個人情報、隠すから儲かるのだ
IT Mediaにこんな記事が出ていた。
インターネットの夜明け以来、検索エンジンに名前を入力して何が出てくるかを確かめられるようになった。以前から経歴調査サービスは、犯罪歴や婚姻記録、住所、電話番号などの個人情報を調べる高額なオンラインサービスを販売してきた。アメリカでは、このような「人探し」サイトが繁盛しているという。このことは何を意味するだろうか。個人情報とは儲かるものであり、商売になるということだ。とすれば、個人情報を売買している市場があることが伺える。やがて日本でも流行することになるだろう。
だが今や、名簿企業や複数の新興企業が、古典的なGoogle検索よりも包括的で便利な新しい人探しサービスを、従来の経歴調査の何分の一のコスト、あるいはタダで提供している。
(中略)
この種のサービスが個人情報の窃盗犯やストーカーに悪用されるかもしれないと懸念するプライバシー擁護派は警鐘を鳴らしている。
需要があるから、供給がある。パソコンがあり、インターネットがある限り、個人情報は漏洩し続けるだろう。なぜなら、パソコンやインターネットに流れるのは情報そのものだからだ。そこに見せてはならない情報、見せてもよい情報の区別はない。そして見せてはならない情報ほど、高価になり高価値になるのも必然である。アダルトサイトが有料なのは、見せてはならないからであり、金を払っても見たい人がいるから商売になるのである。