5/31以降のCNET Japanの読者ブログへの不安
読者ブログ欄が消えるわけではない
snafkin7氏のブログ「スポンサー用のCNETリニューアル資料には、読者ブログは存続となっているのに、これってウソついていることになりませんか?こんなのダメですよ。」に載っていた朝日インタラクティブの2010年CNET Japanリニューアルのお知らせ(ZIP)http://aiasahi.jp/advertisement/の中のCNETリニューアル資料のPDFに、snafkin7氏の言うように、確かに「CNETジャパンブログ」という記載があるが、これは現状のままであり、リニューアルした事にならない。
識者のアルファブロガーと一般読者の読者ブロガーがコラムを書く
この下に矢印があり、「もっと人が見える もっと答えやすく」という点に注目する必要がある。
メールに何と書かれていたか
読者ブロガー諸氏は改めてメールを読んでもらいたい。「一般募集ではなく、編集部が選んだ方に実名でコラムを書いていただくという形」つまり、名前は同じ読者ブログであっても、「もっと人が見える もっと答えやすい」人を編集部が選ぶという形になる。もちろん、現状でも読者ブロガーは編集部が選んでいるのだが、もっと直接的になるというわけだ。それは、読者ブロガーの自主性を損ない、読者ブログの形骸化を招かないだろうか。さらに、
「読者ブログ」とさせていただいたみなさまのブログは、5月30日(日)24時をもちまして、閲覧できなくなります。管理画面についても、5月28日(金)にアクセスできなくなります。というのだから、これは徹底している。
ニュースサイトの財産はアーカイブにあり
ドイツの元大統領のワイゼッカー氏の言葉を思い出す。過去に目を閉ざすものは結局のところ現在にも盲目となる。読者ブログなんてしょせん個人の自己満足と考えているとしたら、ニュースサイトとして大きな間違いを犯している。編集方針に沿った記事のみで事件の全貌を知ることはできない。読者の自由な批判記事こそ集めるべきである。ジャーナリズムを志すものは、まず批判の目を養わなければならないのだ。過去4年間の読者ブログのアーカイブの閲覧を禁じることで、CNET Japanは自らの存在意義を半減させる事になるだろう。