家電屋VSコンピュータ屋、ホームサーバーの戦い
これは「アップルとマイクロソフト、家電への擦り寄り方」 を受けて考えたのだが、お茶の間で新たな日米決戦が始まろうとしている。それは、アップル・マイクロソフトのコンピュータ屋とソニー・松下などの家電屋である。テレビの周りの重要な位置をどちらが占めるかを争っている。たとえばマイクロソフトが アップルではアップルテレビが発売。 しかし、視聴者はそれほどホームサーバーを欲しがっているのだろうか。今までの受身的なテレビの見方をやめて自分の欲しいものだけをチョイスして貯めておきたいという気持ちはわかる。でも、ほとんどの視聴者はそこまでは求めていないのではないだろうか。
「今回のCESで発表するものはほぼすべて、『コネクテッド』というテーマと関わっています。たとえば、『Xbox 360』は家庭内のPCを拡張し、リビングルームで映画を再生することを可能にします。Xbox 360を利用すれば、ダウンロードした高画質の映画を再生できるようになるのです。」
今やコンピュータはデジタルライフの中心にあるもの。一方テレビはエンターテイメントに欠かせない存在。コンピュータの世界にあるホームムービー、映画の予告編、Podcastや写真を、テレビに映して楽しみたい。そんな夢をかなえてくれるのが、iTunesコンテンツを大画面に映し出すApple TVです。
一方ソニーは、久多良木健氏からの手紙、「PS3が創るリアルタイム・コンピューティングの未来」 ITpro
ネットワークで配信(再配信)可能なコンテンツには、ゲームの他にも、映画・音楽、許諾を受けた放送番組、あるいは個人が撮影した膨大な数の写真や動画などがあるだろう。今後、家庭において「プレイステーション3」自体がホーム・サーバーとなり、他の携帯機器やネットワーク接続されたデジタル家電機器、さらにはパソコンにも、ゲームや映像や音楽を配信することも可能になる。
つまり、この三社はホームサーバーの地位を狙っているのだ。