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素人だから言えることもある

やはり2015年アップルデジタル覇者計画は正しかった(ホームサーバの戦い・第100章)

残していたジョブズ氏の4年間新製品コンセプト

こんな記事があった。
英紙デイリー・メールによると、米アップルのスティーブ・ジョブズ氏は、今後4年間分のアップル製品のコンセプトと計画を遺していったという。

ジョブズ氏は死期が近いことがわかっていながら、1年以上アップルで働き、今後の同社を支えうるアップル製品を打ち出していった。そしてタブレットPCの「iPad」や携帯音楽プレーヤーの「iPod」、スマートフォンの「iPhone」、ノートパソコンの「MacBook」の新製品の設計図を準備していたという。

これらの設計図の詳細は明らかになっていないが、次に発表されるiPhoneスティーブ・ジョブズ氏の設計によるものだと言える。これはジョブズ氏亡き後のiPhoneなどアップル製品に不安を感じていた消費者や、投資家にとって朗報となると思われる。 (スティーブ・ジョブズの遺産、4年間分のアップル新製品コンセプト)

この記事は、追悼・2015年を目前に亡くなったスティーブ・ジョブズ氏(ホームサーバの戦い・第99章) の「30年ロードマップ」が正しかったことを意味する。この4年間の間にどんなことが起きるか。僕は、Steve Jobsの2015年のiPad考(ホームサーバの戦い・第59章)で引用した
もしアナタが 2015 年に iPad を使っているとしたら、自宅にブロードバンドを引くことなぞ意に介さないだろう。どこにいても必要なときデータを得ることができるからだ。バックアップに気を使うこともなくなる。データは常にアップルのクラウドに保存されているからだ。ソフトウェアアップデートも気にしなくていい。すべてはバックグラウンドで自動的に処理されるからだ。面倒なこともないし、ワームやウイルスも、マルウェアも侵入しない。そうなるためには、ネットブック好きのマイクロソフト愛好者より余計なカネがかかるのは当然だ。(Steve Jobs が Flash を嫌う本当の理由)
つまり、ブロードバンドによらない、すべてのコンテンツがiCloud上に載ることになるからだ。それこそが、アップルの最終計画なのだ。
映像・画像・音楽・書籍・ゲームなどのあらゆるコンテンツがデジタル化され、同時に通信コストが急激に下がる中、その手のコンテンツを制作・流通・消費するシーンで使われるデバイスやツールは、従来のアナログなものとは全く異なるソフトウェア技術を駆使したデジタルなものになる。アップルはそこに必要なIP・ソフトウェア・デバイス・サービス・ソリューションを提供するデジタル時代の覇者となる
(アップルの30年ロードマップ)( アップルのホームサーバ計画(ホームサーバの戦い・第43章))
しかし、本当にこのことでアップルはデジタル時代の覇者となれるのか。僕は、そんなに単純ではないと考える。マイクロソフトもグーグルもアマゾンもソニーも、同じことを考えているからだ。これからは、ホームサーバの戦いの新たな時代が始まったにすぎない。
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