ、出演した制作スタッフの顔を隠すのか」などと検証番組の制作手法を批判する意見が多く、「社長が取締役にとどまるのはおかしい」という声…

Google Earthは「デジャヴ」を可能にするか。

映画「デジャヴ」(ジェリー・ブラッカイマー製作/トニー・スコット監督)を見てきた。 物語は543人を死亡させたフェリー爆破事故から始まる。主人公はデンゼル・ワシントン演じる捜査官。その爆破事故直前に流れ着いた一人の女性の焼身遺体。捜査官はその女…

テレビが作った「考えない人」

前項「テレビ局は永遠に間違え続けるのか」のテレビマンって、実は私たち、視聴者自身に重なっていないだろうか。テレビに真実を求める一方、本当に真実かどうか確かめもしない。(事実・真実・知識への安易な取り組み ) テレビに出た科学者を簡単に信じてし…

テレビ局は永遠に間違え続けるのか

『私たちは何を間違えたのか 検証・発掘!あるある大事典』を見た。確かに、ここではこのようにして番組は捏造されてきたという話は出た。だが、現場のディレクターの証言は「面白くするため」であり、上の担当プロデューサーの証言にはチェックしようという…

電子ブック図書館に本の未来を見た

電子ブック図書館 をご存知だろうか。ここでは数が限られているが、今までと違ったデジタル雑誌を読むことができる。 デジタル雑誌については、 (マガボン) の立ち読みコーナーや雑誌の Fujisan.co.jp のデジタル雑誌 (CNET Japan Fujisan.co.jp が「デジタ…