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素人だから言えることもある

ペコちゃん疑惑

 まず最初にこの写真を見てもらいたい
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http://fromto.cc/hosokawa/diary/2001/20010501-mita/
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http://taitoaiyama.blog2.fc2.com/blog-entry-148.html

 そっくりだと思いませんか。

 下の写真が載っていた「MA?ANA(旧バレンシア留学日記)」には

ペコちゃんは元々不二家がこのMiss Palomitaを盗用したものです。 不二家のwebには大嘘が書かれていますが、お客様電話サービスでもいいですから問い合わせれば解りますよ。 良く考えてみて下さい? あのバタ臭いデザインのペコちゃん、その使用開始の時期.... 因みにこのMiss Palomitaの会社はChurruca.saと言うのですが、創業は不二家より古いのです。
 ここでこの文章に反論しておく。それは筆者がこの文章をそのまま認めているわけではないことを確認してもらいたいからだ。

 不二家の歴史によると、ペコちゃん誕生は1950年(昭和25年)とある。一方、スペインのChurruca.sa が始まったのは1932年だという。だが、だから創業が早いといえるのだろうか。実はすでに明治43年(1910年)に洋菓子店・不二家が創業しているのである。だから、Churruca.sa.の創業より22年も早いのだ。しかも、このMiss Palomitaがいつからキャラクターになったのかわからない。もし、不二家のペコちゃんを見てMiss Palomitaを1950年以降採用したのかもしれないし、その逆だって十分考えられるのである。

 そこでペコポコランドというサイトでこんな記述があった。

ペコポコランド

ぺコちゃんが生まれたのは「ミルキー」発売の少し前、アメリカの雑誌に出ていた女の子を漫画的に誇張して図案化されました。女の子がいれば男の子もということでポコちゃんが誕生。不二家が戦前から温めていた名前、ぺコとポコの二人の名前が選ばれました。
とある。

 するとスペインじゃなくてアメリカなのか。

 遠藤諭の東京カレー日記「ペコちゃんの真相

ではあの顔のキャラクターは? というとミルキーの発売と同時、外国雑誌のさし絵からヒントを得たもので、まずペコちゃんが生まれ、ポコちゃんはペコちゃんから派生して作られた。「ペコちゃんたちのお父さんやお母さんをと考えたこともあったが、それではお祖父さん、お祖母さんはどうだ、伯父さん、伯母さんはどうだと言い出すと、天文学的な数字にもなりかねないし、第一ややこしいというので、とりやめに決まった」などとも書かれている。

(中略)

実物大のペコちゃん人形なんかの場合、さすがに日本人ふうに配慮して作られていたけど、もともとペコちゃんというキャラクターは、(不二家としては)アメリカの女の子のイメージで作りたかったらしいのだ。それが外国雑誌のイラストからヒントを得ることになった。そのキャラター(つまりペコちゃん)の個性は非常に強力で、人種を越えて歩きはじめたということなのだろう。そして、そのオリジナルは、実は、バード・アイという全く別の商品の広告キャラクターとして描かれていたということなのだ。

 そこでBIRDS EYEのホームページにいってみた。

 でも今ではそのキャラクターは使っていないらしく見つからなかった。ようやく見つかったのはこれ
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※文章を一部変えました。筆者の立場を説明しています。


追記 解決編としてペコちゃん疑惑・2を書きました。それぞれの疑惑について不二家スタッフに聞きました。
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