夢幻∞大のドリーミングメディア

素人だから言えることもある

2013-01-01から1年間の記事一覧

失望の構造(悲しみが希望に変わるとき・4)

「誰でもよかった」の意味 最近、通り魔殺人事件が多発している。例えば、地下鉄東陽町駅前の事件。 19日、東京・江東区の東陽町駅の前で通行人ら4人が男に刃物で次々と刺されてけがをした事件で、逮捕された元暴力団員の男が意味の分からない話をしてい…

変化への抵抗~なぜ誰も希望を求めないか

TPP問題を見ていると、日本とは今の状態を変化させることになんと抵抗の強い国民性なのだと思う。前項福島漂流と日本沈没(悲しみが希望に変わるとき・3) で、 誰かが変革してくれるのを待っている間は希望が生まれない事を示している。 と書いたり、「NHK×日…

福島漂流と日本沈没(悲しみが希望に変わるとき・3)

このエントリーは、「大切な人を亡くすということ」、その続編「悲しみが希望に変わるとき」「誰もが大切な人に (悲しみが希望に変わるとき・2) 」の福島編である。 震災後2年の中折れ現象 今日、東日本大震災から2年目の3月11日である。しかし、なかなか復…

今こそ、高齢者にタブレット端末を

知らなきゃそれでいい時代は終わった インターネットが普及して、今まで見えなかった部分が見えてきた。だが、インターネットに触れない世代は、何の進歩もない。これでは、彼らの貴重な経験を残すことはできないし、彼らの世代と若年世代の格差は広まるばか…

Second Earthは神の視点

現在、1か月かけてtypepadからはてなbrogに引っ越し中だが、リンクを修正していると、エクスポート時にまた1エントリーが消えていることが判明した。そこでこのエントリーを復活させることにする。なお、Googleのアイデア募集企画はすでに終了している。 …

クリエイターは今を否定する。サーバー(奉仕者)は今を維持する。

クリエイターの前向きの心 前項「バラエティーとジョブズ」で、日本テレビの土屋敏男氏とスティーブ・ジョブズの言葉を取り上げたが、現状を否定し、自分の思った方向に持っていこうとするバイタリティに興味を持った。ところで、タイトルのクリエイターとサ…

バラエティーとジョブズ

土屋氏が、「1000人が考えるテレビ ミライ」の中で言った言葉で、 要するにその時、その時にあるテレビバラエティーというものを、乗り越えよう、否定しよう、そうじゃないものを作ろう。ということがあったから、テレビバラエティーというのは面白いと言わ…

誰でも簡単にできるのに、誰もしようとしない事

はてなブログにきて10日たった。(はてなに引っ越しますは1月31日)「NHK×日テレ60番勝負」T部長ムチャぶりの理由は、2月3日のエントリーだが、現在アクセス数が3000を超えている。もちろん、土屋氏にツィートでPRしたことがきっかけだが、同じような記事がな…

「制約こそチャンス」で乗り越えてきたバラエティーたち

制約こそがチャンスだ 前項「NHK×日テレ60番勝負」T部長ムチャぶりの理由で、土屋氏が語った言葉、 制約がいろいろあるって言われますけど、制約こそがチャンスだと僕は思うんですよね。 この言葉、どこかで聞いたような気がした。それは、「踊る大捜査線」…

「NHK×日テレ60番勝負」T部長ムチャぶりの理由

今回の「NHK×日テレ60番勝負」(2月2日・3日)の特番は久々に面白かった。特に、一連のNHK60周年記念番組の「1000人が考えるテレビ ミライ」(2月1日)が、テレビに対する視聴者のダメ出しの連続なのに対して、この「NHK×日テレ60番勝負」は、テレビ側が視聴者に…

今、「面白い」が面白い(異文化文献録)

本屋を覗いても、テレビを見ていても、世の中は「面白」ブームである。本当に面白くても、それほど面白くなくても、頭に必ず「面白い」の文字がつく。でも、何で「面白い」という文字は、面(顔)が白いと書くのか。その語源を探ってみた。 この「面白」ブー…

子供と大人の間には(異文化文献録)

子供と大人の違いは、どこにあるのだろうか。「成人式」を過ぎても親に養われる者もいれば、 15 歳で立派に一人で働いている者もいる。すると、子供と大人の違いとは、生活力の差なのであろうか。子供はどのようにして大人になっていくのだろう。今回は、親…

正義の見方(異文化文献録)

かつて人間は「正義」の名のもとに戦争を起こし殺戮をくり返した。どうやら「正義」は国家の数だけ、人間の数だけあるらしい(手塚治虫「ガラスの地球を救え」光文社)。しかし、人間らしく正しく生きていくには、何が正しく何が間違っているかを判断する「…

夢物語(異文化文献録)

「絶対にファンタージェンに行けない人間もいる。いるけれども、そのまま向こうに行きっきりになってしまう人間もいる。それからファンタージェンに行って、またもどってくる者もいくらかいるんだな。きみのようにね。そして、そういう人たちが、両方の世界…

はてなに引っ越します

3月末に管理サイトが英語に変わるというらしいので、とりあえず2月からはてなダイアリーとはてなブログに移行します。もちろん、最初はできたばかりのはてなブログ1本に絞ったのですが、はてなブログはこのtypepadがエクスポートするMovable Typeをインポー…

体罰も力は正義(強いアメリカと強い日本・3)

前項力への幻想(強いアメリカと強い日本・2) において、一神教の「力は正義」について考えたが、振り返って日本ではどうか。現在大阪の桜宮高校の体罰問題で体育指導方法でもめているが、これもまた「力は正義」ではないのか。指導教諭が体罰をすることによ…

力への幻想(強いアメリカと強い日本・2)

アルジェリア人質事件またもや、アルジェリアで人質事件が起こった。アルジェリア政府が言うのはいつも『テロリストとは交渉しない』の一点だけだ。テロリストは強力な武器を持って、弱者たちを誘拐する。「人命は尊重しなければならない」とは言うが、その…

全てをオープンにすれば人間は幸せになる?

