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素人だから言えることもある

Second Earthは神の視点

現在、1か月かけてtypepadからはてなbrogに引っ越し中だが、リンクを修正していると、エクスポート時にまた1エントリーが消えていることが判明した。そこでこのエントリーを復活させることにする。なお、Googleのアイデア募集企画はすでに終了している。

 読者ブロガーのsumimotoshoheiさんのエントリー「Google がアイデア募集中!」で、Google のアイデア募集企画プロジェクト 10100を知り、アイデアを応募した。応募した内容は、「Second Earth(もしGoogleが発売するとすれば) 」で、もし、これをGoogleが取り上げれば、大変、面白いことになると思ったからだ。その特徴は、

(1) 「Second Earth」はGoogle Earthのデータを活用し、そこに46億年の地球の歴史をシミュレーションすることができる。

(2) 「Second Earth」にはタイムマシンがついていて、好きな時代、好きな場所に行ける。

(3) 「Second Earth」は、地球の歴史を変えることができる。たとえば、人間が登場しない地球。恐竜が絶滅しない地球。コロンブスがアメリカ大陸を発見できなかった地球。

(4) 「Second Earth」ではユーザーは神になることができる。

 プロジェクト10100の実施理由には、

このプロジェクトを実施する理由

 今や、かつてないほど多くの人々が多くの情報を手に入れ、さまざまなツールを自由に活用し、優れたアイデアを実用化できるようになりました。それと同時に、あらゆる立場の人々が多かれ少なかれこのようなアイデアの恩恵を受けています。

こうした状況にあって、最近の調査では、必要最小限の物質的な豊かさの中で、個人がより幸せを感じるのは人の役に立つことである、というシンプルな見方が強まっていることが判明しています。

つまり、人の役に立つことは、自分の役にも立つ、ということです。

ここで生じる疑問は、どうすれば人の役に立てるのか、またどうすれば十分に役に立てるか、ということです。

Google にその答えがあるわけではありませんが、答えはいたるところに存在するはずです。研究機関や会社、大学で見つかるかもしれないし、見つからないかもしれません。

本当の答えは頭の中、つまり今まで見てきたものや考えをめぐらせてきたことの中にひそんでいることもあれば、物事のちょっとしたつながりを発見したときや新しい視点で古いものを見直したときに気づくこともあるのです。

今、誰かの役に立つようなアイデアをお持ちでしたら、ぜひ教えてください。Google では、できるだけ多くの人々の役に立つアイデアを募集し、その実現を支援します。独自のアイデアを応募することも、他のアイデアに投票することもできます。アイデアの最終選出は専門の選考チームが行います。

役立つアイデアを心よりお待ちしています。

 このような公募は、いわば自分の会社のPRのひとつとして考えられてきた。子供たちから、絵画を募集したり、恵まれない地域の人に物品を送ったりするのも、いわば社会的ボランティアをわが社も行っているというPRである。したがって、多くは一時的なイベントに終わることが多い。その意味では、今回もGoogle創立10周年の意義もあった。しかし、大きな事業はそんなきっかけがないとできないのも事実である。

 また、本当に優れたアイデアがあるのなら、わざわざ公募などせずに、買収することで自分のものにしてしまうだろう。まあ、Googleが単なるイベントではなくて、本気で取り組むとしたら、面白いのだが。

 実は、「Googleと神」に、このアイデア「Second Earth」の発想の理由が書かれている。

 CNET Japanのブロガー佐々木俊尚氏の著書「Google 既存のビジネスを破壊する」(文春新書)を読んでみると、最終的にGoogleは神になるという言葉に集約されます。ユビキタスとは「いつでも、どこでも、だれでも」使える技術ということですが、別名「神の遍在」と言われます。つまり、本当に手の届くところに欲しいものが存在するためには、その人が何を欲しがっているかを知らなければなりません。それぞれの個人情報を集めれば、究極の監視システムになります。そしてそれは神のみが許された行為なのです。したがって、人々が何を欲しがっているかを知っている神の存在を目指しているということになります。でも、そこまで許してしまえば、人間は退化するだけですが。

 このGoogleと神の関係を考えたとき、ひらめいたのが前項「Second Earth」である。 「Google Earth」を見ていると、Googleは神の視点を目指しているのではないだろうか。

 Googleの究極の目的が神の視点だとすれば、一家に一台、自分だけの地球があったって、いいじゃないかと思った次第である。

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