11月よりPS3に映画配信の時代来る（ホームサーバの戦い・第37章）
誰も注目しなかったサード・セッション
9月24日から、幕張メッセで「東京ゲームショウ」が始まった。初日はSCEの基調講演。新型PS3は、三週間で100万台売れたとか。PSP-3000が値下げしたとか言う話題はあったが、それほど大きなものではなかった。 ゲームニュースがそんな感じなのであまり期待しないで、PlayStation.comを開き、東京ゲームショウ2009」の特設サイトがあり、そのカンファレスのビデオを見ていた。すると、サードセッションのところに「PlayStation®Storeビデオカテゴリ、2009年11月リニューアル」という部分があることに気がついた。
今までアニメ中心であったビデオコンテンツ欄に、11月から映画やドラマ、音楽に力を入れていくという。コンテンツストアは、それぞれのゲーム機にあるが、映画配信をしているのは任天堂の「みんなのシアターWii」ぐらい(任天堂がWiiで映像配信を始める理由(ホームサーバの戦い・第32章) 参照)で、当然画質はSDクラス。Xbox360のXboxライブビデオマーケットプレースでも、アメリカ本国のビデオマーケットプレースと違って、大変貧弱なものである。(なおXboxでも比較したので、アメリカのPlayStation®Storeのムービーコンテンツも参照して欲しい)
さて、改めて、このリニューアルについてのニュースリリースを読んでみる。
PlayStation®Storeビデオカテゴリ リニューアル 2009年11月より映像ジャンルを拡張 映画、ドラマ、ミュージッククリップなど各種コンテンツを順次追加
リニューアルより順次、「ハリー・ポッター」シリーズ、「ターミネーター4」をはじめ、映画、ドラマなど様々なジャンルから300タイトル以上のコンテンツを、これまでご提供していた90タイトル1000話以上のアニメ作品を中心としたラインアップに加え、「プレイステーション ３」（PS3®）およびPSP®「プレイステーション・ポータブル」ユーザーの皆様に向け配信いたします。また、ミュージッククリップを株式会社レーベルゲートとの連携により、PlayStation®Storeにて取り扱いを開始いたします。
さらに現在ご利用いただいているダウンロード型レンタル方式※3と併せ、ダウンロード型セル方式※4でも多くの映像コンテンツが利用可能となり、視聴スタイルに合わせて映像作品をお楽しみいただけます。(PlayStation®Storeビデオカテゴリ リニューアル 2009年11月より映像ジャンルを拡張 映画、ドラマ、ミュージッククリップなど各種コンテンツを順次追加
PSPとPS3を組み合わせると今までになかった生活スタイルが生まれる
映像配信とレンタルビデオはどう違うのかと尋ねられた時、「まず、お店に行かなくてすむ、そして返さなくてすむ。」と答えるが、PSPとPS3がつながると、その上に、「また新しいスタイルが生まれる。」と答えることができる。上の説明に、「ダウンロード型レンタル方式※3と併せ、ダウンロード型セル方式※4」とあり、こんな解説がついている。※3期限付きで再生できるレンタル方式のコンテンツ。購入から30日間以内であれば、いつでも再生可能です。初回再生から48時間または72時間ご視聴いただけます。PS3®でダウンロードした映像コンテンツは（一部タイトルを除き）同じアカウントで機器認証したPSP®でも再生可能。また、PSP®からPS3®へ転送した映像をPS3®でお楽しみいただくことも可能。つまり、試しにPS3にダウンロードした映画が面白いと思ったら、PSPに転送して電車の中でPSPで視聴することも可能なら、友人宅に出かけてその友人のテレビで(PSPの映像出力により)見ることも可能というわけだ。ただ、同じアカウントではないので、友人のPS3にコピーすることはできない。
※4視聴期間の制限がないセル方式のコンテンツ。PS3®でダウンロードした映像コンテンツは（一部タイトルを除き）同じアカウントで機器認証したPSP®でも再生可能。また、PSP®からPS3®へコピーした映像をPS3®でお楽しみいただくことも可能。