フェイスブックで検索サービス 朝日新聞で、こんな記事があった。フェイスブックに新検索サービス 10億人の略歴対象 【デトロイト=畑中徹】世界最大の交流サイトを運営する米フェイスブックは15日、利用者が投稿したコンテンツを簡単に検索できるサービ…

好奇心を失ったら人間は退化する

1月7日に書いた抜き書き「新春TV放談2013」後半部分(1) 以来、9日が過ぎた。僕はその間、10本のエントリーを書いた。読んだ本は、20冊以上、それぞれのテーマごとに平均3〜4冊の本を読む。もちろん、読んでも使えない本もある。今回のテーマは、70年代のバラ…

「SMAP×SMAP」の謎(「新春TV放談2013」後半部分補足情報・7)

SMAPの語源については、ネットでいろいろ検索されているが、SMAP×SMAPという番組タイトルの理由についてはあまり知られてないようだ。「新春TV放談2013」に出演していた放送作家の鈴木おさむ氏の書いた「テレビのなみだ」(朝日新聞出版)にこうある。テレビ界…

「ザ・ベストテン」の謎(「新春TV放談2013」後半部分補足情報・6)

抜き書き「新春TV放談2013」後半部分(2) で登場した「ザ・ベストテン」の話題は次の2点。「ランキング方式」の謎と「生中継」の謎。「ランキング方式」の謎秋元康氏は、秋元 だから1回目の放送の時の会議が一番大変で、その週の一番売れている人たちが来る訳…

「たけしの欽ちゃん評」(「新春TV放談2013」後半部分補足情報・5)

前項「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の謎(「新春TV放談2013」後半部分補足情報・4) において、浅草キッドとの対談集「濃厚民族」(スコラマガジン)から引用したが、ビートたけし氏が萩本欽一氏についてどう考えているかの対談があり、これもまた興味深…

「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の謎(「新春TV放談2013」後半部分補足情報・4)

テリー伊藤とビートたけしの関係の謎大根仁 毎回、たけしさんとの勝負だったという話を聞いたことがあるんですが。テリー やっぱり、たけしさんは、あの当時、日本で一番シビアなバラエティーを見る人でも、ある訳じゃないですか。(中略)千原 これ、企画、バ…

「萩本欽一」の謎(「新春TV放談2013」後半部分補足情報・3)

(1)素人いじりの謎関根勤氏は、こう言う。関根 素人いじったのも、欽ちゃんが初めてじゃないですか?あの、「欽ちゃんのドンとやってみよう!」って(手を振り上げる)あるじゃないですか。あれ、3つ言うと、素人って、分かんなくなるんですって。「欽ちゃんのド…

「8時だョ!全員集合」の謎(「新春TV放談2013」後半部分補足情報・2)

(1)視聴率50.5%の謎抜き書き「新春TV放談2013」後半部分(1) で、上田早苗アナが最高視聴率が50.5%であることが発表されたが、その最高視聴率をたたき出した番組が何だったかを僕はすでに調べている。それは、欽ちゃんの笑いから全員集合の笑いへ(NHK「そのと…

「クジラ対シャチ」の謎(「新春TV放談2013」後半部分補足情報・1)

最近、抜き書きシリーズには、補足情報をつけてエントリーすることにしている。例えば、ドナルド・キーン氏は日本人の何に感動したのか(1) には、ドナルド・キーン氏は日本人の何に感動したのか(2)をつけ、出来るだけ資料を集めて後追い調査した。また、抜き…

抜き書き「新春TV放談2013」後半部分(3)

今後ヒット番組を作るには?千原 さあ、これまで、60年間のテレビを振り返ってきましたが、これからの時代、ヒット番組を作るには、どうすればいいのかという事で、非常に難しいですけどもね。秋元 さっきから、皆さんのお話を伺っていても、一番は、好きなも…

抜き書き「新春TV放談2013」後半部分(2)

大ヒット番組はこうして生まれた!千原 大ヒット番組はこうして生まれた!(拍手)NA まず最初は、第8位にランクされた萩本欽一さん。代表作「欽ちゃんのどこまでやるの!」で共演した関根勤さんに話を聞きます。関根 私は一応ね、3年ぐらい前に、「弟子という事…

抜き書き「新春TV放談2013」後半部分(1)

1月3日に放送されたNHKの「新春TV放談2013」にも興味深い話があった。特に後半のバラエティ制作者の裏話は、最近続けている日本のバラエティの歴史を紐解くヒントになるので何回かに分けて書き起こしてみたい。テレビ60年人気バラエティランキング千原ジュニ…

ハードは急速にコモディティ化する。問題は中身だ。

タブレットは、持ちやすく、より安く、多機能になるだろう。今まで、隆盛を誇ってきたアップルも一つの到達点を迎え、これ以上伸びなくなる。アップルはやがて、アップルなりのスマートテレビを始めるかもしれないが、それもまたアジアやアフリカの新興国に…