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素人だから言えることもある

誰も小沢さんがわからない

小沢さんと朝青龍

 このエントリーは「小沢さんがわからない」の続きでもある。この二人、こわもてで、何を考えているか分からない。しかも強いという共通点がある。「安倍さんの世界」で引用した「誇大自己症候群」の例に当てはまるような気がする
(1) 自分のこと、自分の関心のあることばかり話したがる。逆に、自分の事が話題になるのを極力避けようとする。
(2)大げさな表現や大きなことを口にしたがる。ありふれたことではなく、普通の人が言いそうにないことを、さらっと言ったりする。意表をつくような、周囲があっというようなことをすることがある。どこか現実離れをした話をしたがる。
(3) 理屈っぽく、理詰めで話をする傾向がある。すぐに法律や専門的な知識を持ち出して、物事を論じようとする。話し方にも、自然な感情や思いやりに乏しい。逆に、感情を過度に煽るような、少し芝居がかったしゃべり方をする場合もある。
(4)過度に丁寧だったり、過度に傲慢な態度をとる。最初は緊張が強く、よそよそしくて警戒的だが、いったん話し出すと、ぺらぺらとよく喋り、急になれなれしい態度をとる。まだ、よく知らないのに、過度に相手のことを理想化したり、褒めたりすることもある。
(5) 少しでも自分の言ったことにケチをつけられたり、軽くあしらうような言い方をされると、そこにこだわった反応を示したり、顔色が変わる。
(6) 自分のやり方にこだわりが強く、融通が利かない。物事の見方や関心、視野、活動領域、価値観が過度に固定し、それを広げようとしても強く抵抗する。潔癖で完全主義の傾向がみられる。
(7) 家族や身内を過度に理想化しているか、過度に嫌っている。友達に対しても、心から信頼するというよりも、どこか表面的だったり、自分の都合で相手を利用しようとする。
(8)些細なことで機嫌を損ね、立腹する。そんなときは、普段とは全く別人のように、態度が豹変するのが特徴である。
(9) 気まぐれに、考えや決定がころころ変わる。だが、相手が決めることは好まず、自分が決定権を持とうとする。
(10) 相手によってひいきをしたり、態度が違う。従順で思い通りになる相手は、お気に入りであるが、自分の意思を持った存在には、批判的で激しく嫌う。
(岡田尊司著「誇大自己症候群」ちくま新書)
 朝青龍には(3)の傾向はあまりないようだが、両者とも記者会見の様子を見るといつも上から目線である。朝青龍の問題は、結局の親方の教育やしつけである程度直すことができたと思われる。もっとも、どこの世界でも、規格外の人間がいるもので、完全にこの傾向を止めることは不可能だったかもしれないが。
 どうしようもないのが、小沢さんの問題である。何しろ、民主党内ですら小沢さんの気持ちを理解できる人間は誰もいない。まして小沢さんを教育できる人間もいない。一方で、一年生議員を束ねているから、小沢さんの機嫌を損ねると、たちまち党内分裂となる。民主党を作ったのは小沢さんであるから、小沢さんを攻撃することがタブーとなる。

FF13民主党

 このようなストーリー、どこかで見たようなと思ったら、FF13にあった。FF13にはグラン・パルスとコクーンがある。それぞれファルシという名の統治者がいる。このファルシ、国の生命維持機構でありながら、他国を攻撃する悪の根源でもあったりする。ファルシを攻撃するとコクーンが破壊される。しかし、主人公たちの使命はファルシを攻撃することにある。まあ、ゲームであるから、奇跡が起こり、めでたしめでたしとなるのであるが。これを民主党に当てはめたらどうなるか。小沢を攻撃したら民主党が壊れる。ということになる。小沢さんがいなくなっても民主党が残っていたらこれもまた「奇跡」と言うのだろうか。
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