Wiiが売れないのは、日本人が貧乏になったからだという仮説

(1)貧乏になればゲームが売れるはず
　それは、金のかかる旅行や、外出をやめて家に閉じこもるからである。ところが、PS3は売れても、Wiiは売れない。それはなぜか。それはWiiがゲーム機と思われていないからだ。

(2)テレビのダイエットブームが消えたのはなぜ?
　人間は、豊かなうちは、自分の容姿が気にかかる。しかし、貧乏になると、それどころでなくて、どこで商品を安売りしているかが気になる番組が増える。かつての雑誌の広告の半分は美容と整形関係であった。そして、WiiもWii fitのような美容を気にする奥様たちに売れた。今は、そんな暇をもてあましている主婦は少ない。

(3)Wiiは美容器具をやめ、リハビリ器具として売れ
　任天堂は、ゲーム雑誌を見ればわかるように、主に振り仮名つきの文章で書かれている子供向け商品であった。最近発売を始めたDSiLLなどは、老眼で小さい字が見づらい高齢者向きである。つまり、任天堂は、ターゲットを広げ始めたのである。Wiiもやがてファミリー層から、高齢者向けのリハビリ器具へと広げていくべきだろう。